店名 |
Robatayaki Asai
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類型 | 爐端燒、日式小酒館 |
預約・查詢 |
0768-82-0515 |
可供預訂 |
可以預訂 |
地址 |
石川県珠洲市飯田町16-10-2 |
交通方式 |
珠洲市役所から徒歩1分 |
營業時間 |
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預算 |
¥3,000~¥3,999 |
預算(評價匯總) |
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付款方式 |
无使用卡 |
服務費收費 |
付き出し250円 |
座位數 |
15 Seats ( カウンター14席、座敷は最大35席、小上がり4席×2) |
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個人包廂 |
可能的 可容納6人、可容納30人以上 個室は5名以上から |
包場 |
可能的 可容納20~50人 |
禁煙・吸煙 |
可全面吸煙 有關被動吸煙對策的法律(修訂健康促進法)自 2020 年 4 月 1 日起施行,可能與最新資訊有所不同,請在光臨餐廳前確認。 |
停車場 |
可能的 |
空間、設備 |
有吧檯座位,有日式包廂 |
酒水 |
有日本清酒,有燒酒,有葡萄酒,有雞尾酒飲料,對日本酒講究,對燒酒講究,對調酒講究 |
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料理 |
對魚類料理講究 |
此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
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服務 |
可提供兩個半小時以上的聚會,提供外帶服務 |
開店日 |
1976.7.8 |
店鋪公關 |
珠洲の新鮮な魚介類や人気の焼き鳥を目の前で!
能登半島珠洲で獲れた新鮮な海の幸、山の幸をカウンター席の目の前にある大きな焼き網で大胆に調理します。単品メニューは300円から、コースメニューは2500円からと価格が安いのも魅力です! |
能登半島って大きいのね。金沢から能登半島先端の珠洲(すず)まで特急バスで2時間半。もしくは能登空港から乗り合いタクシーで50分。
というわけで、初めて訪れた珠洲市。本州で一番人口の少ない市だが、海産物をはじめ、食べ物関係はかなり恵まれた土地。地元出身のかたが「能登の魚をシンプルに味わうならここ」とご案内くださった。炉ばた焼屋というか居酒屋というか。
カウンターには能登の魚がいろいろ、黒板には、のどぐろ、ぶり、やりいか、はたはた、なまこ、といった旨そうな文字が並ぶ。
なかでも目をひいたのは、カウンター上の水槽で泳きまわる小さな魚、 魦(いさざ)だった。
魦(いさざ)は、北陸では春の風物詩だそうで、踊り食いや卵とじにして食べるという。
福井出身の作家・水上勉の「精進百選」という本に、子供の頃、春になると若狭の磯で魦がたくさん湧いて、茹でて酢醤油で食べたという記述があり、機会があればいちど食べてみたいものだと思っていた。
踊り食いというのはやや抵抗があったが、まあコレも経験だからと挑戦してみる。
頭のところを箸でしっかり掴んで酢醤油にひたし、そのまま口に運ぶ。箸でしっかりホールドしないと酢醤油の中で暴れまわり、カウンターの上が酢醤油まみれになる。
そのまま食べるとコリコリとした歯ごたえ、上がってからしばらく置くと、やや粘りと甘味が出てくる。まるで別物である。
この 魦、どこかで見たことがあるような…と思い、調べてみたら、「シロウオ(素魚)」と呼ばれる魚の地方名であることが分かった。(琵琶湖で獲れる淡水魚の「いさざ」もあるけれど、これは全くの別物らしい)
以前、津軽の「せっちゃんのエクスペリヤンスの家」でも、宿の前の川で獲れたばかりのシロウオをいただいたことがある。あれは確か5月の末だった。年にたった1週間ぐらい、産卵のために川を上がってくるシロウオを、四手網で掬うのだ。
メダカよりひとまわり大きい程度のサイズなので、よく稚魚と勘違いされるそうだが、産卵のために川を上がってくるわけだから、よく見ると小さな体で卵を抱えている。それを生きたまま齧ってしまうのだから残酷なモンである。
とはいえ、春の短い時期、日本海側のいたるところで、生命力のかたまりともいえる 魦(シロウオ)を、そのまま体にとりこむ「踊り食い」は、長い冬から目覚めるための「春の儀式」なのかもしれない。
他にも能登名産の天然岩海苔、鰤・やりいか・甘エビなどのお刺身、なまこ酢、ハタハタの唐揚げ、ぶりかま焼き、能登牛のステーキと、「地元らしいもの」を一通りいただいた。素材が良いから当然美味しいのだけれど、地方によくある「切って焼くだけ」の店ではない。お刺身の鮮やかな切りつけや、ハタハタ唐揚げのからりとした揚げ加減など、調理がちゃんとしているので都会のヒトでも安心して食べられるだろう。
ただし、醤油が甘いたまり醤油的なアレなので、関東のヒトにはちょっと不慣れかもしれない。
お酒は地酒が3種類ほどあったが、同行者のおすすめ「宗玄」を熱燗で。関西の酒蔵の杜氏は能登出身のかたが多く、杜氏が地元に帰って飲む酒だから、能登の酒はレベルが高いのだと聞いた。
面白いことに、これだけ海の幸がありながら、地元のヒトたちは焼き鳥だの唐揚げだのを注文しているし、店のおすすめメニューも魚以外のものが多い。あまりに当たり前にありすぎて、わざわざ店で魚を食べようという気にはならないのかな。
そうそう、意外にも、一番美味しい! と感じたのは「出汁巻き玉子」だった。
関東の甘い玉子焼きと、関西の甘くない出汁巻き玉子を合わせたような、ジューシーでほんのり甘い出汁巻き玉子。
地のものをたらふく飲んで食べて、お会計は5000円弱。
地元のひとも、外から来たひとも一緒にもてなせる店。近隣には一泊朝食付きで気軽に泊まれる旅館も多いので、旅館ご飯に飽き足らないかたの選択肢としてアリだと思う。