カレーうどんは初めて
晦日の昼にスーパーに買い物に行く前に、細君とのんびりと食事。地元のうどんやさんである。この店、その昔、一度閉店したのをそれを惜しむ今のオーナーが残念に思い、再度、始めた様なことを何かで読んだが、その後、繁盛している様で何よりである。日本酒他の品揃えも充実しており、夜に種々の料理と合わせて楽しむことも可なり。
細君は、寒いし久し振りということで鍋焼きうどんを頼む。此方は、少し前に飯田橋で鍋焼きうどんは食べたところだったので、暫し黙考、で、珍しくカレーうどんを頼む。そう言えば、カレーうどんはこの店ということでなくかなり久し振りで、前回、いつ食べたか思い出せない。うどん屋、或いは、蕎麦屋の麺と合わせたカレーは、カレーライスの其れとは一線を画す。
勿論、ご飯と合わせるのではないという部分は当然だが、うどん、蕎麦に使う出汁を合わせて風味が良いし、少し餡が掛かっておりそのとろみがのってりとしていて其処が良いのである。
具は、肉に、葱に、天かすというシンプルな構成。もう一つぐらい野菜があっても良いかなとも思うが、それが何かは思いい付かない。して見れば、これで完成しているとも言えるのかも知れぬ。敢えて言うなら香の物か。
ふむ、辛さは食べた瞬間に峻烈に舌を刺激するものではないが、真綿で首を絞めるが如くじんわりと浸透してくる様なもので、その内、額にかなりの汗を掻いて、細君は笑っていた。今、こうして記載していても頭頂部が天に引っ張られて、毛穴が開く様な感じがする。うどんの茹で加減も良いし、量もきちんとしている。カレーが主かうどんが主かそのバランスが難しいものだが、按配も見事。とても美味かった。ほかほかと未だ滲む汗を拭きながら勘定を済ませて店を後にした。
苦楽園口駅に沿う様にある日本家屋で、景観としての馴染みも良い。又、行こう。
地元の良店
大阪出張を終え、東京に戻る前の昼食を細君と此処で。苦楽園口駅のすぐ脇の夙川沿いにある民家風のうどん屋である。蕎麦も出すし、所謂、蕎麦前(うどん前とは言わないのだな)も色々提供する。
この日は、前日の客先との会食で、その日のうちに東京に戻ることが出来なかったので、翌、月曜日は家で在宅勤務をしてから東京へ戻った訳だ。
この日は、8月の終わり頃だが、未だ猛暑で暑いことのこの上なし。この店では定番のもの以外に、季節に添った様な料理もあり、この日は、そのメニューに目が行き「すだちのひやひやと鶏そぼろ飯」というものを頼んだ。蕎麦も選べるがうどんを頼む。この店はうどん屋故。細君は「おかめうどん」。
すだちを薄くスライスしたものを蕎麦やうどんに万遍無く乗せたものを幾度と見るが、食べるのは二度目だと思う。すだちなどの柑橘は大好きで焼き魚他でもよく利用する。蕎麦にはどうかと思うが冷たいうどんには好適である。
このうどんの汁が、そうしてすだちを沢山あしらっているので、何とも爽やかで全部飲んでしまった。醤油も塩味も薄く、実に上品な味で堪能した。鶏そぼろ飯は、そぼろが少し足りぬ。もう少し多く盛ってくれると実に良いのだが。
この店、この界隈に住む場所を設けてから、長らく訪れず相当経過していたのを思い出す。住んでからややあって香港に駐在になったとは雖も、これだけ近いのに不思議なことである。今回の利用でどうやら4~5回目ということか。これからは折に触れて利用するだろう。
天ざるうどん
阪急「苦楽園口」傍にある一軒家のうどんの店。蕎麦も供する。4月に一時帰国した際は、鍋焼きうどんに相好を崩し大いに楽しんだが、今回は、流石にそれは暑苦しいので、天ざるうどんを頼んだ。天ぷらと麺類を食べる際には、蕎麦でもうどんでも麺とうどんが一緒に乗せてあるものより別に分けているものの方が好きである。
天丼となるとこれはご飯に天つゆがしみ込んで、渾然一体となったところにその妙があるが、麺類となると、天ぷらのタネにもよるが、つゆや汁でタネがベチャベチャとふやけた様になるのも見苦しいし、何か違和感がある。まあ、竹輪だとか玉子の天ぷらの様なものであればそれも厭わないのだろうが・・・
なので、天ざるを頼んだ。今回はうどんである。通常天ざるの場合は天ざる蕎麦を頼むのだが・・・・
1つ1,280円と天ぷらが付く割には安い。天ぷらは海老2尾に、野菜3種(えのきだけ、紫蘇、南瓜)である。この内容で、1,280円は良心的。天つゆは甘くてくどいという様なこともなく、さりとて醤油の勝った辛いものでもなく、程好いもの。
麺が少し少なかった。最初から150円追加で大盛りにしておけば良かったが・・・・
細い、稲庭うどんの様なものである。太いのでも細いものでもそれぞれの良さがある。満足した。
鍋焼きうどん旨し
日本に1年4か月振りに一時帰国したのが3月28日の深夜1時過ぎ、翌日は始終雨だったが、その翌日からは雲も殆ど無い晴天。でも、もの凄く寒く感じて、家で「寒い寒い」を連呼していた。長い間、熱帯の国に生活していて、年間を通して最高気温が30℃~33℃になるマレーシアにいるから、皮膚のセンサーがそれに慣れたものかも知れぬ。今も、未だ朝晩は寒く感じる程である。
この店は、阪急「苦楽園口」駅の脇にある店で和風の一軒家の店である。線路側と反対に夙川がある。丁度、訪れた際には席にもよるが、窓から桜を楽しむことも出来る。数年前に一度店を閉じたが、それを勿体無いと感じる誰かに継承されたかたちで、店名も変えず今に至る。尤も、この地に居を構えて20年近くになるが、何故だか今回が初めての訪問である。
花見の客が多いので店に入る迄に20分程待ったが、別に急ぐ用向きがある訳でもない。店外で外にも入店を待っている客と同様に春の陽光をぽかぽかと浴びながら桜を眺めていた。
店内に入り、窓際の桜を眺めることが出来る様に配された長い横一列のカウンター席に家人と並んで座る。二人で「鍋焼きうどん」を頼んだ。蕎麦なら豪華なのは天ぷら蕎麦だが、うどんとなると鍋焼きうどんである。季節は春だが、冒頭に記載した様に体がが寒がりになっている。故に、熱い鍋焼きうどんである。具沢山で華やかでもある。
大きな海老が入っていることは言うまでもなく、凡そ鍋焼きうどんに似合いの具は過不足無く入っている。マレーシアで鍋焼きうどんは見たことがない。こんなに熱いものを食べる向きが少ないからであろう。でも、存在はするのだと思う。眼が其れに向かわないから気付かないだけだろう。
うどんのつゆは辛すぎず、関西の優しい出汁の効いたもので、少し掛けた七味がほんのりと更に体を温める。麺の量もそれなりでけち臭いことも無し。うむ、鍋焼きうどんは冬に食べるものと、自分の相場は決まっていたが、実に体に染み入る様であった。幸せである。
店名 |
Taishouan
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類型 | 日式小酒館、麵類、食堂 |
預約・查詢 |
050-5456-2472 |
可供預訂 |
可以預訂 |
地址 |
兵庫県西宮市石刎町1-23 |
交通方式 |
阪急苦樂園口東側即到 距离苦樂園口 12 米 |
營業時間 |
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預算 |
¥2,000~¥2,999 ¥1,000~¥1,999 |
預算(評價匯總) |
¥1,000~¥1,999¥1,000~¥1,999
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付款方式 |
无使用卡 无使用電子錢 |
座位數 |
69 Seats |
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個人包廂 |
不可能 |
包場 |
不可能 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
可能的 店鋪對面有時代。消費2000日元以上的客人會得到時代停車券。2000日元以上30分鐘免費券、5000日元以上60分鐘免費券 |
空間、設備 |
有吧檯座位,有日式包廂 |
套餐 |
喝到飽 |
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酒水 |
有日本清酒,有燒酒 |
此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
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位置 |
風景優美 |
服務 |
提供外帶服務 |
關於兒童 |
接待兒童 |
網站 | |
電話號碼 |
0798-74-0050 |
備註 |
店鋪對面有時代。消費2000日元以上的客人會得到時代停車券。2000日元以上30分鐘免費券、5000日元以上60分鐘免費券 |
前日に父親が他界した翌日。金曜日に亡くなったので通夜は月曜日、葬儀は火曜日ということで、土日は家に居た。身内に不幸があろうとも生きている人間は食べないと生きていけない。其の事により食事が喉も通らないなんてことではいけない。家で大人しくしていたが、昼に、夕食の食材を買いに行く前に、久し振りにこの店で食事をした。寒いので温まる麺類が良いだろうとの考えに基づいて。
細君はこれも久し振りで冬の一つの楽しみ「鍋焼きうどん」。当方は「天ぷらそば」の温かいものを頼んだ。冷たいものと違って温かいものを頼むのは少し珍しいかも知れない。温かいものは蕎麦の上に海老天が乗っているものもあるが、天ぷら蕎麦とするならば、当然に、これは別に分けている。それをそのまま少し塩を付けても良いが、この際はつゆに浸して少し其れが浸みた具合でさっくりとした部分とそうでない部分の両方を一緒に愉しんだ。
窓際の席ではないが、夙川沿いの散歩道が見える。後、二ヶ月少しもすれば桜が楽しめる季節である。海外に駐在をしていた際は桜の季節に日本に居ること能わずで、桜を細君が送ってくれる写真でしか楽しめなかったが、今はそんなことはない。父親亡くなったからという訳ではないが、後、幾度楽しめるかということを想った。
天ぷら蕎麦は海老二尾に、野菜が3つである。この店の蕎麦は何を食べてもきちんと美味しい。