日本の歴史を感じさせてくれる「THE　RYOUTEI」です。 : Tsudura

以前お邪魔した「和餐　伸」さんの修業先という事で、チェックしていたお店です。
地元では結構な有名店らしく、主に接待などで使われる小松を代表する老舗日本料理店のようです。

まず感じた事。
予約時の電話対応がすこぶる丁寧な事。
御主人らしき方が出られたのですが・・・。
最後には、「よろしくお願いします」・・・と言われてしまいました(^_^;)
ヤバいです。
ただ、サービス料は別途かかるようですが（予約時に丁寧に説明してくれました）・・・(~_~;)

今回お願いしたのは１００００円強のコース。
それに消費税とサービス料15%が加算されます。

場所は住宅街の中、お店はすぐ分かりました。
ひときわ目立つ立派なお屋敷・・・そんな佇まいなのです^^;
これはまさに一流料亭。

広い玄関で靴を脱ぎ邸内へ・・・。
埃ひとつなくとても綺麗。
こりゃ掃除も大変だ(^_^;)
個室へ案内される前にチラリと目にした調理場。
そこには３、４人ほどのお弟子さんが・・・。
やはり歴史ある有名料亭・・・なんですね。
お部屋も広く庭も美しく・・・とにかくゴージャスな雰囲気。
外国の方々が好みそうな「THE　RYOUTEI」当にそんな雰囲気です!(^^)!
装飾品も高価そうな物ばかり・・・ジュニア達には、とにかく動かないよう指示^^;
そんな雰囲気の中、料理のスタートです。

ここはミシュラン★★が付いたお店です。
配膳は御主人自らと奥様。
多分、60代ではないかと・・・。

＊前菜
胡麻豆腐　玉子　蓮根の鞍掛け　胡桃豆腐
「鞍掛け」とは、馬の鞍に見立てた料理だそうです。

＊甘海老の昆布〆にぎり
薄いコブが上に乗っかってます。
甘海老と昆布、思った以上に合うのですね・・・。

＊カボチャのすり流し
結構な量でした。
すり流しと言うよりカボチャスープのような味覚かな。
青臭さが無く、まろやかな甘さが印象に残ってます。

＊造り
アラ　マグロ　赤イカ
サイズが丁度よく食べやすいです。

＊身体に優しい鍋
薄味の餡・・・。
具は、粟餅　小芋　冬瓜　絹さや　アスパラ　海老。
銅鍋でグツグツ状態で出てきました。
確かに体に良さそうな優しい料理・・・です!(^^)!

＊鹿児島牛の焼き物
甘味のあるお肉でした。

＊能登の岩牡蠣
かなり大きな牡蠣です。
生牡蠣が苦手なワタクシと子供たちはイチジクのゴマ和えに変更してくれました。
このイチジク、ムチャ甘いのです。
当にフルーツ・・・これには驚きました。
子供達も・・・イチジクへの認識が変わったようです。

＊生姜のオコワ
これぞ生姜なんですね・・・実に辛いです^^;
子供達には白いご飯を用意してくれました。

＊ナメコの味噌汁と香の物

＊甘いトマトのデザート
これはお店の自慢料理。
デザートにトマトは初めてかな・・・。
とても甘くて、驚きのトマトでした。

＊抹茶

以上がこの日のお料理。

料理の方も、外国の方に好まれそうな「THE　NIHONRYOURI」そんな気がしました。
「日本料理の原点」を感じさせてくれる古風な懐石料理・・・そんな感じです。
シンプルで身体に優しい料理。
創作系ではなく「和」を全面に取り入れた料理。
石川ならではの「美味しい野菜」「美味しい魚介」中心のお料理。
やはり「ザ・カイセキリョウリ」ですね!(^^)!
ただ・・・
若干御年輩の方向けの料理かな・・・。
会長さんや政治家のお客様を対象にしたような・・・(~_~;)

ボンパパ的感想としては以上です。

贅沢な雰囲気と優しい地の料理、そして丁寧な接客と「間」。
全てにおいて、一流を感じさせてくれます。
ワタクシには少々敷居の高すぎた小松の歴史ある料亭「つづら」さん。

興味がおありの方は・・・お試し下され。