官方消息
本店已登錄為TabeLog店家會員。本店相關營業資訊,是由店家人員所公佈。
店名 |
Shukou Biyori Ateni Yoru Seimei Kitaichi Nishisan
|
---|---|
類型 | 日式小酒館、日本酒、海鮮 |
預約・查詢 |
050-5600-7527 |
可供預訂 |
可以預訂 |
地址 |
北海道札幌市中央区北1条西3 STV時計台通ビル 1F |
交通方式 |
從地鐵“大通站”到地下步行空間7號出口下車,步行1分鐘 距离大通 345 米 |
營業時間 |
|
預算 |
¥4,000~¥4,999 ¥1,000~¥1,999 |
預算(評價匯總) |
¥3,000~¥3,999~¥999
|
付款方式 |
可使用卡 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 无使用電子錢 可使用二维码支付 (PayPay、au PAY) |
服務費收費 |
お通し500円(税込) |
座位數 |
42 Seats ( 吧臺14席,桌子4人座×3・16人座×1) |
---|---|
個人包廂 |
不可能 |
包場 |
不可能 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
不可能 |
空間、設備 |
時尚的空間,平靜的空間,有吧檯座位 |
酒水 |
有日本清酒,有燒酒,對日本酒講究 |
---|
此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
---|---|
開店日 |
2019.3.22 |
電話號碼 |
011-281-4001 |
背筋を伸ばし、意気揚々と外に出た。
その意識は、限界に近い空腹を克服するためだった。
このところの忙しなさは、夜の食事を奪っていた。
朝食を摂る習慣もない者にとって、この状況はランチに依存せざるを得ない。
奇妙なことだが、前夜から翌日のランチを夢見る。
思い浮かぶものいえば、中華料理ばかりであった。
その夢想を辿るように、何らかの中華料理店を求め、空腹に対抗して背筋を伸ばした。
薄ら寒い正午過ぎの交差点に立ち尽くした。
見慣れない朱色ののぼりに向かって進路を変更した。
ちゃんぽんという文字が泳ぐのぼりに、言いようのない欲望が中華料理店を打ち消す。
札幌において、ちゃんぽんを打ち出す店は決して多くない。
記憶は音もなく過去を辿ってゆく…
ちゃんぽんの本場で食べた思い出。
だが、数十年前に及ぶ時の堆積は、味はもちろんのこと店名すら思い出すことができない。
ちゃんぽんランチに不相応な洗練されたインテリア。
そして著名な日本酒が立ち並ぶ。
その中で「白ちゃんぽん」で良いかどうか、不明なままにそれを頼んだ。
厨房の奥から、さっそく具材を炒める乾いた音が耳に届いた。
背筋を一層伸ばし、水をふくんで空腹と向き合う。
訪れたそれは確かにちゃんぽんだが、ひと口啜ると想像していなかったコク深さを携えていた。
キャベツともやしとニンジンの小気味の良い食感、イカや小エビの柔和な弾力、そして腰のしっかりした麺の存在感。
伽藍堂の肉体に、その三様は相まって染み入る。
目の前の小壺が気になった。
蓋を開けると辛子高菜が詰まっていた。
新たな風味を試みる。
もちろん辛子高菜に依存しなくても美味だ。
けれども、傲慢な食欲が味の変化を求めた。
言い知れぬ絶妙な高菜の微妙な辛さがちゃんぽんの奥行きを深掘りする。
このたゆまぬ食欲は、決して空腹ということが理由ではない。
ちゃんぽんをランチにしたという高邁な征服感に身も心も満たされた。
人生は用意された行程ではなく、先行き不透明な冒険であることを、ちゃんぽんによってあらためて気づかされたような気がした。
敢えて過言するならば、ランチそのものは小さな存在だが、偉大な冒険になる得るのだ…