官方消息
本店已登錄為TabeLog店家會員。本店相關營業資訊,是由店家人員所公佈。
【苫小牧の元気印】かけそばも、もりそばも。
【2023新春蕎麦レビュー③】
私は初めて入る店では決まって「もりそば」を試す。それは一番その蕎麦(つゆを含め)の本質を感じやすいからだ。
但し、美味しいと思える店では温かい蕎麦も試す事が多い。シンプルなかけそば、華やかで衣と汁のハーモニーが素晴らしい天ぷらそば、野趣に富み汁に浮く脂も美味しい鴨やかしわ、江戸前風情を感じるオカメ(五目)や花巻き… 「種物」の豊富なバリエーションも楽しい。
そう、蕎麦の冷温に優劣は無く、とちらも魅力的な蕎麦なのです。温そばに関しては、蕎麦の味わいを感じ取り難いですが、甘汁(温汁)は出汁を感じやすくなります。
こちら蕎麦花のかけそばは、出汁ソムリエ早川賢氏監修の出汁が綺麗でコク深い。返しの塩梅も強からず弱からず丁度良いので、ゴクゴク飲みたい美味しい汁だ。
蕎麦も力強い若干だけ太めの二八なので、甘汁(温汁)に負けずに均衡を保つ。途中から添付される天かすを浮かべて気分転換。美味しくご馳走様。
温かい蕎麦にも蕎麦湯が提供されるのも嬉しい。
【流れ星的蕎麦豆知識】
冷たい蕎麦のつゆを「辛汁」
温かい蕎麦のつゆを「甘汁」と言います。
ある雨の日に。
夏とは言え、気温が少し下がり涼し気になった苫小牧、この日の体が欲するは、熱い汁の種物だった。
鶏肉とごぼうはジャストマリッジ。香ばしさと滋味の共演。そして花形は蕎麦花自慢の繊細な出汁、返しの主張も縁取り有り。そしてやはり千両役者は太蕎麦、熱い汁に存在が隠れる事無く主張する。
少し空いた小腹を埋めるは滋味深いとろろご飯。やっぱり出汁が良い。旨い旨いと心で語りながら完食だ。
スタッフは少ない人数で頑張っている。会計時には「雨の日にありがとうございます、雨だから飴…どうぞっ!」と笑顔で手渡してくれた。
ホッと和んだひととき、こちらも笑顔でありがとう。
美味しい蕎麦に笑顔の時間は午後の活力。
やっぱり蕎麦って素晴らしい。
暑い夏に、爽やかなる清涼感… すだち蕎麦。
すだち蕎麦の元祖は、関西の蕎麦屋「土山人」と言われているが、それはどうあれ蕎麦の歴史においてはまだ浅く、意外にも平成に入ってからの普及のようだ。北海道でもここ数年、季節メニューとして提供する店が増え、今では暑い夏の風物詩的な存在になりつつもある。
■すだち冷かけ蕎麦ととろろ飯 1,200円
こちら蕎麦花の冷かけは出汁が良い。キリッと冷えてスイスイ飲める加減に白だしのコクがさりげなくも繊細だ。そして勿論、爽やかな酸味と香りのすだちがググっと、見た目と味わいに彩を添える。蕎麦は中太で力強いタイプ、本来は繊細な蕎麦のほうがこのメニューには合うが、こちらではゴリゴリの「鬼おろし」を採用する事により重たさを回避、スッキリ感とバランス感を上手に演出している。
とろろ飯は鉄板的な美味さ。出汁タレが良いのでコクの余韻が、炊き上がりの良い「蕎麦の実ご飯」としっかりシンクロ。一食としてのボリューム感も十分で、これは美味しいセットメニュー。
そして今回感じたのは、少しスタッフの動きがダレてきたか…オープンキッチンはその立ち振る舞いや演出で、料理をより美味しく感じさせる事が出来るもの。出来ればもっと堂々としつつ迅速な調理(蕎麦は時間が勝負)を心掛けて頂きたい。
牛すじそばの存在感。
寒風すさぶ厳しい冬は、ホッとするようなあったか〜い蕎麦が食べたくなる。そう、具沢山な種物がより輝きを増す季節なのだ。
蕎麦花の力強い蕎麦は種物にもマッチしており、熱い汁にもクタッと負ける事無く、そのハーモニーを堪能出来るからオススメだ。
そして今回は初めて手繰る通年提供メニューをオーダーしてみた。
◯牛すじそば 1,019円+税
コロコロとした牛すじがふんだんに乗る。そしてメリハリある適度な甘さと豊かな出汁感の熱い汁に、牛すじの脂が程よく溶け出して、しつこ過ぎない良いハーモニーを奏でている。勿論、力強い中太蕎麦の存在感と汁とのマッチングもバッチリだ。沢山の長ネギもスッキリと良いアシスト、丼全体が良くまとまっているが、途中一味をふりかけても良い気分転換になりそうだ。(私は一味抜きでオーダー)
結論…この蕎麦は冬にこそ手繰るべし。
夏の日の蕎麦前は涼しげに。
蝉の鳴く夏の休日、C氏を招いての蕎麦会だ。今年は鉄の塊にまたがって、突然苫小牧にやって来るので楽しい。店は私が良く通うこの店、夜の蕎麦前訪問は初めてとなるので楽しみだ。…予約して訪問、真面目なC氏は遅刻する事なく店前にポツリと直立不動で立っていた。
まずはビールで乾杯!その後メニューから食べたいものを各々オーダーするのだが、やはりレビュアー同志、気になるものばかり…
■サッポロクラシック 550円
■冬花火 700円
■天明 750円
■山の井 800円
■蕎麦刺し 600円
■鴨焼き 510円
■板わさ 600円
■ローストナッツ 410円
■チーズのオイル漬け 670円
■小盛り蕎麦 450円
ステレオタイプなアテから創作系まで豊富な種類、どれも満足出来るレベルです。特に蕎麦花得意のナッツ系は完成度が高い。
チーズのオイル漬けは深みとコク、香ばしさと風味のオーケストラ、是非試してみて頂きたい一品ですね。
そして〆はやはり蕎麦。居酒屋的利用時は小盛りの設定が嬉しい。スルスルーっと手繰ってお腹も心も大満足。
夜の蕎麦花、一品の価格が求めやすくて味も満足。ついついお酒がススム時間が流れます。
いやいや毎度の「酔い気分」
次行こうか。
焼き鳥でもどうよ。
オッケー☆彡
よし歩こうぜ。苫小牧の夜も良いものさ。
【季節メニュー】旨味凝縮にてサッパリと。
蕎麦は躍動、流れ星です。
季節ごとに楽しいメニューをドロップする一休そばグループ。ここ蕎麦花では5月26日より待望の新作が販売開始、早速発売日に伺ってみる事とした。店内には更なる仕切りが施され、対策も十分だ。
■藁焼きカツオのタタキ冷やがけそば ¥1,250(税込み)
静岡産の藁焼き鰹のタタキを、自社工場の亀で寝かせた「本返し(醤油)」で漬けにして、蕎麦に乗せている。
鰹の旨味成分はイノシン酸であり、醤油には昆布等にも豊富なグルタミン酸が含まれているので、それらが融合する事により美味しい出汁に変わり、タタキの旨さが増すという理論・方程式だ。
迫力のルックスな丼内は、その他に鰹節、玉葱、万能ネギ、レモン、生姜、しそ、ゴマと、旨味の更なる追い打ちと、これからの季節に嬉しいサッパリさも施されていて食べ易い。
タタキは少しモッタリしているが、旨味はやはり上々で、蕎麦との相性が良い。冷やかけ汁は割とスタンダードなタイプで食べ易く、比較的強めなのは、こちらのやや太めの蕎麦に負けないよう工夫したのかも。
うん、美味しくて総合的には満足。リピートもありな力作だ。
但し今回は、蕎麦がいつもよりも固かった。こちらでは打つ方と茹でる方が異なるので、どうしてもその加減の擦り合わせは難しいが、決めては最終ランナーである調理スタッフに委ねられるので、トライ&エラーで自分なりの感覚を身につけて頂きたい。
後は始まったばかりのメニューであり、訪問時は2名オペレーションだったせいもあるが、蕎麦の茹で上がりから、盛り付け提供まで時間がかかり過ぎだった。
蕎麦は時間で刻々と変化する繊細な食べ物。如何にスピーディーに提供するかにも着眼点を置いてみるべきではないだろうか。
大好きであり、応援したい苫小牧の気鋭店。もっともっと頑張れ!これからも通います。
【オリジナリティ】燻煙鴨と木の実のカレーライス
蕎麦は生活… 流れ星です。
このご時世向けに、テイクアウト専用にて開発されたメニューが、ランチタイムに店内で楽しめるセットとして登場した。カウンターにはビニールシートが施され、コロナ対策もしっかりとされている。
【数量限定】燻煙鴨と木の実のカレーライス定食 1,173円(税別)
斬新なアプローチの「鴨カレー」。トロトロとした親しみやすいタイプのルーは、玉葱の甘さとコクに、強みである和風出汁が下支えする。やり過ぎない出汁感にセンスを感じる。ちなみに蕎麦花は、甘汁辛汁(冷・温)毎に異なる出汁を引く徹底ぶり。
そして蕎麦花と言えばの香ばしいナッツ遣い、そしてウィスキーチップで燻した鴨肉がリッチに味わいを盛り上げ、長葱が意外なアシストで蕎麦屋カレーという事を再認識させてくれる。辛さはじんわりなので、蕎麦との相性も上々、ライスは徹底的に蕎麦屋…蕎麦の実ご飯だ。
思いっきり斬新で興味を惹く構成ながらも、安心感を持たせつつ、さりげない蕎麦屋感をも注ぎ込んだこのカレー、これは一度は味わっておきたいメニューである。
ちなみにこの日の蕎麦、とても良い出来栄え… 風味甘味が引き出されていた。うん、満足。
【季節限定】牡蠣ときの子
食べて応援、苫小牧ランチ…本日土曜日の仕事ランチはこちら。どハマりした韮玉蕎麦と迷ったが、本日はある場所でお酒を飲むのでタウリン補給!な感じでオーダー。
「季節限定 牡蠣と森だくさんキノコつけ蕎麦」1,110円(税別)
器が二重構造の湯煎状で提供される汁は最後まで熱々で食べられてアイデアル。汁は若干とろみがあり、蕎麦に良く絡みます。
ふうわり柑橘香り、出汁が華やかで比較的優しいつけ汁に、プリッとふっくらの牡蠣が3個、きのこの風味と食感も良いアクセントでした。
さて、アイデアに長けた一休そばグループ、直営のこちら蕎麦花では、テイクアウト専用にて「燻煙鴨カレーライス」を600円で提供しています。
一見とってつけた感も否めませんが、しっかりと出汁の効いた蕎麦屋のカレーに、蕎麦花の十八番、木の実とウィスキーチップで燻煙した鴨ロースが3枚!各々が美味しいだけに、このカレーが美味しい事は一目瞭然!
私も機会があれば是非食べてみようと思います。
【季節限定】韮玉蕎麦で滋養強壮。
新型云々が流行の気配…しっかり免疫力を付けようと、このメニューを思い出して入店。
前回見事な連携を見せてくれたスタッフは二名が入れ替わっていたが、キビキビとしてストレスは感じない。
ニラ蕎麦は決して気を衒ったメニューにあらず、郷土蕎麦的に親しまれている蕎麦で、通年提供の有名店としては、芽室町の「紀山」などがあげられる。
【季節限定】韮玉蕎麦 990円(税込)
韮は混ざっておらず、蕎麦に乗っかるタイプでやや肩透かし。メニューでの解説にある通り、こちらの力強い蕎麦と韮の甘い滋味が良く合う。お互いの魅力を消し合う事無くしっかりと相乗効果が感じられ、正に大地の滋味のマリアージュだ。
説明では、卵は途中から汁に混ぜてとの事だったが、天邪鬼の私は、汁の蕎麦湯割も楽しみたいので、卵黄に汁を直接少し混ぜて、蕎麦と韮を卵黄にたっぷりと絡めながら手繰る。うん、マイルドなコクが加わって美味い。
韮の量もたっぷりで満足。定期的に食べたくなりそうな味わいだ。
忙しさは人を育てる。
1月23日、ふと思いついてこの店へ。11:45に到着、着席後には10人以上が待つ盛況ぶり。これは相当待たされるな…と思いながら「鳥ごぼう蕎麦」をオーダーした。
相変わらず女性3名でのオペレーション。期待せずぼんやりと眺めていると、数ヶ月前とは打って変わってのテキパキ感と連携に驚いた。
元々調理を担当していた女性は動きに更なる磨きが掛かり、以前はまだぎこちなさを感じた女性は、無駄な動きもなくスムーズで丁寧、そして主に接客を担当する小柄な女性は笑顔が良くて素早い動作、必要に応じてきちんとメニューを説明したり確認する親切さで素晴らしい。
無駄に声を掛け合う事無く、要点はきちんと伝え合う。そして3人が阿吽の呼吸で淡々と連携プレーをこなすので、料理の提供はスムーズ、ゆえに座席の回転も速い…
参りました。手元を見られながらの調理は大変なのだが、今回はお見事、完璧です。時間と忙しさは人を育てるのだろう。これならむしろ女性だけの店にした方がより輝きそうだ。
鳥ごぼう蕎麦は、シンプルでスッキリしながらも、鶏肉の柔らかさとゴボウの香ばしさ、そして滋味が良い効果。太麺との相性も十分で美味い。
最近ハラハラとさせられた同店、このようなレビューを書ける時を待っていた。
この店のファンとして思う事。
■蕎麦花とろろ飯定食 880円
基本的には蕎麦、ご飯共に美味しい。しかしながら、蕎麦にかつての「攻めと息吹」を感じない。
そして今回は数か月前、初々しい接客が印象的だった女性店員さが調理。これはこの手の本格派蕎麦店には合わないと感じるし、百歩譲ってアリだとしても、それはきちんとした動きが出来てから。オープンキッチン故に、その姿を見ていると、技量の前に調理のロス(蓋の開け閉めや動作、手ぎわ、スピード等)が目立った。これはその料理が本来持つポテンシャルの8割程度に留まるだろう。
ここが勝負どころのような気もするのだが・・・この店のファンとして述べるが、札幌に進出しても遜色の無い、あの存在感に出来れば軌道修正して欲しい。
苫小牧の花形店も少しのほころび。
■木の実セイロ 牛しぐれ煮丼 1,280円
ガッツリランチ!と銘打ったボリューム系セット。ん?新そばはルックスもこなれた感じで、蕎麦のイメージとしては何だか丸くなった感じかな。更に今回は新そばの優位性はあまり感じない。但し、出汁感豊かな汁と木の実(ナッツ)の滋味深さと食感のハーモニーは、やはり楽しくて斬新。添付される「呑むお出汁」もやはり美味しい。
牛しぐれ煮丼は、甘さしっかりながらもしつこくは無く、牛のマッタリとした旨味をたっぷりの長葱が爽やかにアシスト、これも無難に美味しい。蕎麦と合わせてお腹もしっかり満足。
今回はいつもの男性調理人が不在、女性職人さん(スタッフ?)が調理を担当していた。これはイメージの問題となるが、私は何となく不安を感じた。但しそのイメージとは根拠が曖昧なもので、例えば他の女性スタッフとユニフォームの一部でも差別化されていれば安心できる・・そんな程度なのかもしれないが。
但し、一つ明らかなNGはあった。それはカウンター内の調理補助として、店員さんが丼を調理するのだが、どうやら新人さんだったようで、逐一言葉で指導されながらの調理。目の前でそんな状況が繰り広げられたら、否が応でも「大丈夫かな?」と心配になってしまう。もしも店員さんに調理補助を任せるならば、きちんと指導した上で作業させるべきであろう。オープンカウンターは料理を演出する「本番のステージ」なのだ。
札幌圏の人気店に引けを取らない発想豊かなメニューを備えた実力店。そろそろハード面、ソフト面の中間チェックが必要な時期ではないだろうか。
すだち冷がけ蕎麦と燻製さばのほぐし飯。
■すだち冷がけ蕎麦 880円(税込)
■燻製さばのほぐし飯 380円(税込)
夏らしい冷やしメニュー。しっかりと太い出汁感が口の中に広がり、そしてすだちのスッキリとした爽やかな香りと酸味が鼻に抜ける。更には白醤油を使用したマイルドなかえしの縁取りが汁の味わいをまとめ上げる。すいすい飲める冷汁に存在感のある強めの蕎麦が主張。これはもう少し柔らかい方がより風味を感じ取り易いような気もするが‥。そして最後はゴリゴリと粗挽きの「鬼おろし大根」が食感に大いなるアクセント。これは満足感の高い一品だ。
燻製さばのほぐし飯は隠れた看板人気メニュー。薫香豊かで香ばしくホクホクとしたサバと、ふっくら炊き上がったご飯とのハーモニーは最高だ。
今や苫小牧最強であろう、新感覚の蕎麦屋。
■蕎麦花特製さば飯定食 880円(税込み)+蕎麦大盛り 250円 = 1,130円(税込み)
中太田舎蕎麦は粗挽き粉も混じる個性派。固めのコシなのだが、このタイプの粗挽き系蕎麦においてはもう少し茹で感があったほうが風味甘味が活きてくると思うし、そのほうが個人的には好みだ。
そして最近から、冷たい蕎麦には「出汁スープ」が提供されるようになった。経営陣の出汁ソムリエ早川賢氏が放つ、出汁をアレンジしたスープはイノシン酸とグルタミン酸のハーモニー的。感じ取るよりもグンと攻めてくる味わいで、これはこれで旨い。そして出汁に注力した結果、その味わいを基軸に蕎麦メニューの魅力がグッと底上げされてきている感じがある。
そしてこの店の母体である「一休そばグループ」の十八番、青魚系メニューのエースは鯖。その鯖を燻製にした「ほぐし身」を蕎麦の実ご飯に乗せた「燻製さば飯」も実に美味い。鯖の味わいを活かした程よい燻製感は、ご飯との相性も十分。基本はそのままで、途中飽きがきたら添えられた専用のタレを振りかければ、良く締まった縁取り感で二度美味しい。但し、いち料理としての完成度を目指すのならば、薬味である紫蘇の分量をグッと増やしたほうが、華やかで味わいバランスもより良くなると思う。
接客サービスも良く、もはや十分に強い店だと思うが、まだまだ伸びる余地あり。仮に激戦区札幌圏に進出しても上位に食い込むような存在になって欲しい。そんな期待を込めてこれからも通いたい。(専用駐車場あり)
今や苫小牧を代表する新感覚の蕎麦屋です。
日々進化を遂げる同店、食べさせ方の工夫やサイドメニューの充実等、蕎麦以外の部分にも益々磨きが掛かってきた印象だ。王道かつ伝統的蕎麦屋というよりは、現代型本格派な感じ。個人的には蕎麦自体がもっともっと進化向上してくれると、札幌圏の名店にも引けを取らない存在になると思う。
■山わさびセイロ 860円(税込)
自分でわさびをおろすスタイルで楽しい設定だが、おろし金が甘く、おろすのに結構時間がかかり、中々蕎麦を手繰れない。出来れば蕎麦の前に、薬味を提供したほうがより良いのかも。
そして器にわさびをおろしてしまうと、その器に直接蕎麦汁を注ぐスタイルなので、辛くて大変な事になる。メニュー画像では、蕎麦に直接おろす設定のようだが、私としては普通の猪口で、わさびの量等を調整しながら手繰りたかった。
そしていつしか「飲むお出汁」が提供されるようになった。これが上品かつ、そのまま飲んで美味しいように調整されていて、実際に旨い。これは今まで見た事のないサービスで良い感じだ。出汁ソムリエが在籍するチェーンなので、汁の要である出汁が旨い事は大いなる強みである。
苫小牧中心部のオススメ蕎麦
久しぶりの訪問。良い蕎麦、良い味わい、良いサービスを提供していれば、必然的に繁盛するものでしょう、平日のお昼時は賑わっていました。
こちらの店の強みは、焙煎木の実セイロ等、いわゆる変化球系のメニューの質が高い事。勿論それは蕎麦を含めたベースがしっかりとしていなければ成り立ちません。
この店はセイロを中心に、冷たい蕎麦推しの店ですが、今回は種物を味わってみようと伺いました。。。が、種物メニューは「かけそば」を含め四種のみ。そっか、この店は天ぷらを置かない店でした。(天ぷらとは関係ありませんが、本当は親子蕎麦を食べたかった)価格帯も案外強気設定ですが、ランチセットはスムーズな設定ですかね。
■【ランチ】鳥ごぼう蕎麦ととろろご飯 980円
鳥肉は茹でのモモ肉、柔らかく大きく存在します。比べてごぼう感は控えめかな。蕎麦は基本的に中太で強いタイプなので、熱い汁にも負けていません。汁はメリハリの効いたタイプで出汁もしっかり、力強い蕎麦とのマッチングも良好ですね。
蕎麦の実ご飯に、出汁醤油のかかった「とろろ」を混ぜて、かけて味わう。。。これも質・味わい共にGOOですね。全体的なボリュームも丁度良いです。
決してリーズナブル店とは言えないですが、高いとも言えません。コスパとしては十分、ランチも1000円札一枚でこの内容ならば満足ですね。
※尚、向かいのコインパーキングのサービスは1年以上前に無くなったそうです。普通に食べてササッと店を出れば、駐車料は100円でしょう。
店名通りの香る蕎麦~一休そばが見せた本気
【2015/10】
時より訪問しているが、今回は少し気になる点があった。蕎麦がこなれてきていると言うか・・・当初の輝きを感じないのだ。良い意味での粗々しさと強い風味が魅力だったので、少し評価を下げさせて頂く。又、肝心な蕎麦の茹でや洗いを、ご主人以外のスタッフが行うようになったのも、個人的には気になるところ。そのような店は他にもあるが、美味しさには気持ち(イメージ)が肝要。完全なオープンキッチンなのでデメリットは大きい。まあ、今回頂いたきのこせいろも、具沢山かつナッツを効かせたオリジナリティもあり美味しく頂けたし、変わらず応援したい店ではある。
-----------------------------------------------
【2014/12初訪問 蕎麦レビュー道内400件目】
店名通り「良く香る蕎麦」である。
苫小牧駅前通りの象徴的存在だったラーメン屋の跡、2014年暮れにオープン。こちらは苫小牧に本社を置き、札幌圏にも展開中の「一休そば」が経営する小さな蕎麦屋。今風であるが、やり過ぎ感のないお洒落具合が居心地良く、変り種の創作メニューも豊富であり、今までに無いイメージの店作りをしようとしている感じだ。そして蕎麦自体も、大衆的な「一休そば」とは異なる本格派蕎麦を提供している。(尚、こちらの店は一休そばの名称を一切使用していない)
「もりせいろ」650円
ネーミングが少々押し付けがましいと言うかイマイチ解り辛いのだが、いわゆるスタンダードな「もりそば」である。蕎麦は二八、中太の挽きぐるみ、水切り具合は若干緩め、ボリューム感は中々良し。少々茹で不足気味な固さを感じる事と、短い蕎麦が多く混じっている事が少し残念だが、蕎麦は「富良野産牡丹種」を使用、その牡丹種の風味甘味がとても良く引き出されている蕎麦である。私としては、この種の蕎麦も相当食べ歩いているが、香りの引き出し方に関しては道内最高位に属する位に良かった。
つゆは鰹節が前面に香るスッキリ~サラリ系でコクのあるやや甘口。こちらは今流行りに偏る事の無い王道系であり、万人ウケする味わいとも言える。そしてこちらの蕎麦との相性も良好だ。薬味のネギは水にさらしておらずエグさが目だった。蕎麦湯は白濁の釜湯。
珍しい富良野産牡丹種を使用(メニューにある秋田産階上早生はその時々でブレンドされるとの事)。本格派蕎麦を、工夫を凝らしたバリエーション豊かな方法で提案する楽しい蕎麦屋であり、何よりもその強い風味は素晴らしい。
まだまだ改良改善の余地もありそうな蕎麦/店ではあるが、ようやく苫小牧にも現れた「強い蕎麦屋」は札幌圏の強豪店にも肩を並べられる存在感。ある種の洗練さが身につけば更に強くなるだろうし、今後大いに期待したい店でもある。
店名 |
Kaoru Tsukesoba Sobana
|
---|---|
類型 | 蕎麥麵、日本料理、日式小酒館 |
050-5456-0378 |
|
可供預訂 |
無法預約 |
地址 |
北海道苫小牧市王子町1丁目1-16 1F |
交通方式 |
從JR苫小牧站徒步5分鐘 距离苫小牧 494 米 |
營業時間 |
|
預算 |
¥2,000~¥2,999 ¥1,000~¥1,999 |
預算(評價匯總) |
¥3,000~¥3,999¥1,000~¥1,999
|
付款方式 |
可使用卡 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 可使用電子錢 (Suica等交通系電子貨幣、樂天Edy、nanaco、WAON、iD、QUICPay) 可使用二维码支付 (PayPay、d付款、樂天支付、au PAY) |
收據 |
可開立符合發票規定的收據 註冊號碼T8430002058036 *有關最新的註冊狀態,請查看符合國務院發票系統資格的發票發行人發布的網站或聯絡商店。 |
座位數 |
25 Seats ( 桌子12席半包間4席吧臺9席) |
---|---|
最大宴席可容納人數 | 12人(座位) |
個人包廂 |
可能的 可容納4人 4人座,卷簾可分隔 (半包間) |
包場 |
可能的 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
可能的 步行1分鐘,面向LAWSON的專用停車場有7個車位,正對面有收費的投幣式停車場 |
空間、設備 |
時尚的空間,平靜的空間,有吧檯座位 |
酒水 |
有日本清酒,有燒酒,對日本酒講究 |
---|---|
料理 |
提供英文菜單 |
此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
---|---|
位置 |
神秘不為人知的餐廳 |
關於兒童 |
接待兒童(接待嬰兒,接待學齡前兒童,接待小學生),接待嬰兒推車 |
開店日 |
2014.12.3 |
電話號碼 |
0144-82-9463 |
備註 |
≪可用的QR碼結算≫ PayPay/LINEPay/d支付/auPay/WeChatPay/Alipay ≪包租詳情≫・使用時為夜間無營業日的17:00以後。・可使用人數除櫃臺席位外,為16人。 |
新年最初の蕎麦手繰りは特に理由は無いものの、4日から営業していたこちらへ何となく入ったのだが、どのメニューを選んでもハズレない安定感も店の魅力なのだ。
■牡蠣と森だくさんキノコつけせいろ 1,350円
毎年冬に登場する人気定番メニュー。ゴロンとした大ぶりの牡蠣が3個、風味豊かな舞茸やしめじ、なめこもタップリのつけ汁は出汁感に優れており、角々しさもなくスムーズに蕎麦を絡む。
蕎麦は中太でやや硬めの力強い仕上がり。この日は風味が良く出ていた。汁が冷めないように、桶で湯煎状態で提供される工夫も良し。
うん、美味しいメニュー。