新鮮な魚介の漁師めしと絶景のお宿。 : Oofunato Onsen

2年連続絶景部門全国第1位という輝かしい受賞をお持ちの「大船渡温泉」さん。
リアス式海岸から登る朝日を見ながら入浴出来るのはたしかに素敵。これは太平洋の強みですね。
水平線から登る朝日は12月から1月とのこと。
その推しの景色もさることながら、漁師飯も同じくらい推しということで伺ってみました。
（レビューはあくまでも料理のみです！）
この日は舟盛付きのプランで伺いました。

夕食は会場食なのでやや雑多な感じは否めないけど、運ばれてくる料理はとにかく新鮮な海鮮一択。
幼少から海のそばで育った私には目新しさはあまりありませんが、なんだろうこのほっとする感じ。おばあちゃんちに来たような懐かしさを料理に感じます。
前菜の小鉢から舟盛の刺身に、蒸し物、焼き物、煮物、揚げ物、食事に至るまで全てが魚介。
そして漁師飯を標榜されるだけあって、素朴で大ぶりでいい意味で飾り気のないい感じ。
名物のカジキの兜煮が美味しかった。カジキはご存知の方も多いかと思いますが、脂の強い魚。
その脂の強さに負けないように味つけるとこうなるよねーという醤油と砂糖、そして生姜。
まるで魚だけど豚の角煮のようなコッテリ感。地域食好きとしてはこれを食べるために訪れるのもよく分かる。カジキマグロといえば宮城の気仙沼だけど、岩手の大船渡でもカジキはよく食べられるのかなーと気になりますね。
朝食も同じく全面魚介。食後のなべやき（大船渡のソウルお菓子）も美味しくいただきました。
うーん食べ過ぎだ・・笑

最後にレビュー外になるのだけど、お部屋は完全に和室オンリーなのでベッドが欲しい・・。
あと温泉の泉質は沿岸の常で、ナトリウム塩化物泉（加温／循環）なので硫黄泉好きにはちょっとものたりない感があるかも。
でもなんというか地域で愛される温泉旅館の良さをしっかりと味わえるお宿だと思います。
ご馳走様でした！