店名 |
Sannomiya Ikkanrou
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類型 | 中國菜、肉包 |
預約・查詢 |
050-5570-6527 |
可供預訂 |
可以預訂
◆当日のご予約はお電話にて承ります。TEL:078-321-1778 |
地址 |
兵庫県神戸市中央区北長狭通4-2-16 |
交通方式 |
JR・阪神線元町站步行1分鐘 距离元町 145 米 |
營業時間 |
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預算 |
¥2,000~¥2,999 ¥1,000~¥1,999 |
預算(評價匯總) |
¥1,000~¥1,999¥1,000~¥1,999
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付款方式 |
可使用卡 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 可使用電子錢 (Suica等交通系電子貨幣) 无使用二维码支付 |
服務費收費 |
なし |
座位數 |
32 Seats |
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個人包廂 |
不可能 |
包場 |
不可能 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
不可能 附近有很多投幣式停車場 |
空間、設備 |
時尚的空間,平靜的空間,接待輪椅客人 |
酒水 |
有日本清酒,有燒酒 |
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料理 |
對蔬菜菜式講究 |
此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
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關於兒童 |
接待兒童(接待嬰兒,接待學齡前兒童,接待小學生),接待嬰兒推車
備有兒童用椅子 (2把) 。也可以推著嬰兒車來店裡。 |
網站 | |
開店日 |
2021.10.24 |
電話號碼 |
078-321-1778 |
南京町から脱しJR元町駅を通り過ぎた。
摩耶山に向かって緩やかに伸びる坂道に向かうと、人の気配は薄らいだ。
路地裏のような道も容赦なく日差しを浴びているのに、どことなく陰鬱な印象だった。
けれど、私には人混みの南京町を去り、少し落ち着いた雰囲気の中で中華ランチを味わいたいという意図があった。
鮮やかな赤い看板と清潔そうな白の暖簾の対比が目に飛び込んできた。
「三宮一貫楼元町北店」は2022年にも訪れた店である。
その時の印象の余韻に導かれて店に入ると、営業を開始したばかりの時刻だというのに、すでに数組の客の姿が見受けられた。
店内はよくある中華料理店的喧騒を放っておらず、むしろ落ち着きのある雰囲気に包まれている。
良く効いた冷房の心地よさにすぐさま体の熱も落ち着きを取り戻しつつあった。
その中で自覚したのは、肉ちまきとトンポーローに満たされつつある食欲だった。
食欲は幾分満たされつつあるのは確かだが、生ビールは別の欲求だ。
多彩な中華料理ラインナップに興味を奪われる中で、地に足を着けた食事を求めようと心の中で宣誓しながら「五目焼きそば」(1,000円)と口ずさんだ。
次々と客が店内を埋め尽くしてゆく。
そして隣に座った40代の夫婦らしき男女もビールを注文し、それを口にしたかと思うと矢継ぎ早に注文を繰り返していた。
そこに五目焼きそばが突如として現れた。
大きな皿の上の頂上で目玉焼きという意外な存在が鎮座し、その下で色とりどりの野菜や海鮮が麺を覆い尽くしていた。
箸で掻き分け、麺の存在を確かめる。
処々に焼き焦げの痕跡のある細く乾いた麺は、持ち上げると一瞬噴煙のような湯気を放っている。
その味わいもまた南京町で出会ったそれと同様、穏やかな風味で主張し過ぎることを拒んでいた。 餡に絡んだ野菜や海鮮は小気味の良い咀嚼音を響かせてはビールを促す。
すると、隣の男女のテーブルに、よだれ鶏、ピータン、餃子、黒酢酢豚、さらに追随するように海老玉子めしが置かれていった。
私は羨望の眼差しを隠すべくなるべく平静を装い、隣のテーブルのラインナップを一瞥した。
なるほど、それはもはやランチではなく中華飲みの域に入っていた。
関西弁の会話からしてもおそらく地元出身のようだ。
『しかし……』と私は心の中で誓うように自分に言い聞かせた。
『次回は大阪ではなく、神戸を軸に旅をしよう』
神戸中華の食べ歩きは、旅人にとって日中のアルコール同様、否、それ以上の非日常的体験にほかならない。
残り少なくなった五目焼きそばに酢をかけ、味の変化を楽しみながら次回の神戸を早くも夢想する自分に気づいた。
ビールがもたらす程よい酔いを打ち消すような猛烈な暑気が昼下がりの神戸を覆い尽くしていた。
来た道程を戻るように、三ノ宮駅までの道を辿った。
39度を超える熱気と軒を連ねる商店街の店先からこぼれる冷房は、もはや東南アジアを旅している気分を醸し出すのだった……。