店名 |
Nagai(Nagai)
|
---|---|
類型 | 蕎麥麵 |
0296-77-0160 |
|
可供預訂 |
無法預約 |
地址 |
茨城県笠間市八雲1-3-6 |
交通方式 |
距离友部 380 米 |
營業時間 |
營業時間和假日可能會發生變化,因此請在用餐前諮詢餐廳。 |
預算(評價匯總) |
¥1,000~¥1,999
|
付款方式 |
可使用卡 (AMEX、JCB) 无使用電子錢 可使用二维码支付 |
個人包廂 |
可能的 |
---|---|
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
可能的 |
此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
---|
大名蕎麦(十割蕎麦)+大盛。
茨城県は笠間市に仕事で行った際にお邪魔した。
この日の仕事は13時までの予定。なかなか訪れない土地なので、何かご当地的なものが食べたいと考えていた。
少し調べてみると、ここら辺は「常陸秋そば」と云うのが名物らしいと云うのが分かった。
しかも、現場近くに手頃で旨そうな蕎麦屋があることが分かり、いそいそと仕事を進めたが、なんだかんだで終わったのが14時手前。
やばい、ランチタイムが終わってしまう。
慌てて目当ての蕎麦屋に向かってみるも、あえなく終了。
そして時間的に昼飯難民確定である。
こんな山の麓で難民になってしまったのは初めてかもしれない。
「俺はコンビニでもいいから」と云う先輩を拝み倒して、食べログにて検索開始。
気分はすっかり蕎麦気分。確かにやっているお店はあるが、せっかくならば旨い蕎麦が食べたい。
そんな思いから、恐らく今年一番の集中力を発揮した自分は、食べログに掲載されている写真から蕎麦の香りや、啜っている情景、蕎麦つゆの味までも、リアルに脳内で再現されるまでに至った。(なんの話やら)
そうして見つけたのが此方のお店。到着したのは14時30分を回っていた。
なかなか渋い店構えの軒先に暖簾が掛かっているのを確認し、一安心。
引き戸を開けて入ると、中もこれまた味のある内観。しかもかなり綺麗にしている。
まっさらな割烹着を着た店主が「いらっしゃいませ」と
、にこやかに迎えてくれた。
テーブル席に促され、冷たいそば茶を戴きながらメニューを見る。
さて、何を食べようかと迷う。
蕎麦はたくさん食べたいが、それだけではなんとなく寂しい。
天ぷらに手を出すと途端に値段が跳ね上がるし、贅沢をしたい気分でもない。
そんな感じでメニューを端から端まで眺めていたとき、「大名」と云うメニューが目に入った。
大名ってなんだろう?殿様が食べるものっぽいから、少し贅沢なものなのかなあ。でも800円くらいなんだ。なんだろう?
全然分からないので店主に聞いてみると、「鶏肉をねぎと一緒に焼いたものに冷たい蕎麦つゆを掛けて食べる蕎麦です」との事。
お、なんだか丁度いいかも。それに決めた。
+100円だか200円だかで蕎麦を十割に出来たので、十割を大盛りにしてお願いした。
誰もいない店内には、BGMなど無い。ボリュームを絞ったテレビの音と、厨房の奥から聞こえてくる調理音。
とても心地良い空間だ。
7,8分程おいて蕎麦がやって来た。
十割にした蕎麦はとても色が濃く、やや太めに切られている。
そして蕎麦つゆを入れる器には、思いの外大きい鶏肉と焼き目がこんがりと付いたねぎが沢山入っていた。
云われた通りに鶏肉の入った器に蕎麦つゆを注ぐ。なんだか悪い事をしているみたいだ。
さあ、念願の蕎麦を戴きます。
蕎麦つゆの器がやや小振りで、鶏肉やねぎがたっぷり入っているので、最初の蕎麦は思った様につゆに浸せない。
なんとかつゆに絡めて食べてみると、あらら、凄くお洒落な味がする。
鶏肉の旨味とねぎの焼かれた香ばしさに、しっかりと効かせたブラックペッパーの引き締まり。
とんでもなく旨い。云い方が悪いかもしれないけど、こんな田舎の風景に溶け込んだ蕎麦屋で食べる蕎麦にしてはお洒落過ぎる。衝撃だ。
そこに浸す十割蕎麦は、やはり十割の存在感を発揮する。
香りよく、少しだけポソっとする蕎麦に鶏肉の旨味が乗っかって、ブラックペッパーがそれを締め上げる感じ。
つゆに浸した事で出る鶏肉の旨味も良い。
成程なあ、これが大名かあ。
昔の殿様も贅沢してたのかもしれないね。
因みに今回は十割蕎麦にしたけれど、この食べ方ならわざわざ十割にしなくても良いかもしれない。
蕎麦を食べ終え、蕎麦湯を楽しんでいたら、店主が「戴き物なんですが宜しければ」と、スイカを出してくれた。
茨城県の山間で、必死に食べたいものを探しただけなのに、このサービス。嬉しいねえ。
食べ終えてお店を後にする時凄く満足感があった。
なんだろう、とても心地良くて、このまま騙されても良いような気分だ。
ああ、幸せ。
ご馳走さまでした。