店名 |
Resutoran Sahorogaden
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類型 | 法式料理、食堂 |
預約・查詢 |
01566-4-7111 |
可供預訂 |
可以預訂 |
地址 |
北海道上川郡新得町新内西5線148-5狩勝高原 サホロリゾートホテル内 |
營業時間 |
營業時間和假日可能會發生變化,因此請在用餐前諮詢餐廳。 |
預算 |
¥6,000~¥7,999 |
預算(評價匯總) |
¥6,000~¥7,999
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付款方式 |
可使用卡 可使用電子錢 |
包場 |
不可能 |
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禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
可能的 |
空間、設備 |
平靜的空間,座位寬敞 |
酒水 |
有葡萄酒,有雞尾酒飲料 |
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此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
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位置 |
飯店內的餐廳 |
關於兒童 |
接待兒童(接待嬰兒,接待學齡前兒童,接待小學生) |
網站 |
ゲレンデ隣接のホテルにてフレンチを食べられる施設は案外少ないものです。
夏とは違って閉鎖された屋内で食事をすることにも整合を感じてしまいます。まるで地下室のように窓の無いホールは真夏ならば息苦しくなってしまうかもしれません。でも、ぬくもりが有難い十勝の冬はその限りでは無いように心地良く過ごせました。そのようなシチュエイションならばフランス料理も受け入れ易いのではないでしょうか、という提案です。とはいえ天井の低いホールですので談笑されるなど騒がしく過ごされることが予測できる方々には一考を願いたいと思います。
◇1月のフレンチディナー
・アトランティックサーモン 塩麹のオイルマリネ
一見するとサーモンの刺身が一切れ、そんな印象を持つと思います。それはあながち誤っていません。というのも、刺身は醤油を付けて食べるものという先入観から離れてみればこれもまた刺身ではありませんか、ということです。塩麹は甘い風味が塩辛さを和らげてよいものですね。そこにオイルを垂らしたら西洋料理に大変身です。下に敷かれた赤い大根は胡椒がほんのりと利いてアクセントになっていました。サーモンのオレンジとのトーンが映えます。北海道というと鮭の印象がありますがこの品は輸入品なのですね。半身の大きさが想像できますし厚さもありながら、それほど大味なサーモンではありませんでしたし、けっして軽い前菜ではなかったと思います。この彩りの細いブロッコリ、好きなんですよ。地味に嬉しかったです。
・十勝マッシュとじゃがいものクリームポタージュ
恥ずかしくも自分は、マッシュとはマッシュドポテトと勘違いしていたのです。どうして「一番ベスト」のような重複表現をするのだろうと首を傾げていました。ひと匙口に含むと土のような香りがしました。ああ、マッシュルームだったのですね。十勝が日本におけるマッシュルームの一大産地であることは帰ってから知りました。豊かな乳のコクとじゃがいもの粘質が舌にまとわりつくような口当たりが好みでした。
・オホーツク産メヌケのポワレ 厚岸あさり添え
メヌケはカサゴに似た魚との説明がありました。皮目から察するに鱗が小さいように身受けられ綺麗にポアレされていました。魚は皮と身の間の脂とゼラチン質に美味しさが隠れているので、熱を加えて融け出させてみたり、さっくりと水分を飛ばして仕上げてみると潜んでいた旨味が現れるものです。この魚は加熱すると筋繊維が離れる性質の類でした。カトラリを当てると連なっていた推が分かれていきます。活けではあまり締まった身ではないようで、甘塩鱈のような味と施しでした。活けというより塩気が染み入っているのです。月間を通して同じ品書きを貫くのですから工夫なのだと思うことにします。ガルニチュールにズッキーニ。しっとりしているのにまとまっているクスクスは余ったソースを受け留めてくれます。クリームソースが美味しいのは乳製品が身近にある十勝ならではのことなのでしょうか。
・牛ヒレorロース肉のグリル ロッシーニ風
フィレを選びました。予想していたより大きく立派な肉料理でした。脂が強いと食傷するかとフィレを取ってみたものの、サシの入った和牛のような柔らかさと脂を感じました。ソースもクラシカルな風合いで好みです。こちらの料理長殿はこのコースにおいて肉に重きを置いてらっしゃるのではありませんか。少量あるいはあっさりとしていたら満足できないでしょう、お腹いっぱいにしてくださいね、そんなやさしさを感じました。ロマネスコをあしらったのは茎ブロッコリというライトモティーフの変奏なのだとしたら面白い描画ですね。
・本日のサラダ
肉と同じタイミングで提供するのですね。特徴に乏しいありふれたサラダでした。既製品の乳化したフレンチドレッシングに酷似していましたが、密度が薄くさらりとしていました。
・パティシエ特製デザート
抹茶ホワイトチョコレートケーキでしょうか。ロイズや石屋に代表されるように、カカオとは無縁な土地に何故にホワイトチョコレートが存在するのかという事実は他の出典に委ねるとして、その原材料に北海道十勝ならではの乳由来のものを推したいきさつは分かったつもりです。これと言って特筆する要素は無かったものの、後々まで印象に残る一品でした。水菓子風のデセールを提供する機会が多い日本のフレンチですが、牛乳もクリームもバターも堪能してください!そんな気概を感じさせる濃厚な菓子でした。
・自家製パン
胡桃のパンとバゲット 北海道バター
パンは標準的な品質です。ただしバターは侮るなかれ、バターが一切れ残っていたのに器を下げて新しいものを不足など生じないほどにたくさん運んでくれました。しかもそのタイミングでパンに塗りやすい柔らかさだったことは特筆したいと思います。そのバターが道産か否かはここで述べるのにふさわしくないので割愛するとして、十勝では人々の食生活の中にバターが当然のようにあるのではなかろうかという確信に近いものを感じました。
・コーヒーor紅茶
ゆったりと食事の余韻に浸りました。なのに食中視界を横切って行った人たちのことを湧き上がるように想像してしまいました。ジャージにスリッパでフレンチとはかき捨ての恥を知らぬのか、一時間も経ずに去って行ったのは空腹が治まらなかったからなのだろうかと。フレンチレストランでのマナーを知りさえすればそれほど敷居は高くないものなのですが。
総合☆2.9
お互いに顔も知ることの無い、調理される方と客ども。その橋渡しを担うのがお給仕さんの仕事のひとつだ思います。
見えないことによって調理人は均質な仕事をしてらっしゃるのでしょう。しかしながら客どもに面するお給仕さん、あるいはソムリエの、客との距離感の取り方には絶妙の間を実感しました。口を挟んでも差し支え無いところでは料理についての説明がありながら、グラスが空くタイミングを見計らって注いでもらえる配慮にとても満足できました。ありがとうございます。
これからも一期一会の仕事を大切にしてやってください。ご馳走様でした。