店名 |
Tsujike teien
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類型 | 日本料理、咖啡店 |
預約・查詢 |
076-201-1124 |
可供預訂 |
僅限預約
ランチ・ディナーは完全予約制。 |
地址 |
石川県金沢市寺町1-8-48 |
交通方式 |
從JR金澤站東口7號車站乘坐,北陸鐵道巴士20號開往金大附校自衛隊前方向,21號開往北陸學院大學·杜鵑丘住宅方向,22號開往大桑方面,25號開往內川小學前方向的任何一條線約20分鐘,寺町2丁目下車,徒步2分鐘 距离野町 1,451 米 |
營業時間 |
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預算 |
¥15,000~¥19,999 ¥15,000~¥19,999 |
預算(評價匯總) |
¥1,000~¥1,999
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付款方式 |
可使用卡 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 无使用電子錢 |
服務費收費 |
サービス料は全てお料理代金に込みとさせて頂きます(群青の間は別途頂戴します) |
座位數 |
140 Seats ( 群青之間限定4~8人,宴會場最多可容納140人入座) |
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個人包廂 |
可能的 可容納4人、可容納6人、可容納8人 一群人將參觀國家級有形文化財產群城之間,進行私人遊覽。您可以享用我們的主廚烹調的懷石料理。我們其他不同品味的私人房間。 |
包場 |
可能的 可接受20人以下、可容納20~50人、可容納50人以上 |
禁煙・吸煙 |
抽煙與禁煙分區 有關被動吸煙對策的法律(修訂健康促進法)自 2020 年 4 月 1 日起施行,可能與最新資訊有所不同,請在光臨餐廳前確認。 |
停車場 |
可能的 30臺 |
空間、設備 |
時尚的空間,平靜的空間,座位寬敞,有沙發座位,有日式包廂,有日式圍爐座位,提供投影機,提供電源插座,接待輪椅客人 |
酒水 |
有日本清酒,有燒酒,有葡萄酒,對日本酒講究,對葡萄酒講究 |
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此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
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位置 |
風景優美,能看到夜景,神秘不為人知的餐廳,家庭式餐廳 |
服務 |
可提供慶祝・驚喜的服務 |
關於兒童 |
接待兒童(接待嬰兒,接待學齡前兒童,接待小學生) |
網站 | |
開店日 |
2013.12.9 |
備註 |
前田家家老舊橫山家迎賓館 (金澤市指定文化遺產),近代日本庭園之雄“第七代小川治兵衛”親手打造的名園比鄰的設施。從在包間的午餐和晚餐到利用宴會場的多人宴會,用途廣泛。 |
店鋪公關 |
在季節性花園和歷史建築中享受特別的時光。聖誕套餐及新年午餐現已接受預訂
位於歷史悠久的武士住宅街“寺町”的高臺,被指定為文化遺產的庭園,借景犀川的位置,以及編織歷史的美麗建築與現代設計相融合的空間,為到訪的所有人士提供舒適的空間。在銘刻著特別時刻的這裡,請在這裡度過舒適的時間。我們準備了歡迎送別會也可以使用的方案。請隨時咨詢。 |
金沢で,これまで非公開だったお庭が公開されて,カフェ営業もはじめたということで,行ってきました。加賀藩・前田家の家老横山家が明治期につくらせた邸宅の庭園が永年閉ざされていたものを,2013年にハウスウェディング大手のノバレーゼがリノベートしたものです。現在は,庭園鑑賞を兼ねたカフェ,完全予約制の夜の懐石料理の他,新築された別棟を結婚式場として営業をはじめたところで,庭園の新しい方向性を示すモデルといえます。なお,辻家庭園と呼ばれるのは,戦後1947年に横山家から辻家がこの邸宅と庭園を買い取ったからですが,ここに至るまで一般公開はされず,横山家庭園としても辻家庭園としても,現在(2014年2月)の観光ガイドには,まず載っていないものです。
この庭の特徴の1つは,植治こと七代目小川治兵衛の作庭だということ。日本庭園好きな方には心躍るビッグネームで,明治期に数々の名園を京都などに完成させた,その方です。植治の庭といえば,自分が見た中では,写真の最後に参考として載せた,京都の東山を借景とする無鄰菴が記憶に残ります。そちらも私邸ながら,このまま東山まで庭がつながっているのではと錯覚させるような,優れた遠景の見せ方です。なお,首都圏では,椿山荘や古河庭園の作者といった方が納得してもらえるでしょう。
特徴の2つ目は植治の作風もあってか,自然の地形を生かす構成です。この庭は,金沢の中心を流れる犀川の河岸段丘にあたる寺町台地から犀川へ下る急傾斜地に立地しています。園内の高低差は,この庭のならびの長良坂が,自動車通行できない急坂であることから想像されるように,10mを超えます。それを利用して園内に落差5.5mの大瀧をしつらえてあり,写真では積雪のために見にくいものの,新築された新館へ続く渡り廊下(中間は浮いているブリッジ)から,その流れが肉眼では遠望できます。これは現地で発見した方がよいかもしれない,サプライズです。
さらに,この大瀧の流れは,それを眺めているブリッジの真下にある池に注ぎ込んでいるという,なんとも立体的な構成です。造園では風景に変化をつける高低差を出すのが大変で,平地に人工の築山ではコスト的に限界があるはずですが,こちらの天然の河岸段丘は街中でも幽谷の景観を与えています。実際,訪れた時期の雪景色では,繁華街まで車で数分の街中とは思えない水墨画のような色彩です。もっとも,抹茶とともに写し込んだチケットにある秋の風景では,この幽谷の木々も鮮やかに色づいているようで,その変化を確かめに,季節が変わるときに再訪したいものです。
ところで,訪れるまで謎だったのは,文化庁の有形文化財である明治の邸宅と,金沢市文化財の庭園を,どうやって結婚式場とカフェにするのかという点でした。まず,文化財の母屋は,外観と内装,それに明治からの眺望を残しながら,靴を脱がせずくつろげるように,カーペット敷きに椅子とテーブルの構成に改めています。ただ,この母屋だけでは披露宴ができないので,なんと園地の下手にチャペルとバンケットを含む新館を新築して,この間を渡り廊下で繋ぐという大胆なリノベーションでした。この急傾斜の地形からして当然,渡り廊下の行程も10mを超える高低差になりますが,それはブリッジの両端にエスカレーター2本を設置してしのいでいます。
新築された新館のバンケットは,高い天井高に二方向天地ガラスの開放的なつくりで,そこから庭園と母屋を見上げる,ぜいたくな景観です。ちょうど新郎・新婦席の奥が植治作の庭に続くのですが,ここをすべて天地ガラスにできるのは,窓から見えるのがこの庭園内だけだからです。母屋と新館をエスカレーターを介したブリッジで繋ぐこの行程,はたしてウェディング・ドレスで行き来するのかは不明ですが,訪れた人それぞれにここにしかないビューポイントをいくつも発見できることで,永く記憶に残るゲストハウスといえるでしょう。
一通り見学をして,お抹茶をいただくのは,文化財である母屋のラウンジで,和室ですがテーブル席です。窓は天地方向足元までガラス一面で,犀川を超え小立野台地と医王山が見通せます。来訪した時期の雪景色はモノトーンですが,その白は遠望できる雪山に連なり,澄み切った気持ちになります。おそらく四季折々,それぞれの色彩に想いを抱くはずでしょう。お抹茶と和菓子については,この種の庭園でよくある一種類お決まりの内容で,オープン当初ということもあってか,標準的なものです。昼のカフェでは使われていないバーカウンターもあるのですから,今後は建物とお庭に負けないほどに,ドリンクも含めたメニューが増えることを期待します。
なお,このラウンジの傍らに,夜に完全予約制で懐石料理がふるまわれる「群青の間」があって,カフェ営業時間でも外から眺められるようになっています。このお部屋だけ畳敷きの和室の体裁を保ちつつ,掘りごたつ式に改装されていて,最近の和室での懐石料理に適したリノベもきちんとしているようです。その懐石料理は,公式には6~8人1組でしか予約を受けてもらえないので,私には当分そのあてがなく,どなたかがレビューされることを楽しみにしています。
さて,文化財級の邸宅と眺望,さらに意欲的なリノベーションと,ポテンシャルが大きい中で,結婚式の披露宴と毎晩一組の懐石料理だけでは,もったいないところです。なにせ,お隣は金沢有数の料亭で,旅館でもある金茶寮です。そしてこの庭の下にあたる徒歩5分くらいの法島町には,レストランの有力評論や食べログの評価で全国区になったダイニングバー玉響(たまゆら)の移転した新店舗があります。それらと比べても,こちらには離れやバンケット,庭園の構成など,ハードウェアの優位性があると見ます。当地には鰤や,のど黒,甘海老,蟹など日本有数の食材もあり,懐石料理や鮨をはじめ,全国的に評価の高いお店もたくさんあるのですから,当園のまたとない立地を活かしきったレストラン営業を待ち望みます。
今や全国どこの庭園も,鑑賞のための入園料だけでは維持が難しくなっています。それは,ただ静かな庭に比べて,より強い感動と興奮を与えられる動的な観光資源が,他に増えたからでしょう。ならば,静かな庭はそれを愛でることでくつろぐ空間,癒される空間という特性を生かすしかなく,それには食事か宿泊と組み合わせるのが最適なはずです。作庭から100年の眠りを経て復活した庭園の,このラウンジとバンケットが,庭園の新たなモデルとなることを期待したいものです。
追記) 2013年12月オープンのため,タクシーに「辻家庭園」と言っても,まずわからないでしょう。その場合は,寺町の「金茶寮」の右隣と伝えるのが簡単です。また,駐車場は数台のスペースで,寺町大通り(野田専光寺線)の長良坂の信号から入る小路は一方通行なので,満車の場合の寺町大通りへの戻り方を事前に確認した方が無難です。googleストリートビューと現況は異なっています。
なお,たまたまバンケットもチャペルも使っていない時間だったので,そちらも中を見せてもらえましたが,当然ながら,使用中の見学はできません。