店名 |
Menya Menkichi
|
---|---|
類型 | 拉麵、沾麵、咖喱 |
預約・查詢 |
0294-33-3762 |
可供預訂 | |
地址 |
茨城県日立市東多賀町2-10-4 |
交通方式 |
距离常陸多賀 431 米 |
營業時間 |
營業時間和假日可能會發生變化,因此請在用餐前諮詢餐廳。 |
預算(評價匯總) |
~¥999~¥999
|
付款方式 |
无使用卡 无使用電子錢 无使用二维码支付 |
個人包廂 |
不可能 |
---|---|
禁煙・吸煙 |
可全面吸煙 有關被動吸煙對策的法律(修訂健康促進法)自 2020 年 4 月 1 日起施行,可能與最新資訊有所不同,請在光臨餐廳前確認。 |
停車場 |
可能的 |
此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
---|---|
服務 |
提供外帶服務 |
個人的な企画ものの第二弾。前回は大みか町の蕎麦店の「牛もつ蕎麦」だったが、今回は東多賀町の “麺屋 めん吉” さんの「もつ辛ラーメン」を食してみる。
土曜日の昼、いつもであれば常陸多賀駅まではバスを使うのだが、時折り強い風が吹くものの天気が良いので散歩を兼ねてゆっくり歩いて行く。駅から更に10分程歩き、全国展開している菓子店前を通り過ぎてまもなく、お店に到着した。家を出てから約50分、食前の軽い運動としては十分だ。
大きなゴシック体の文字が印象的。左に “スタミナラーメン”、右に “もつ辛ラーメン” という正に二大看板メニューを表す文字が並ぶ。その間に店の名前が書いてあるはずだが、“茨城ご当地ラーメン” という垂れ幕が被っていて読めない。入口に掛かっている黄色い暖簾の方も、中央の “めん吉” という店名より両サイドの “スタミナ” と “とんこつ” の文字の方が目立っている。よって食べてきた店の名前が調べないと分からないなんてことも起こり得そうだ。また “めん吉” と書かれた幟が立っているが、固定物ではない幟で店名を表示するのは珍しい気がする。
中へ入ると正面にU字のカウンター席、左側は畳の小上がりで広いテーブルが幾つか並べられている。お客さんはカウンターとテーブルに半々程度に分かれ、テーブルの方はお子さん連れが多い。自分は個人的に定位置とも言えるカウンターの端席に迷わず着席する。正面にレジがあり、料理を運ぶ店員さんがすぐ脇を出入りする席である。こういう席は避ける人もいるだろうが、自分の場合はお店の息遣いというものを実感できるので結構気に入っている。形だけのメニュー表確認後、以下を注文した。
□もつ辛ラーメン (730円)
□半ライス (100円)
料理が来るまでの間、店内の様子をそれとなく確認する。カウンターの上は何も置かずに料理の受け渡しに使うのが一般的だが、こちらの店ではなぜかお菓子がずらりと並べられている。どういう使い方をするのかは分からないが、子供連れの家族がジュースとおもちゃがセットになった “お子様ラーメンセット(350円)” を頼んでいる様子を見ると、子供と一緒に来店し易い店作りを考えられてのことのようだ。
昼時ともあってお客さんが途切れることなくやって来
る。皆さん何を頼むのかと耳を傾けていると、自分を含めた連続する8人のうち、なんと6名がもつ辛ラーメンを注文した。茨城県のご当地ラーメンに格付けされたスタミナラーメン(※)は1名のみであり、当店オリジナルのもつ辛ラーメンの圧勝である。スタミナラーメンに使われるカボチャのカット材が出番待ちとばかりに調理場に積まれていた… 。
■もつ辛ラーメン+半ライス
麺はやや縮れのある中太麺だが、主役は間違いなくモツとスープである。モツは豚の白もつだろう。自分にとっては昭和の子供時代にもつ煮込みで慣れ親しんだ部位である。当時は博多モツ鍋に入っているような牛もつ(プリッと脂の乗った小腸)は出回っておらず、モツと言えばこれだった。脂は付いていないが旨味たっぷりの軟らかい肉質である。また、ニンニクと豆板醤を効かせた旨辛のスープが実に味わい深い。モツの旨味がスープに溶け出して奥行きのあるコクが生み出されている。モツと麺を一緒に食べてスープを飲む、その繰り返しに堪らない幸せを感じる。ご飯とスープの相性が最高なのは言うまでもない。ご飯の最後の一口分に最後のモツを乗せ、スープをかけて掻き込んで締めとする。いや、これはかなりどころではない中毒性のある一品だ。注文率が非常に高いのも納得である。
なお注意点が一つあり、食べている間は感じないのだが、食べ終えた後に残る独特の後味は好き嫌いが分かれるかと思う。ただ豚の白もつとはそういう食べ物であり、そういう食べ物だから濃い味付けが為されるということである。
いずれにしても、もつ辛ラーメンは人を惹き付けてやまないご当地ならぬご当店ラーメンである。^_^
お会計をすると、お釣りと共にサービス券を頂いた。なんと今月中なら500円でもつ辛ラーメンなどが食べられるという。人気の秘密がここにも潜んでいたようだ。
店を出てもう一度大きな文字を見返す。近い将来、茨城のご当地ラーメンと言えば “スタミナともつ辛” となっていることも無くはないかもと思いながら店を後にする。
すっかり満腹になり、少し腹を落ち着かせたい。近くにある全国展開の菓子店でも覗いてみよう。(^^)
※ 茨城ご当地ラーメン=スタミナラーメン
昭和40年代後半に勝田駅前の店で生まれ、その後水戸で広まったとされるスタミナラーメン。今でこそB級グルメとかご当地ラーメンという括りで取り上げられているが、当時を思えばそんな言葉は無い時代であり、単に安い食材で栄養価の高いものをという条件で考案されたものである。レバー、キャベツ、かぼちゃ、ニラ、人参などを炒め、とろみをつけた甘辛あんで仕上げ、もちもちの太麺にかければスタミナ満点で食べ応えのあるラーメンが完成する。汁無しの冷しタイプもあるようだ。「なぜ敢えてカボチャを使うのか?」は、後からご当地ラーメンに仕立てた我々が勝手に思うところであり、最初に作った人からすれば言われる筋合いも無いことであろう。(+_+)