隠れ家的な外観で気の利いた一品料理，宍粟産鹿や猪，熊とジビエも充実!!　“ 酒菜とおむすび 吾半 ” : Ran do

西明石に来ています。

“ 酒菜とおむすび 吾半 ” さんへ伺います。
場所は西明石駅を降りて，北方向へ桑の木方面へ
歩いて５分程度のマンションゼフィールの１Fにあります。

もともとあった場所は " 料理屋 十なり " さんになっており，
昨年6月29日にすぐ左隣に，
隠れ家的な完全予約制の店として，移転オープンしました。

入口の扉の横にインターホンがありますので，
そこでチャイムを鳴らすと，扉を開けて，
入店できるようになっています。

週半ばの平日ではありますが，
あいかわらずに満席でして，繁盛店のようですね。
あとからあとからとお客さんが来られています。
地元の会社社長やサラリーマンやOLと地元客に受けいられている感じでした。

居心地の良い和みの空間，
名ばかりの創作料理ではない工夫ある新しい料理，
地産地消の料理，美容健康に配慮した炭料理，
３０種類のおむすび，深夜には〆の日本酒と焼酎の酒亭的なBARに・・・と，
そんな感じの和食店でしょうか。
西明石駅の周りには無いタイプの店でしょう。

静かで落ち着いた雰囲気の店内。
ゆっくりと食事を楽しむことができます。

山形銘柄米つや姫で握るおむすびを看板に打ち出しています。
40種以上の「おむすび」で最後に〆るのもいいでしょう。
豊富な日本酒や兵庫県産の地酒や九州の焼酎，
魚介は明石の鮮魚を仕入れて，
料理にかける情熱のある酒肴の数々。

またオーダーにしても，
ポーションを小さくしてくれたり，
一人前を二人分に分けて出してくれたりとか，
融通のきいた対応で気持ちよく食事が出来ます。

・バイガイ，やげんなんこつ，牡蠣酢味噌
バイガイはアクが強い貝などで，
よく荒塩でアク抜きをしているのでしょう。
身はしっかりとしており，クセが無く上品ですが，
しっかりとした旨味があります。

・造り盛り合わせ
（マダコ，サーモン，シマアジ，マグロ，真鯛，ブリ，ヒラメ，炙り〆鯖）
サーモン，シマアジ，マグロ，ブリなど，
今回は造り盛り合わせは養殖系が主体でした。
割烹系居酒屋としては物足りないかもしれません。

・ボラ白子ポン酢
・ボラ白子塩焼き
ボラの白子はすなわち精巣です。
旬は11月だそうです。
卵は，カラスミの原料として有名ですね。
ポン酢をかけて、いただきます！
これは、かなり美味しい！
全く臭みは無くて，口の中でとろけます。
確かにこれは上質な白子と言った感じです。

白子焼きはこれも美味しいのです！
周りが香ばしくて，振り塩が良い味をだしてます。
そして，中はトロトロです。
白子ポン酢同様に、臭みは一切ないです。
同じ加熱料理なら、天ぷらなんかにも合いそうですね。
ボラのイメージがだいぶ変わる食材ですね。

冬の味覚といえば，フグでして，
特にフグの白子は，とても美味しい冬の味覚なのですが，
ボラは特に新鮮さが必要なのですが，
フグの白子に匹敵すると言っても過言ではありません。

＊ジビエ
・宍粟産鹿レバーのカルパッチョ
・宍粟産鹿の白子
この宍粟産鹿がとてもいいのです。
猟師さんから仕入れるこの鹿は，解体処理もいいので，
今まで不味いと信じていた鹿肉が，
非常に美味しいものもあるという体験をしてしまうのです。
鹿レバーは，実に柔らかで滋味豊かな奥深い美味しさがあったのです。
ほんの少し野生の風味がして奥行のある味です。

・ツキノワグマ ロース
・ツキノワグマ ココロ
・ツキノワグマ タン元，タン先
・ツキノワグマ　カイノミ
・ツキノワグマはりはり鍋の椀
ツキノワグマの方が，
ヒグマより柔らかく美味しいと感じました。
植物食性が強いので肉の臭みが少ないのと，
果実や木の実を多く食べる季節なので，
肉はおいしくなっているのでしょう。
ただし，肉はけっこう硬めですね～！！

ロース肉は私の予想と異なり，
キメ細かなサシが入っています。
ツキノワグマの部位全てが，
脂も全然くさみがなく，脂は甘くて美味しい。
肉もしわいなんてとんでもないのです。
噛むほどに中から脂が染み出してくる，ジューシーなお肉です。
味は牛肉に近い感じで，ほのかにラムの様な香りを感じました。

・香住産セコガニのクリームコロッケ
香住産セコガニの殻にセコガニを混ぜて，
カラッと揚げています。
女性に喜ばれること間違いなしです。

・醤油らーめん
・鶏白湯らーめん

魚貝の造りに関しては，
「料理屋十なり」さんと統一したらいいように思います。
後のいろいろな料理を検討してみると，素材もいいですし，
気配りがいいというか，常連さんにも好みを配慮して，
ポーションも大小を考えながら
なかなかレベルの高い料理を提供してくれます。

店主松本浩孝さんは，
まだ若干30歳くらいなのですが，
客への気配りや接客も抜かりなく，
さらに料理へのこだわりと前向きさがひしひしと伝わってきます。

気の効いた一品料理が秀逸なお店ですし，
割とよくある素材を楽しんでください的な料理店とは一線を画していて，
どの料理にもひと手間が加えられていて，若い大将の発想が楽しめます。
カウンター席は隣の席との間隔を広げて，気を使わないよう，
ゆっくりと食事できるようにしています。

オールラウンド的に使える店というか，
酒亭や居酒屋的にも，お酒と〆のおむすびだけに，
また二次会や三次会にも使えます。

ごちそうさまでした。

西明石に来ています。

“ 酒菜とおむすび 吾半 ” さんへ伺います。
場所は西明石駅を降りて，北方向へ桑の木方面へ
歩いて５分程度のマンションゼフィールの１Fにあります。

もともとあった場所は " 料理屋 十なり " さんになっており，
昨年６月２９日にすぐ左隣に，
隠れ家的な完全予約制の店として，移転オープンしました。

入口の扉の横にインターホンがありますので，
そこでチャイムを鳴らすと，扉を開けて，
入店できるようになっています。

週半ばの平日ではありますが，
あいかわらずに満席でして，繁盛店のようですね。
あとからあとからとお客さんが来られています。
地元の会社社長やサラリーマンやOLと地元客に受けいられている感じでした。

居心地の良い和みの空間，
名ばかりの創作料理ではない工夫ある新しい料理，
地産地消の料理，美容健康に配慮した炭料理，
３０種類のおむすび，深夜には〆の日本酒と焼酎の酒亭的なBARに・・・と，
そんな感じの和食店でしょうか。
西明石駅の周りには無いタイプの店でした。

静かで落ち着いた雰囲気の店内。
ゆっくりと食事を楽しむことができます。

山形銘柄米つや姫で握るおむすびを看板に打ち出しています。
40種以上の「おむすび」で最後に〆るのもいいでしょう。
豊富な日本酒や兵庫県産の地酒や九州の焼酎，
魚介は明石の鮮魚を仕入れて，
料理にかける情熱のある酒肴の数々。

またオーダーにしても，
ポーションを小さくしてくれたり，
一人前を二人分に分けて出してくれたりとか，
融通のきいた対応で気持ちよく食事が出来ます。

・白子ポン酢，牛肉しぐれ煮，小芋

・造り盛り合わせ
（明石産マダコ，ヒラメ昆布〆，こち，ヒラメエンガワ，鰆熟成，鰆タタキ）
今回の造り盛り合わせの素材はかなり良かったです。
この値段としては，比較にならない素材の良さを感じます。
明石の真鯛もヒラメも個体の良いのを入荷させています。
昆布〆ながらも昆布の味わいがとてもいいですし，
ヒラメのぷりっぷりの身に，余韻が続く美味しさです。
鰆は熟成で旨みを増していました。
日によっては昆布〆や酢〆もあるので，量は少ないのですが，
男性客にはいい感じです。

・香住産セコガニのクリームコロッケ
香住産セコガニの殻にセコガニを混ぜて，
カラッと揚げています。
女性に喜ばれること間違いなしです。

・アカニシガイ
アカニシガイは美味しい貝だけどその美味しさが知られていないのは，
市場に流通するだけのまとまった水揚げ量がないのが原因でしょう。
アクが強い貝などでよく荒塩でアク抜きをしているのでしょう。
身は柔らかく癖が無く上品ですが，しっかりとした旨味があります。

・宍粟産鹿レバーのカルパッチョ
この宍粟産鹿がとてもいいのです。
猟師さんから仕入れるこの鹿は，解体処理もいいので，
今まで不味いと信じていた鹿肉が，
非常に美味しいものもあるという体験をしてしまうのです。
鹿レバーは，実に柔らかで滋味豊かな奥深い美味しさがあったのです。
ほんの少し野生の風味がして奥行のある味です。

・牛すじ大根
いわゆるすじ煮込みの肉豆腐を大根で代用しています。
牛すじは煮込んで柔らかいのですが，
もともとの素材がいいのですね。
大根はきれいに煮込めていますし，
味のしみ込んでいてウマいです。
トロットロになった牛スジ肉に，
旨味を吸い込んだ大根は最高です。

・千葉産はまぐりの貝汁そーめん
千葉産ハマグリは，
驚くようにハマグリがとても大きいこと。
ハマグリは肉厚でぷりっぷり，
ふっくらとして柔らかく，ジューシーな甘さがあるのです。
鮮度，風味，どれをとっても極上で，
滋味深い感じがしました。

・マグレ鴨のロース 低温調理
鴨肉は火を通しすぎると硬くなってしまって，
扱いが難しいのですが，低温調理によって，
ロゼ色で狙った通りのシットリ感です。
柔らかくて，ジューシーにしていました。

・牡蠣の杜谷蒸し
・竹炭プリン

＊（初回に伺った料理）
・バイガイ煮付け，牡蠣の杜谷蒸し，真子の煮付け
・半熟卵といくらの揚げ出し
・造り盛り合わせ
・真鱈白子の麻婆豆腐
・淡海地鶏の鳥わさと塩焼き
・ハラミ焼肉
・宍粟産鹿のレバ刺し
・宍粟産鹿のタン塩焼き
・地鶏の天ぷら ポン酢
・りゅうきゅう
・おむすび
・白菜の味噌汁
・竹炭プリン

造りの魚貝のレベルが格段と向上しています。
その他の料理内容を考えてみても，素材もいいですし，
気配りがいいというか，常連さんにも好みを配慮して，
ポーションも大小を考えながら
なかなかレベルの高い料理を提供してくれます。

店主松本浩孝さんは，
まだ若干30歳くらいなのですが，
客への気配りや接客も抜かりなく，
さらに料理へのこだわりと前向きさがひしひしと伝わってきます。

気の効いた一品料理が秀逸なお店ですし，
割とよくある素材を楽しんでください的な料理店とは一線を画していて，
どの料理にもひと手間が加えられていて，若い大将の発想が楽しめます。
カウンター席は隣の席との間隔を広げて，気を使わないよう，
ゆっくりと食事できるようにしています。

オールラウンド的に使える店というか，
酒亭や居酒屋的にも，お酒と〆のおむすびだけに，
また二次会や三次会にも使えます。

ごちそうさまでした。