店名 |
Cha cha drop(Cha cha drop)
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類型 | 咖啡店、三明治、西式甜點 |
011-717-5885 |
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可供預訂 |
無法預約 |
地址 |
北海道札幌市北区北23条西3-2-26 サムスイングビル 2F |
交通方式 |
市営地下鉄北24条駅 3番出口横(3番出口を出て右手にある雑居ビル2階) 距离北24條 20 米 |
營業時間 |
營業時間和假日可能會發生變化,因此請在用餐前諮詢餐廳。 |
預算(評價匯總) |
¥1,000~¥1,999
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付款方式 |
无使用卡 可使用電子錢 |
座位數 |
11 Seats ( カウンター3席 テーブル4席×2) |
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個人包廂 |
不可能 |
包場 |
不可能 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
不可能 |
空間、設備 |
平靜的空間,有吧檯座位 |
此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
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網站 | |
開店日 |
2012.8.16 |
父が胃を切除し、自宅に戻った後、吾家の朝食は様変わりした。
実家は関西だが、下宿をしても食事に拘らないようにと云うことで、納豆が並ぶ昭和の紛うことなき朝食から一転、パン食に変わり、今思えばアルミ製だったのかな、蓋の処に茶漉しがついた紅茶ポットがテーブルの中央に並ぶことになる。
叔母が茶を教えていたこともあり、物心付いた頃から茶に親しんできた。大正生まれではあるが、今から考えてもモダンな父の仕事の関係からキスチョコやクラッカーの類いが当たり前に居間の菓子盆にあり、冷凍のジンギスカンが冷凍庫に積まれているような家だったので、親には朝食の変更は違和感が少なかったようだが、小学校低学年の目には赤い茶の存在は勿論のこと、ポップアップトースターからのパンが焼ける香り等、余りの変貌にドギマギしたものである。
実家を出る迄、朝食の紅茶は当たり前の風景となり、初めての寮生活で買い揃えたものはコーヒーメーカーと紅茶の茶葉、恐らくトワイニングだったのかな、カラフルな茶葉の入った缶を数種類、今考えると細やかな、当時としては相当の出費の贅沢を愉しんでいた。
其のオレンジ缶の名前を冠した店が札幌にあった。
紅茶の専門店と云うのは存外ないもので、見つけると足を運んでしまう習性が身に付いた。紅茶は一般的には産地の名前で販売されているのだが、茶の枝の尖端部分から2番目に若い葉を指す言葉が茶葉の名前となった紅茶に愛着もあって、其れに誘われるように其の店を目指すこともあった。
北大からの帰り道、ふと思い出し、ワッフルと紅茶を愉しんで帰ろうと思い付いた。
此方の店は数か月に一度ぐらいのペースでしか訪問が出来ていないが、行くとワッフル、スコーン、ホットサンドから其の日の気分、お腹の空き具合で註文するのが一般的だ。
ワッフルは季節限定、売り切れ仕舞いのワッフルの提供があり、なんとなく其れを選択することが多いが、スコットランドを発祥とするスコーンやホットサンドを偶に食べると、なんだかニンマリ。訪問頻度を考えると、ワッフルだって偶にになるのだろうが、言葉の綾と云うのか、テキトーと云うのか、偉そうなことを書いている爺ぃなんて、こんなもんだ(笑)
今年は雪が多かったと云うこともあるが、まだ、其処彼処に雪が視界に残っおり、春が近いことは充分に感じられるのだが、視覚的に春を訴えられると、如何にもこうにも負けてしまう。
気分としては最初からワッフルだったが、目の前に苺の赤が飛び込んで来ると、其れ以外の選択肢が無くなってしまう。
紅茶は強い味が飲みたく、イングランドを意識したと云うベストセレクションからゴールデンアッサムを撰ぶ。
註文を終えて、鞄に忍ばせていた本を取り出し、後は活字と紅茶に時間を委ねることになる。なんて書くと格好良いが、ワッフルを頬張るのだから、店でそうそう格好良くしているわけでもないのである(笑)
先に紅茶がテーブルに到着し、ストレートで飲る。茶の香りに包まれてリラックス。ミルクの登場は二杯目からで、此れは此の10年ぐらい殆ど変化なく、年だけを重ねてきた。
暫くすると、苺のワッフルが姿を見せる。
ワッフルにのった苺の量は想像よりも多く、苺のソースにホワイトチョコ、練乳等と共に愉しむことになる。此れに口直しの苺のアイスクリームが付いてくる。
本に栞を挟み、此処から先はワッフルとの格闘タイムだ。冷めたら味が半減することは云う迄も無いから、此の選択は止むを得ない。
鼻腔を擽るような紅茶の香りがワッフルに力を加えてくれて、なんか幸せみたいことを感じながら、昼下がりを過ごす。
4ヶ月毎にスリランカから取り寄せられる茶葉を購入することが可能な店で、訪問したタイミングが取り寄せから時間が経っていないようなら、購入することもある。なんて、格好良いことを云ってるが、専門店の保管の方が優れていることは云う迄もないことで、茶葉の貯えがないなら何時買ったって良いものだろうし、取り寄せを公表していない店なら一緒じゃんと思う貴方は正しい(笑) 気取った台詞を平然と吐く奴を信じる方が悪いとは思うけどね。
今は紅茶の通信販売をやっているようだが、開店前に狸小路でやっていた紅茶専門店で経験を積み、6年前の夏に店を開いた店主だが、小ぢんまりとした店で、略若い女性、恐らくは女子大生が中心なんだろうなと云う客構成の店だが、紅茶と活字に浸ると、他の客も然程に気にならなくなる。店自体は爺ぃ、オッサンでも邪険にされることもないので、紅茶時間をのんびりと過ごしたいと考えるなら「あり」な店かな。