上ロース２４０グラムの破壊力 : Katsuno Kanzan

あらためて、茨城の美味しいお店を紹介するシリーズ・シーズン２♪その第６弾は、土浦中心部から南に数キロ走ったところにあるとんかつの名店。

前回、驚きのデビューを飾った土浦のとんかつ屋さん。初めて食べた「上ひれ」にいたく感激してしまい、間を置かずに再訪してしまいました。予約無しの飛び込みでしたが、運良く少し待っただけで入店出来ました。

◯上ロース

６つに切っても、まだまだ厚みのあるロースかつは、脂の適度な甘味と程よい歯応えがあります。衣は比較的薄めで、カラッと揚がっているのに、肉はジューシーさを保っています。辛子ソースでいただくと、これぞとんかつ！という旨味が味わえます。

上ひれは１６０グラムに対し、今日の上ロースは２４０グラムとかなりの量。ひれの時もお腹パンパンだったから、更なる増量に、腹パン✕３ぐらいの状態に。同じカウンター席で食べていた大先輩の方々は、持ち帰りパックをもらって詰めておりました。

厨房をカウンター席がコの字に囲む造り。分厚い肉のブロックを叩くところから、揚げ上がりまでの一連のプロセスを観ながら待つのは、期待感バク上がりの至福のひと時。もちろん出来上がった現物も、期待に違わぬ絶品とんかつでした。

焼酎？日本酒？
はたまたお相撲さんの四股名かな？

と思いきや、素晴らしく旨いとんかつ屋さんの店名でした。

予約してのお昼利用。予約時間を過ぎると並んだ客を先に入れてしまうらしいので、早めに到着しての入店。天候がすぐれぬ平日にかかわらず、ほぼ満席です。

◯上ひれ

真ん中あたりの部分に、美しくピンク色が残る程度に揚げられた上質なひれ肉。見た目以上に柔らかく、食感は歯応えが無いぐらい。肉の旨味が凝縮していて、久しぶりにびっくりのとんかつ。

ランチメニューは、二千円弱に抑えられています。この質でこの量を考えると、かなりリーズナブルな設定です。お隣で食べていた大ぶりな海老天付のとんかつも、垂涎もので実にそそられます。

以前は美味しい天ぷら屋さんだった後に、これまた美味しいとんかつ屋さんが入ってくれました。土浦市内に使える店がひとつ増えたことは、たいへん嬉しい出来事です。

店内は、厨房を囲むカウンター席と、増築したスペースにテーブル席があります。夜、カウンターに座って、一杯やりながらいただくのも良さそうです。