廻らない寿司クオリティーの市場の寿司ランチ : Mawaru Sushi Ponta

金沢の卸売り市場にある「廻る寿司ぽん太」さんにお邪魔しました。
観光などで外部から来たら近江町市場などで海鮮食べてしまいますが、如何せん観光価格で豪華だけど凄い高い感じがします。
こちらは市場という事もあり、リーズナブルに食べれる地元でも有名なお店のようですね。
この並びには他にも肉丼やラーメンなど魅力的なお店が並んで目移りしてしまいます。
平日午前１１時頃でしたので、店内はまだすいていました。

セットメニューの「上にぎり(10貫)」を注文。
握ってもらっている間に、奥のテレビの下にある飲み放題の「あら汁」を取りにいきます。
大きな寸胴にこれでもかというくらい魚のアラが入っています。アラというより身ですね。底から大きくかき混ぜ、お椀に入れます。
あら汁は最初に飲むと、後から来るお寿司の風味が消えてしまいそうなので、テーブルの上でスタンばっておきます。
カウンターに実際に寿司は廻ってなくて、下段で湯飲みとしょうゆ皿などが廻っています。
お茶パックも廻っていて、各席備え付けのお湯蛇口からお湯を注ぎます。そうこうしてる内にお寿司が来ました！

ネタは、中トロ・いか・甘エビ・さわら・サーモン・ヒラメ・赤貝・鯛・かに味噌・イクラの10貫・・だったかな？(笑)。

味のマイルドなネタから濃厚なネタへの鉄則で順番に頂きましたが、どのネタも魚介の味わい濃厚で美味しかったです。
特にヒラメはまだ寒平目でしょうか。鯛の腹のところかな？などと思うくらいスッゴい脂が乗っていました。
各ネタのシャリは少し小さめでした。10貫ではちょっと少なくて、もう一人前か、外に出てラーメンでも食べれるな・・と思いながら食べ進めます。

最後にあら汁を頂きます。
スタンばっていたので残念ながら少し冷めてしまいましたが、あわせ味噌風で濃いすぎずアラの出汁がよく出て美味しいです。
昔、8号線のまいもん寿司さんに地元の方に連れて行ってもらった時、アラ汁を頼んでアラの身をつついていたら、「アラは出汁を取るだけの物で、普通は食べないよ」と教えて頂きました。でももったいないので骨の周りの身を食べていたら余計な脂が回って、魚臭くなった記憶があります。
でもコチラのアラ汁はアラと言うより身を食べて下さい！と言わんばかりに太っ腹に身が付いています。遠慮なく身を頂きますが、全然魚臭くならず美味しいです。
って言うか、中にはアラじゃなくて骨一本ない大ぶりの身が丸々入っていました！

汁のおかわりはしませんでしたが、この具だくさんのアラ汁のお陰で結構お腹いっぱいになりました。
寿司ネタは言うほど大ネタではなくシャリも小さめでしたが、回転寿司とは間違いなく一線を引くネタで、しかも飲み放題のアラ汁が付いてこの値段はかなり凄いと思います。

ごちそうさまでした。