たこ焼バー : Takoyakiba Yuurakuji

平日のディナー2軒目に訪問。

せせらぎ通りの高崎で美味しいずわい蟹と日本酒を頂いたあと、あてもなく新天地方面をぶらついているところ、軒先の提灯に導かれて何気なく入店。ファサードには、テイクアウト用の小窓、出入り口は躙り口になっていて背を屈めつつ午後8時過ぎの入店となる。ご主人は作務衣をまとった修行僧のような風貌、店内はオープンカウンター5席のほか、その奥に額が壁につきそうなくらいの極めて狭くて低い壁カウンター席が2人分ある。メニューはたこ焼きのみで、8個/12個/28個が各500円/700円/1,500円。アルコールは、ビールやハイボール500円～。

たこ焼き12個700円を発注。

ドリンクは焼酎ロックを頂いた。店内にテレビはあるが音量は抑えられていて、修行僧の風貌のご主人は語り口が訥々として口数少ないので、店内は静寂が支配。トイレも和式でゆっくり時間を過ごす環境には無い。聞くとご主人が店を始められて14年とのこと。このスタイルで15年近く運営を継続するのは素晴らしい。あつあつのたこ焼きを店内で頂くと、ある程度お腹も膨れて他にフードチョイスが無いので、あとは飲むしかない。飲んでいる間もテイクアウトの客が小窓から注文していて店主とやりとりするのが聞こえてくる。なかなか区別がつかない金太郎飴的な都市部の安居酒屋とは対照的に、切り口はかなり狭いが明らかに差別化されたサービスも一定の需要があって長続きしているのだろうな。ごちそうさまでした。このあとまたぶらついてひげの店で軽くワインを頂いてホテルへ帰還。