値段は高目ですが、良い食材を使っているので、料理も美味しいですね。 : Yamauchi noujou

少し前に、Mａ511さんのレビューを拝見して、
「ほぉ・・・、そんな店があったのか？」
と思っていた『ほまれ』に予約無しで行ってみたら、満席で入れませんでした。
鶴ヶ峰駅周辺でも、まだ行ったことのないお店が何軒かありますが、『ほまれ』も、そんな一軒でした。

鶴ヶ峰駅に向かう途中でもう一軒、『南房』という和食のお店も覗いてみましたが、残念ながら貸切とのこと。
それで、こちら、『山内農場』に行ってみることに…

一階の入り口の前には、客引きの若い女の子が二人。
一人は、『山内農場』、もう一人は、同じサンクレインビルの３階の『魚民 鶴ヶ峰北口駅前店』の客引きの女の子でした。
『魚民』の女の子は、一生懸命に我々を誘ってくれましたが、『山内農場』の女の子には、無視されました（笑）。
ちょっと『魚民』の女の子の一生懸命で、けなげな誘いに同情して、『魚民』に行こうかなとも思いましたが．．．

でも、初心を貫き、エレベーターで４階へ・・・
エレベーターのドアが開くと、店内への視界が開け、奥から独特のユニフォームを着た女性が早足で近づいて来て、喫煙か禁煙かを聞きました。
今回は、喫煙にしました。

開放的な窓際の席が喫煙席でした。
一般的に喫煙席の方が条件が悪い場合が多いのですが、『山内農場』の場合は、喫煙席の方が場所的に良いかもしれませんね。

近くで、若い女性６人が、元気いっぱいに女子会をやっていました。
彼女達があまりにも元気が良く、かなり耳障りでしたので、席を変えてもらいました。
店員さんも心得たもので、快く承諾してくれて、彼女達から離れた席に移ることが出来ました。

こういった農場系の居酒屋の特徴なのかもしれませんが、お通しは、キャベツとキュウリを特製味噌で食べるというものでした。
シンプルで手間のかからないお通しですが、特製味噌の味が良かったので、美味しく頂くことが出来ました。
お通しがキャベツとキュウリでしたので、サラダを取るのはやめて、まずは、「きびなごの唐揚げ」（¥ 480）と、「塩枝豆」（¥ 380）を生ビールをお願いしました。

「きびなごの唐揚げ」は、量も十分で、しっかりとしたきびなご独特の味がして、素材の鮮度の良さを感じる一品でした。

次に、地鶏にするか、黒豚にするか迷いましたが、結局「黒豚炭火焼」（¥ 1,270）を頼んでみました。
さすがに、『山内農場』の売りだけあって、柔らかくて味のある黒豚の炭火焼でした。

メニューを見て、「地鶏葱しゃぶつくね添え～旨出汁仕立て～」（¥ 1,480）がとても美味しそうに見えました。
　　注文しました！

出汁はかなり塩味が効いていましたが、ネギの鶏肉の相性も良く、予想以上に美味しく頂くことが出来ました。
店員さんに、「雑炊にすることは出来ますか？」と尋ねると、出来るとのことで、〆に雑炊を食べることにしました。

雑炊用のご飯は、水洗いしてぬめりを取ってあり、かなり上手に雑炊を作ることが出来ました（笑）。


『山内農場』は、『魚民』同様にモンテローザの経営ですが、食材のクオリティは、『魚民』などよりも良いように感じました。ただその分、料理の単価も多少高目に設定されているようですね。
確か、『山内農場』の前は、同じモンテローザが運営する『白木屋』だったと思います。
『白木屋』には、１〜２度入ったことがありますが、その時の印象に比べると、『山内農場』の方が良くなっているようですね。

最近は、「安さ」を追求するお店と、チェーン店でもある程度の「クオリティ」を追求するお店の２極化現象が起こっているようですね。
『山内農場』は、食材的にも珍しいものがあり、ちょっとした鹿児島郷土料理のお店としても利用出来ますね。
僕の場合、『魚民』や、『笑笑』には、好んで行きませんが、『山内農場』は好きになりました（笑）。

（2014.06.21 夕食）