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初となる季節の食材鮑を堪能しましたが、出汁も煮詰めも全て鮑のオンパレード : Ten'Ichibou

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4.5

¥20,000~¥29,999每人
  • 美食/口味4.5
  • 服務4.5
  • 氣氛4.0
  • 成本效益4.5
  • 酒類/飲料4.2
2024/06訪問第 8 次

4.5

  • 美食/口味4.5
  • 服務4.5
  • 氣氛4.0
  • 成本效益4.5
  • 酒類/飲料4.2
JPY 20,000~JPY 29,999每人

初となる季節の食材鮑を堪能しましたが、出汁も煮詰めも全て鮑のオンパレード

2024年6月上旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらの天ぷら割烹。

場所は、平塚市龍城ケ丘というエリアの住宅街の一角。
JR平塚駅南口から20分ほど歩いたところでもう少しで平塚海岸という立地。

ご主人は、たん熊北店 本店のご出身で、ミシュランガイド2012年度版に
湘南エリアが加わって以来、4年連続☆を獲得していた実力のある天ぷら割烹。
2016年以降はミシュランが神奈川県を評価しないだけで☆を落としたわけではありません。

今回で8回目の訪問となりますが、季節の鮑を頂きに参上した次第。
鮑を頂くのは初めてとなりますので楽しみ(〃^▽^〃)

ということで、

・四季折々の旬の食材を使ったコース 23166円 × 2人前

を予約しての訪問となります。

コース料金は精算額から逆算しましたので間違っているかも知れません。
まあ大体このくらいの予算と考えて頂ければ。

店舗は、コンクリート打ちっぱなしのビル。
1階はエントランスと駐車場、2階がダイニングとなっており、
ドアを開けて目の前の階段を上がって行きます。

まずは手指消毒のセレモニーをしながら、予約の旨を告げて店内へ。

店内は厨房を囲むようにL字カウンター9席。
今宵はその内の7席を使っています。我々は奥の席に案内されました。

お店は、くだんのご主人と女性のお二人だけで切り盛り。

BGMはありません。静寂した大人の空間ですよ。

写真撮影はお食事のみOKになりますので、今回もそれに従い料理と酒のみを掲載します。

ということで、この日に頂いた筍のコースの内容は以下になります。

・和楽互尊 純米吟醸 四合瓶 7260円
  私のオーダーです。
  新潟県長岡市に蔵を構える、池浦酒造の造る純米吟醸。
  おだやかな吟醸香に、すっきりとした純米の旨み。
  程良く辛口で、料理全般に対して相性が良さそうなバランスの良さ。
  これが一番コースを通しての相性がいいので、いつもこれを飲んでいます。

・梅酒ソーダ割り 1320円
  かみさんのオーダーです。ほぼ毎回これを頼んでいます。
  今回も梅のエキスをビシバシ感じる美味しさです。

・じゅんさいと叩きおくらの出汁仕立て
  プルプルつるんとした喉越しの良い大きさのじゅんさいに、
  叩いたおくらも加えて出汁を張ったもの。
  優しい出汁の味わいにそれぞれの粘り。美しく美味しいです。

・鰺の南蛮漬け
  平塚で今朝水揚げされたばかりの鰺の南蛮漬け。
  小田原の下中玉ねぎ、湘南レッドを加えていますが、上品で美味しい南蛮漬け。
  下中玉ねぎの甘みが印象的でした。

・梅酒ソーダ割り 1320円
  かみさんのオーダーです。同じものをお代わり。

・お造り
  青森産雲丹、天然シマアジ、金目鯛炙りになります。
  雲丹は黒塩で頂きましたが甘みが出ていましたね(〃^▽^〃)
  シマアジはブリンブリンの食感で、金目鯛は脂がノリノリ。

・蒸し鮑の餡かけ
  本日のメインディッシュ。
  4時間蒸した鮑をスライスし、大根、鳴門産わかめと供に、
  鮑出汁の餡かけをかけたものです。もちろん鮑の肝も入っていますよ(* ̄∇ ̄*)b
  さらには味変アイテムとして鮑の煮詰めも添えられました。
  まずはそのままの状態で鮑を頂きますが、鮑じゃないと出せない風味と旨味のオンパレード。
  鮑餡をまとった大根もわかめも旨い(〃^▽^〃)
  途中から鮑の煮詰めで味変しましたが、黒い色味から味が濃いのかと思いきや、
  どっぷりと浸けて食べて丁度いいくらいの塩梅。
  鮑の出汁を砂糖と醤油と供に煮詰めたものを何年も注ぎ足し注ぎ足ししながら作っているんです。
  老舗の鰻のたれみたいなもんでしょうね。
  この煮詰めとわかめとの相性は凄かったです。
  残った餡に鮑の煮詰めも加えて飲み干しましたがたまらんですよ(〃^▽^〃)

・梅酒ソーダ割り 1320円
  かみさんのオーダーです。同じものをお代わり。

・水茄子と蕪の柚子味噌掛け
  水茄子がジューシーなのは想定通りなのですが、蕪も甘くてジューシー(〃^▽^〃)
  新潟県の蕪だそうですがこれは生で食べるべき代物ですね。これは凄い。

天つゆ、大根おろし、雪塩がセッティングされました。
ここから天ぷらが登場します。

・車海老
  これは塩で頂きました。
  甘みと旨味に溢れています。さすがに天ぷらの花形。

・アオリイカ
  厚みがあってサクサク食感。甘みが出ています。これも塩で。

・メゴチ
  江戸前天ぷらの花形食材の一つ。
  半分は塩で、半分は天つゆで頂きました。

・穴子
  定番の穴子です。
  尻尾は塩、胴体は天つゆで頂きました。
  この食べ方が穴子の実力を一番発揮するんですよ(* ̄∇ ̄*)b

・賀茂茄子
  厚くカットされた賀茂茄子。こちらは天つゆに浸して。
  無茶苦茶油を含んでいてもの凄く熱くなっているので猫舌の方は注意ですね。

・アスパラガス
  太めのアスパラガス1本丸ごと。
  先端部分はコクが凄いですよ。シャクシャク食感でジューシーで。
  最初は塩でと思っていましたが全部塩で食べちゃいました。

・ヤングコーン
  こちらも塩で。ヤングコーンらしい風味と甘みが濃いです。

・車海老の頭
  最初に食べた車海老の頭を薄衣で揚げたものです。
  頭の旨味と香ばしさが秀逸。もちろんこれも塩です。
  と、同時にこれで終了の合図ですので寂しくもあり(^^;

・食事
  天ぷら専門店であればかき揚げをベースに、天丼、天茶あたりになるんでしょうけど、
  天ぷら割烹の旬の食材を使ったコースでは異なるものが供されます。
  今回はシンプルに土鍋ご飯、味噌汁、香の物。
  味噌汁はなめこと三つ葉ですが出汁が効きまくっていてこれだけでも美味しい。
  香の物は、胡瓜、蕪、大根の漬物でした。
  シンプルだからこそご飯の美味しさも際立ちます(〃^▽^〃)

・ほうじ茶
  和菓子に向かうためのリセット。

・和菓子
  自家製水羊羹です。こちらも定番。
  ざらついた食感を残していて、甘さも程よくて小豆の風味も抜群で美味しい(〃^▽^〃)

これで〆て58674円。一人当たり29337円。カードでのお支払いです。

今宵も絶品の鮑を含めて、京都を感じさせてくれる料理を堪能(〃^▽^〃)

今回は初となる季節の食材鮑を堪能しましたが、残る食材は秋の松茸。
松茸はおよそ9月、10月になりますが、それまで間が開いてしまいますので、
夏の食材となる鱧を頂きに8月に予約を入れました。今から楽しみ(〃^▽^〃)
で、10月に松茸を頂きに参上しようと企てております。

こうやって年間計画を立てているときって楽しくて(〃^▽^〃)
とにもかくにも健康あっての食べログ活動ですので、日頃からの節制は続けたいと思います。

ご馳走様です!(2024/6現在、3.60ポイント)

  • Ten'Ichibou - じゅんさいと叩きおくらの出汁仕立て

    じゅんさいと叩きおくらの出汁仕立て

  • Ten'Ichibou - 鰺の南蛮漬け

    鰺の南蛮漬け

  • Ten'Ichibou - 青森産雲丹、天然シマアジ、金目鯛炙り

    青森産雲丹、天然シマアジ、金目鯛炙り

  • Ten'Ichibou - 蒸し鮑の餡かけ

    蒸し鮑の餡かけ

  • Ten'Ichibou - 蒸し鮑の餡かけアップ

    蒸し鮑の餡かけアップ

  • Ten'Ichibou - 鮑の煮詰め

    鮑の煮詰め

  • Ten'Ichibou - 水茄子と蕪の柚子味噌掛け

    水茄子と蕪の柚子味噌掛け

  • Ten'Ichibou - 水茄子と蕪の柚子味噌掛けアップ

    水茄子と蕪の柚子味噌掛けアップ

  • Ten'Ichibou - 天つゆ、大根おろし、雪塩

    天つゆ、大根おろし、雪塩

  • Ten'Ichibou - 車海老

    車海老

  • Ten'Ichibou - アオリイカ

    アオリイカ

  • Ten'Ichibou - メゴチ

    メゴチ

  • Ten'Ichibou - 穴子

    穴子

  • Ten'Ichibou - 賀茂茄子

    賀茂茄子

  • Ten'Ichibou - アスパラガス

    アスパラガス

  • Ten'Ichibou - ヤングコーン

    ヤングコーン

  • Ten'Ichibou - 車海老の頭

    車海老の頭

  • Ten'Ichibou - 土鍋ご飯、味噌汁、香の物

    土鍋ご飯、味噌汁、香の物

  • Ten'Ichibou - ほうじ茶

    ほうじ茶

  • Ten'Ichibou - 自家製水羊羹

    自家製水羊羹

  • Ten'Ichibou - 和楽互尊 純米吟醸 四合瓶

    和楽互尊 純米吟醸 四合瓶

  • Ten'Ichibou - 梅酒ソーダ割り

    梅酒ソーダ割り

2024/03訪問第 7 次

4.5

  • 美食/口味4.5
  • 服務4.5
  • 氣氛4.0
  • 成本效益4.5
  • 酒類/飲料4.2
JPY 20,000~JPY 29,999每人

KEN21調べにはなりますが、日本一美味しい筍の丸焼きを今回も堪能

2024年3月下旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらの天ぷら割烹。

場所は、平塚市龍城ケ丘というエリアの住宅街の一角。
JR平塚駅南口から20分ほど歩いたところでもう少しで平塚海岸という立地。

ご主人は、たん熊北店 本店のご出身で、ミシュランガイド2012年度版に
湘南エリアが加わって以来、4年連続☆を獲得していた実力のある天ぷら割烹。
2016年以降はミシュランが神奈川県を評価しないだけで☆を落としたわけではありません。

今回で7回目の訪問となりますが、季節の筍を頂きに参上した次第。
こちらで筍を頂くのは今回で3回目となりますが、
過去2回とも筍の丸焼きの美味しさに惚れ惚れ(〃^▽^〃)

ということで、

・四季折々の旬の食材を使ったコース 22242円 × 2人前

を予約しての訪問となります。

コース料金は精算額から逆算しましたので間違っているかも知れません。
まあ大体このくらいの予算と考えて頂ければ。

店舗は、コンクリート打ちっぱなしのビル。
1階はエントランスと駐車場、2階がダイニングとなっており、
ドアを開けて目の前の階段を上がって行きます。

まずは手指消毒のセレモニーをしながら、予約の旨を告げて店内へ。

店内は厨房を囲むようにL字カウンター9席。
今宵はその内の6席を使っています。我々は奥の席に案内されました。

お店は、くだんのご主人と女性のお二人だけで切り盛り。

BGMはありません。静寂した大人の空間ですよ。

写真撮影はお食事のみOKになりますので、今回もそれに従い料理と酒のみを掲載します。

ということで、この日に頂いた筍のコースの内容は以下になります。

・和楽互尊 純米吟醸 四合瓶 6600円
  私のオーダーです。
  新潟県長岡市に蔵を構える、池浦酒造の造る純米吟醸。
  おだやかな吟醸香に、すっきりとした純米の旨み。
  程良く辛口で、料理全般に対して相性が良さそうなバランスの良さ。
  これが一番コースを通しての相性がいいので、いつもこれを飲んでいます。

・梅酒ソーダ割り 1320円
  かみさんのオーダーです。ほぼ毎回これを頼んでいます。
  今回も梅のエキスをビシバシ感じる美味しさです。

・こごみ、蕗、京菜花の和え衣添え
  本来は白和えにするところでしょうが、それだと繊細なこごみ、蕗、京菜花の香りを
  邪魔してしまうので、和え衣は脇に添えた状態でのサーブです。
  それぞれの素材の味と香りが効いていていきなり旨いです(〃^▽^〃)

・青柳と九条ねぎのぬた
  旬の青柳と九条ねぎをぬたにしたものです。
  青柳の鮮烈な貝の香りと旨味に、これまた九条ねぎの鮮烈な香りとシャキシャキ食感が
  合わさり、甘さとコク、酸味がジャストマッチの酢味噌で和えています。
  これも旨いなあ。

・富山産蛍烏賊の酢の物
  旬の蛍烏賊はもちろん美味しいのですが、
  添えられた胡瓜も旨味のある三杯酢?を吸ってこれまた旨いわ。
  酢味噌和えにすることが多い蛍烏賊ですが、
  一つ前でぬたを出したので変えているんだと思います。

・お造り
  雲丹、大磯のノドグロ炙り、初鰹の盛合せです。紅芯大根と御殿場の本山葵を添えて。
  雲丹はとろとろで甘みが濃いです。
  地物のノドグロ炙りは定番ですが、特殊なガスバーナーで炙っていますのでガス臭くありません。
  それでいて遠赤外線の効果を享受できる優れもの。ノドグロの旨味だけを引き出します。
  初鰹はこの時期ならではのあっさりとした味わいで。

・梅酒ソーダ割り 1320円
  かみさんのオーダーです。同じものをお代わり。

・筍の丸焼き
  鹿児島から取り寄せた筍を生のまま丸ごとオーブンで3時間近く焼いたものです。
  普通は茹でてから焼くそうですが、生の状態から焼き上げるので相当な時間が掛かります。
  まずは焼いたそのままの状態での筍の丸焼きのプレゼンテーション。
  今回で3回目ですが、これを見た瞬間に心が躍動します (* ̄∇ ̄*)b
  それから二人前に取り分け、山椒塩、柚子味噌、醤油が添えられます。
  姫皮や根っこも含めてむしゃぶるように食べ進めます。
  もうこの筍の香りがたまらんのです(〃^▽^〃)
  京都や関東の日本料理店、割烹などでも数え切れないくらい食べてきた筍ですが、
  何度食べてもこちらの筍の丸焼きが人生の中で一番美味しいんです(* ̄∇ ̄*)b
  KEN21調べでは国内トップレベルではと思いますので世界でも有数ということに。
  いつもの年ですと3月下旬だと京都産筍が入荷出来るのですが、2024年は遅い模様。
  なので今回は鹿児島産の筍を使ったんです。

・梅酒ソーダ割り 1320円
  かみさんのオーダーです。同じものをお代わり。
  ペースが速いな。筍効果か (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・宮崎のトマト
  シンプルに塩で頂きます。
  皮の厚みによる食感、甘み、酸味、トマトらしい風味。
  これを食べるのは2回目ですが、あれこれ手をかけずに塩で食うのが一番旨いね(〃^▽^〃)

天つゆ、大根おろし、雪塩がセッティングされました。
ここから天ぷらが登場します。

・車海老
  これは塩で頂きました。
  甘みと旨味に溢れています。さすがに天ぷらの花形。

・真鯛
  身はフワフワ。そして旨味が濃いです。
  こちらももちろん塩で。
  真鯛はフグと同じで、火を入れた方が分かりやすい美味しさがありますね。

・白魚
  白魚を大葉で巻いて揚げたものです。
  ワタの苦みが鮮烈。鮎みたいに。半分は塩で、半分は天つゆで。

・梅酒ソーダ割り 1320円
  かみさんのオーダーです。同じものをお代わり。
  本当にペースが速いな(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・穴子
  尻尾は塩、胴体は天つゆで頂きました。
  この食べ方が穴子の実力を一番発揮すると思いますね (* ̄∇ ̄*)b
  ご主人からの受け売りですが (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・極太アスパラガス
  見事な太さのもの。どこを食べてもサクサクと歯切れよく。
  てっぺんから尾っぽまで均一に火入れが出来ている証拠でしょう。
  香りが良くて味も濃いんですよねえ。
  こちらも塩で頂きました。

・筍
  くへへ。旬の筍が天ぷらでも登場(〃^▽^〃)
  衣で香りが閉じ込められていてたまらん。もちろんこれは塩でしょう。

・蕗の薹
  鮮烈な春の苦味。こちらも塩で。

・車海老の頭
  最初に食べた車海老の頭を薄衣で揚げたものです。
  頭の旨味と香ばしさが秀逸。もちろんこれも塩です。
  と、同時にこれで終了の合図ですので寂しくもあり(^^;

・食事
  天ぷら専門店であればかき揚げをベースに、天丼、天茶あたりになるんでしょうけど、
  天ぷら割烹の旬の食材を使ったコースでは異なるものが供されます。
  まずは炊き上がったばかりの筍の炊き込みご飯のプレゼンテーション。
  そしてそれを茶碗によそい、山椒の実の塩漬けを添えて、
  筍の炊き込みご飯 山椒の実添えの完成になります。
  そこに合わせるのは、なめこと三つ葉の味噌汁、つぼ漬、胡瓜、大根のぬか漬け。
  大好物の筍が最後にも頂けるとは幸せです (〃^▽^〃)
  炊き込みご飯は筍の香りを邪魔しないように香りも味付けも穏やかな仕上がり。
  もうパーフェクト(* ̄∇ ̄*)b
  振りかけてくれた山椒の実の塩漬けの風味、塩気、痺れ感も素晴らしく。
  木の芽を添えるよりもこちらの方が好み。
  もちろん土鍋は空っぽにしましたよ(〃^▽^〃)

・和菓子
  自家製水羊羹です。
  水羊羹は定番なのですが、この日は桜の葉の塩漬け風味で春の香りをプラス。
  甘さも程よくて小豆の風味も抜群で相変わらず美味しい(〃^▽^〃)

これで〆て56364円。一人当たり28182円。カードでのお支払いです。

今宵も絶品の筍の丸焼きを含めて、最初の一皿から最後の和菓子に至るまで大満足(〃^▽^〃)
KEN21調べにはなりますが、日本一美味しい筍の丸焼きを今回も堪能出来て幸せ。

初夏の鮑と秋の松茸を頂いたことがなく、2024年はそれらも制覇したいので、
次回は6月初旬に鮑の料理を頂きに予約を入れさせていただきました。
鮑も入手が困難になってきている食材の一つ。貴重な鮑を存分に堪能したいなと(* ̄∇ ̄*)b

ご馳走様です!(2024/3現在、3.59ポイント)

  • Ten'Ichibou - 和楽互尊 純米吟醸 四合瓶

    和楽互尊 純米吟醸 四合瓶

  • Ten'Ichibou - 梅酒ソーダ割り

    梅酒ソーダ割り

  • Ten'Ichibou - こごみ、蕗、京菜花の和え衣添え

    こごみ、蕗、京菜花の和え衣添え

  • Ten'Ichibou - こごみ、蕗、京菜花の和え衣添えアップ

    こごみ、蕗、京菜花の和え衣添えアップ

  • Ten'Ichibou - 青柳と九条ねぎのぬた

    青柳と九条ねぎのぬた

  • Ten'Ichibou - 青柳と九条ねぎのぬたアップ

    青柳と九条ねぎのぬたアップ

  • Ten'Ichibou - 富山産蛍烏賊の酢の物

    富山産蛍烏賊の酢の物

  • Ten'Ichibou - 富山産蛍烏賊の酢の物アップ

    富山産蛍烏賊の酢の物アップ

  • Ten'Ichibou - 雲丹、大磯のノドグロ炙り、初鰹の盛合せ

    雲丹、大磯のノドグロ炙り、初鰹の盛合せ

  • Ten'Ichibou - 雲丹、大磯のノドグロ炙り、初鰹の盛合せアップ

    雲丹、大磯のノドグロ炙り、初鰹の盛合せアップ

  • Ten'Ichibou - 筍の丸焼きのプレゼンテーション

    筍の丸焼きのプレゼンテーション

  • Ten'Ichibou - 筍の丸焼き

    筍の丸焼き

  • Ten'Ichibou - 筍の丸焼きアップ

    筍の丸焼きアップ

  • Ten'Ichibou - 宮崎のトマト

    宮崎のトマト

  • Ten'Ichibou - 天つゆ、大根おろし、雪塩

    天つゆ、大根おろし、雪塩

  • Ten'Ichibou - 車海老

    車海老

  • Ten'Ichibou - 真鯛

    真鯛

  • Ten'Ichibou - 白魚

    白魚

  • Ten'Ichibou - 穴子

    穴子

  • Ten'Ichibou - 極太アスパラガス

    極太アスパラガス

  • Ten'Ichibou - 筍

  • Ten'Ichibou - 蕗の薹

    蕗の薹

  • Ten'Ichibou - 車海老の頭

    車海老の頭

  • Ten'Ichibou - 筍の炊き込みご飯のプレゼンテーション

    筍の炊き込みご飯のプレゼンテーション

  • Ten'Ichibou - 食事

    食事

  • Ten'Ichibou - 筍の炊き込みご飯 山椒の実添え

    筍の炊き込みご飯 山椒の実添え

  • Ten'Ichibou - なめこと三つ葉の味噌汁

    なめこと三つ葉の味噌汁

  • Ten'Ichibou - つぼ漬、胡瓜、大根のぬか漬け

    つぼ漬、胡瓜、大根のぬか漬け

  • Ten'Ichibou - 自家製水羊羹

    自家製水羊羹

  • Ten'Ichibou - 熱いほうじ茶

    熱いほうじ茶

2024/02訪問第 6 次

4.5

  • 美食/口味4.5
  • 服務4.5
  • 氣氛4.0
  • 成本效益4.5
  • 酒類/飲料4.2
JPY 20,000~JPY 29,999每人

今宵も絶品の丸鍋を含めて、京都を感じさせてくれる料理を堪能(〃^▽^〃)

2024年2月上旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらの天ぷら割烹。

場所は、平塚市龍城ケ丘というエリアの住宅街の一角。
JR平塚駅南口から20分ほど歩いたところでもう少しで平塚海岸という立地。

ご主人は、たん熊北店 本店のご出身で、ミシュランガイド2012年度版に
湘南エリアが加わって以来、4年連続☆を獲得していた実力のある天ぷら割烹。
2016年以降はミシュランが神奈川県を評価しないだけで☆を落としたわけではありません。

今回で6回目の訪問となりますが、季節の丸鍋(スッポン)を頂きに参上した次第。
たん熊北店 本店といえば丸鍋(スッポン)が超有名。
もちろんこちらのお店でも1月、2月になると丸鍋(スッポン)のコースになります。
1年前も丸鍋(スッポン)のコースを頂きましたが今回も楽しみ(〃^▽^〃)

ということで、

・四季折々の旬の食材を使ったコース 23364円 × 2人前

を予約しての訪問となります。

コース料金は精算額から逆算しましたので間違っているかも知れません。
まあ大体このくらいの予算と考えて頂ければ。

店舗は、コンクリート打ちっぱなしのビル。
1階はエントランスと駐車場、2階がダイニングとなっており、
ドアを開けて目の前の階段を上がって行きます。

まずは手指消毒のセレモニーをしながら、予約の旨を告げて店内へ。

店内は厨房を囲むようにL字カウンター9席。
今宵はその内の8席を使っています。我々は入口近くの席に案内されました。

お店は、くだんのご主人と女性のお二人だけで切り盛り。

BGMはありません。静寂した大人の空間ですよ。

写真撮影はお食事のみOKになりますので、今回もそれに従い料理と酒のみを掲載します。

ということで、この日に頂いた丸鍋(スッポン)のコースの内容は以下になります。

・和楽互尊 純米吟醸 四合瓶 6600円
  私のオーダーです。
  新潟県長岡市に蔵を構える、池浦酒造の造る純米吟醸。
  おだやかな吟醸香に、すっきりとした純米の旨み。
  程良く辛口で、料理全般に対して相性が良さそうなバランスの良さ。
  これが一番コースを通しての相性がいいので、いつもこれを飲んでいます。

・梅酒ソーダ割り 1320円
  かみさんのオーダーです。ほぼ毎回これを頼んでいます。
  今回も梅のエキスをビシバシ感じる美味しさです。

・干し柿、蕪、胡瓜の白和え
  干し柿の熟成した自然な甘みに、蕪と胡瓜の食感と風味。
  それらを纏め上げる味の濃い和え衣。旨いねえ(〃^▽^〃)

・淀大根の煮物
  大ぶりにカットした淀大根を透明感のある出汁で炊いて、
  山椒を効かせた黒七味を振りかけたものです。
  2019年11月を最後にコロナ禍もあり京都に伺えていませんが、京都を感じる味わい(〃^▽^〃)
  ちなみに淀大根は別名聖護院大根です。

・北海道余市産鮟肝
  ご主人が自信を持って勧める鮟肝。
  北海道余市は鮟肝が有名らしくて最高級品が獲れるんだとか。
  それをご主人の技によってさらに昇華した鮟肝。
  箸を入れると想像よりも柔らかく、口に含んだ瞬間にとろけます。
  超濃厚で、雑味も臭みも無くて。
  普通は鮟鱇丸ごとでの販売が多いのですが、
  北海道余市産は鮟肝だけの仕入れも可能なようですね。

・梅酒ソーダ割り 1320円
  かみさんのオーダーです。同じものをお代わり。

・お造り
  大磯のノドグロ炙り、山口県産生本鮪、北海道産雲丹の盛合せです。
  大磯のノドグロ炙りは相変わらず香ばしく。
  ガスバーナーで炙っているのですが、特殊なガスバーナーで、
  炭火と同じような遠赤外線効果をもたらす上にガス臭くないという優れもの。
  北海道産雲丹は竹炭塩で頂きましたが無茶苦茶甘いわ。
  添えられた紅くるりも含めて完食。

・丸鍋
  真打登場です (* ̄∇ ̄*)b
  一人前用の小鍋に入っての登場。グツグツと煮えたぎっています。
  具は、スッポン、絹ごし豆腐、餅、焼きねぎ。
  熱々ですので取り皿も用意されますが、熱々大好きな私は直接レンゲで飲みます。
  スープを一口。
  うーん、マンダム。昭和の人しか分からんか (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  他店で味わえるスープよりもスッキリとした味わいで生姜が効いていて、
  それでいて旨味が凝縮しているんです。とても爬虫類とは思えん。
  骨付きの肉やエンペラなどもハホハホしながら堪能。
  スープはもちろん一滴も残さずに完飲です(* ̄∇ ̄*)b
  一年振りに食べた丸鍋。来年もまた堪能したいと思います。

・梅酒ソーダ割り 1320円
  かみさんのオーダーです。同じものをお代わり。

・トマト
  どこのトマトなのかを聞きそびれましたが、皮がしっかりとしていて、
  甘いだけではなくて酸味とのバランスの良いトマト。これも旨いなあ。
  塩で頂きました。

天つゆ、大根おろし、伊豆大島の塩がセッティングされました。
ここから天ぷらが始まります。

・車海老
  定番です。
  これは塩で頂きました。
  伊豆大島の塩は湿っていますので手でパラパラとかけて頂きます。
  車海老は衣の中でミディアムレアに蒸し上げられています。
  甘みを一番感じる火入れなのではと思いますね。
  さすがに天ぷらの花形ですし、天ぷらって蒸し料理なんだなと実感しますよ。

・真鯛
  身はフワフワ。そして旨味が濃いです。
  こちらももちろん塩で。
  真鯛はフグと同じで、火を入れた方が分かりやすい美味しさがありますね。

・穴子
  これも定番です。
  セオリー通りに、尻尾は塩で、胴体は天つゆで頂きました。
  よく動かす尻尾は味が濃いんですよね。
  一方で胴体は脂が乗っていると。

・蓮根
  ホクホクです。塩で頂きました。

・新潟熟成南瓜
  熟成しているのでねっとり感と甘みが濃いです。
  半分は塩で食べて半分は天つゆで。

・新牛蒡
  新牛蒡のささがきを天ぷらに。
  塩で頂きましたが牛蒡の香りが素晴らしい(〃^▽^〃)

・車海老の頭
  最初に食べた車海老の頭を薄衣で揚げたものです。
  頭の旨味と香ばしさが秀逸。もちろんこれも塩です。

・食事
  天ぷら専門店であればかき揚げをベースに、天丼、天茶あたりになるんでしょうけど、
  天ぷら割烹の旬の食材を使ったコースでは異なるものが供されます。
  この日はシンプルに白いご飯。そしてなめこと三つ葉の味噌汁。
  つぼ漬け、赤カブ漬け、胡瓜のぬか漬けを添えて。
  シンプルだからこそご飯の炊き加減や美味しさが分かります。
  なめこと三つ葉の味噌汁の出汁もパーフェクトですよ(〃^▽^〃)

・熱いほうじ茶

・和菓子
  自家製水羊羹です。こちらも定番。
  ざらついた食感を残していて、甘さも程よくて小豆の風味も抜群で美味しい(〃^▽^〃)

これで〆て57288円。一人当たり28644円。カードでのお支払いです。

今宵も絶品の丸鍋を含めて、京都を感じさせてくれる料理を堪能(〃^▽^〃)

季節に応じてメインとなる食材が変わりますが、3月と4月は春の筍。
KEN21調べにはなりますが、日本一美味しい筍の丸焼きを頂きに3月下旬に予約を入れました。

初夏の鮑と秋の松茸を頂いたことがありませんので、2024年はそれらも制覇しようかな(* ̄∇ ̄*)b

ご馳走様です!(2024/2現在、3.62ポイント)

  • Ten'Ichibou - 干し柿、蕪、胡瓜の白和え

    干し柿、蕪、胡瓜の白和え

  • Ten'Ichibou - 干し柿、蕪、胡瓜の白和えアップ

    干し柿、蕪、胡瓜の白和えアップ

  • Ten'Ichibou - 淀大根の煮物

    淀大根の煮物

  • Ten'Ichibou - 北海道余市産鮟肝

    北海道余市産鮟肝

  • Ten'Ichibou - 北海道余市産鮟肝アップ

    北海道余市産鮟肝アップ

  • Ten'Ichibou - 大磯のノドグロ炙り、山口県産生本鮪、北海道産雲丹の盛合せ

    大磯のノドグロ炙り、山口県産生本鮪、北海道産雲丹の盛合せ

  • Ten'Ichibou - 大磯のノドグロ炙り、山口県産生本鮪、北海道産雲丹の盛合せアップ

    大磯のノドグロ炙り、山口県産生本鮪、北海道産雲丹の盛合せアップ

  • Ten'Ichibou - 丸鍋

    丸鍋

  • Ten'Ichibou - 丸鍋アップ

    丸鍋アップ

  • Ten'Ichibou - エンペラリフトアップ

    エンペラリフトアップ

  • Ten'Ichibou - すっぽんスープリフトアップ

    すっぽんスープリフトアップ

  • Ten'Ichibou - トマト

    トマト

  • Ten'Ichibou - トマトアップ

    トマトアップ

  • Ten'Ichibou - 天つゆ、大根おろし、伊豆大島の塩

    天つゆ、大根おろし、伊豆大島の塩

  • Ten'Ichibou - 車海老

    車海老

  • Ten'Ichibou - 真鯛

    真鯛

  • Ten'Ichibou - 穴子

    穴子

  • Ten'Ichibou - 蓮根

    蓮根

  • Ten'Ichibou - 新潟熟成南瓜

    新潟熟成南瓜

  • Ten'Ichibou - 新牛蒡

    新牛蒡

  • Ten'Ichibou - 車海老の頭

    車海老の頭

  • Ten'Ichibou - 食事

    食事

  • Ten'Ichibou - つぼ漬け、赤カブ漬け、胡瓜のぬか漬け

    つぼ漬け、赤カブ漬け、胡瓜のぬか漬け

  • Ten'Ichibou - なめこと三つ葉の味噌汁

    なめこと三つ葉の味噌汁

  • Ten'Ichibou - ご飯

    ご飯

  • Ten'Ichibou - 熱いほうじ茶

    熱いほうじ茶

  • Ten'Ichibou - 自家製水羊羹

    自家製水羊羹

  • Ten'Ichibou - 和楽互尊 純米吟醸 四合瓶

    和楽互尊 純米吟醸 四合瓶

  • Ten'Ichibou - 梅酒ソーダ割り

    梅酒ソーダ割り

2023/11訪問第 5 次

4.5

  • 美食/口味4.5
  • 服務4.5
  • 氣氛4.0
  • 成本效益4.5
  • 酒類/飲料4.2
JPY 20,000~JPY 29,999每人

残るは、初夏の鮑、秋の松茸。これらは2024年には制覇したいと思います。

2023年11月中旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらの天ぷら割烹。

場所は、平塚市龍城ケ丘というエリアの住宅街の一角。
JR平塚駅南口から20分ほど歩いたところでもう少しで平塚海岸という立地。

ご主人は、たん熊北店 本店のご出身で、ミシュランガイド2012年度版に
湘南エリアが加わって以来、4年連続☆を獲得していた実力のある天ぷら割烹。
2016年以降はミシュランが神奈川県を評価しないだけで☆を落としたわけではありません。

今回で5回目の訪問となりますが、季節のセコガニを頂きに参上した次第。

・四季折々の旬の食材を使ったコース 22195円 × 2人前

を予約しての訪問となります。

コース料金は精算額から逆算しましたので間違っているかも知れません。
まあ大体このくらいの予算と考えて頂ければ。

店舗は、コンクリート打ちっぱなしのビル。
1階はエントランスと駐車場、2階がダイニングとなっており、
ドアを開けて目の前の階段を上がって行きます。

まずは手指消毒のセレモニーをしながら、予約の旨を告げて店内へ。

店内は厨房を囲むようにL字カウンター9席。
今宵はその内の6席を使っています。我々はコーナーの席に案内されました。

お店は、くだんのご主人と女性のお二人だけで切り盛り。

BGMはありません。静寂した大人の空間ですよ。

写真撮影はお食事のみOKになりますので、今回もそれに従い料理と酒のみを掲載します。

ということで、この日に頂いたセコガニのコースの内容は以下になります。

・和楽互尊 純米吟醸 四合瓶 6600円
  私のオーダーです。
  新潟県長岡市に蔵を構える、池浦酒造の造る純米吟醸。
  おだやかな吟醸香に、すっきりとした純米の旨み。
  程良く辛口で、料理全般に対して相性が良さそうなバランスの良さ。
  これが一番コースを通しての相性がいいので、いつもこれを飲んでいます。

・山形 嘉 200ml 1760円
  かみさんのオーダーです。
  山形県東置賜郡高畠町・ 高畠ワイナリーのスパークリングワイン。
  ぶどうは、高畠町産シャルドネ。
  色味は淡いレモンイエロー。
  飲んでみると、柑橘系や花のような華やかな香りがありつつもしっかりと辛口。
  これは旨いですよ。

・黒豆の枝豆
  秋が旬の黒豆の枝豆。
  私も自宅で茹でて食べるのですが、なんというか豆のコクが違うんですよ。
  一般消費者用に出回っているものと、天一坊の仕入れるものの違いかな。
  それに加えてご主人の腕ももちろんありますけど。

・煎り銀杏
  こちらも旬ですなあ。
  まずは香りが素晴らしい。食べるとモチモチ。美味しいわあ。

・焼き白子 完熟すだち添え
  焼いた白子に完熟すだちが添えられます。
  そのまま食べても美味しいのですが、完熟すだちを搾った方がさらに美味しい(〃^▽^〃)
  青いすだちに比べるとほんのり甘さが加わり、尖ったような酸味が無いんですよ。

・山形 嘉 200ml 1760円
  かみさんのオーダーです。同じものをお代わり。

・刺身
  この日は、真鯛炙り、青森県産本鮪と中トロ。それぞれ2切れずつ。
  御殿場産山葵と紅くるりを添えて。
  真鯛炙りは熟成された真鯛の旨みが濃厚。青森県産本鮪の美味しさは言わずもがな。

・セコガニ
  本日のメイン料理。ズワイガニのメスで香箱蟹とも呼ばれるものです。
  蟹の甲羅の中には蟹のほぐし身と内子をびっしりと詰め、
  その上に蟹の脚肉をこれまたびっしりと並べ、別添えで外子。
  セコガニの王道の食べ方ですね(〃^▽^〃)
  オスのズワイガニと比べると大きさは全然小さいのですが、味の濃厚さは負けておらず、
  さらには内子と外子も味わえるのがセコガニの楽しみ方。

・海老芋
  海老芋を出汁で煮て柚子皮を振り掛けたものです。

天つゆ、大根おろし、雪塩がセッティングされました。
ここから天ぷらが登場します。

・車海老
  これは塩で頂きました。
  甘みと旨味に溢れています。さすがに天ぷらの花形。

・メゴチ
  こちらも塩で。
  サクサク食感でワタの苦味も少し。

・サヨリ
  こちらも塩で。
  あっさりとした味わいでフワフワ食感。

・穴子
  こちらは定番の穴子です。
  セオリー通りに、尻尾は塩で、胴体は天つゆで頂きました。
  よく動かす尻尾は味が濃いんですよね。
  一方で胴体は脂が乗っていると。

・金時人参の間引き
  ぱっと見アスパラに見えますが細長い金時人参の間引きです。
  これも塩で食べましたが人参の甘みが出ますね。

・蓮根
  1つは塩で、1つは天つゆで。
  シャクシャクと食感も良くて蓮根らしい風味が閉じ込められています。

・新潟県産南瓜
  こちらは天つゆにどっぷりと浸して。
  これも甘いわ。

・車海老の頭
  最初に食べた車海老の頭を薄衣で揚げたものです。
  頭の旨味と香ばしさが秀逸。もちろんこれも塩です。
  と、同時にこれで終了の合図ですので寂しくもあり(^^;

・食事
  この日はシンプルに、ご飯、味噌汁、香の物。

・和菓子
  自家製水羊羹です。
  水羊羹は定番のようで、すっと柔らかく、食べるとざらついた食感を残していて、
  甘さも程よくて小豆の風味も抜群で美味しいんです (〃^▽^〃)
  こういう和菓子は大好物で美味しいわあ。

これで〆て54510円。一人当たり27255円。カードでのお支払いです。

今宵も黒豆の枝豆から始まり、最後の自家製水羊羹に至るまで大満足です (〃^▽^〃)

季節に応じてメインとなる食材が変わりますが、冬のスッポン鍋、春の筍、
夏の鱧、晩秋のセコガニは食べましたので、残るは、初夏の鮑、秋の松茸ですね。
これらは2024年には制覇したいと思います。

その前に2024年早々には冬のスッポン鍋を頂きに参上します(〃^▽^〃)
早めに予約しないと・・・ 既に2024年1月下旬まで予約が殺到らしくて(^^;

ご馳走様です!(2023/11現在、3.70ポイント)

  • Ten'Ichibou - 黒豆の枝豆

    黒豆の枝豆

  • Ten'Ichibou - 黒豆の枝豆アップ

    黒豆の枝豆アップ

  • Ten'Ichibou - 煎り銀杏

    煎り銀杏

  • Ten'Ichibou - 煎り銀杏アップ

    煎り銀杏アップ

  • Ten'Ichibou - 焼き白子 完熟すだち添え

    焼き白子 完熟すだち添え

  • Ten'Ichibou - 焼き白子 完熟すだち添えアップ

    焼き白子 完熟すだち添えアップ

  • Ten'Ichibou - 真鯛炙り、青森県産本鮪と中トロ

    真鯛炙り、青森県産本鮪と中トロ

  • Ten'Ichibou - 真鯛炙り、青森県産本鮪と中トロアップ

    真鯛炙り、青森県産本鮪と中トロアップ

  • Ten'Ichibou - セコガニ

    セコガニ

  • Ten'Ichibou - セコガニアップ

    セコガニアップ

  • Ten'Ichibou - セコガニドアップ

    セコガニドアップ

  • Ten'Ichibou - 外子

    外子

  • Ten'Ichibou - 海老芋

    海老芋

  • Ten'Ichibou - 天つゆ、大根おろし、雪塩

    天つゆ、大根おろし、雪塩

  • Ten'Ichibou - 車海老

    車海老

  • Ten'Ichibou - メゴチ

    メゴチ

  • Ten'Ichibou - サヨリ

    サヨリ

  • Ten'Ichibou - 穴子

    穴子

  • Ten'Ichibou - 金時人参の間引き

    金時人参の間引き

  • Ten'Ichibou - 蓮根

    蓮根

  • Ten'Ichibou - 新潟県産南瓜

    新潟県産南瓜

  • Ten'Ichibou - 車海老の頭

    車海老の頭

  • Ten'Ichibou - ご飯、味噌汁、香の物

    ご飯、味噌汁、香の物

  • Ten'Ichibou - 自家製水羊羹

    自家製水羊羹

  • Ten'Ichibou - 和楽互尊 純米吟醸 四合瓶

    和楽互尊 純米吟醸 四合瓶

  • Ten'Ichibou - 山形 嘉 200ml

    山形 嘉 200ml

2023/07訪問第 4 次

4.5

  • 美食/口味4.5
  • 服務4.5
  • 氣氛4.0
  • 成本效益4.5
  • 酒類/飲料4.2
JPY 20,000~JPY 29,999每人

通えば通うほどにご主人の実力に惚れ惚れするというか

2023年7月中旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらの天ぷら割烹。

場所は、平塚市龍城ケ丘というエリアの住宅街の一角。
JR平塚駅南口から20分ほど歩いたところでもう少しで平塚海岸という立地。

ご主人は、たん熊北店 本店のご出身で、ミシュランガイド2012年度版に
湘南エリアが加わって以来、4年連続☆を獲得していた実力のある天ぷら割烹。
2016年以降はミシュランが神奈川県を評価しないだけで☆を落としたわけではありません。

今回で4回目の訪問となりますが、季節の鱧を頂きに参上した次第。

・四季折々の旬の食材を使ったコース 21050円 × 2人前

を予約しての訪問となります。

コース料金は精算額から逆算しましたので間違っているかも知れません。
まあ大体このくらいの予算と考えて頂ければ。

店舗は、コンクリート打ちっぱなしのビル。
1階はエントランスと駐車場、2階がダイニングとなっており、
ドアを開けて目の前の階段を上がって行きます。

まずは手指消毒のセレモニーをしながら、予約の旨を告げて店内へ。

店内は厨房を囲むようにL字カウンター9席。
今宵はその内の7席を使っています。
我々は一番奥の席に案内されました。

お店は、くだんのご主人と女性のお二人だけ。

BGMはありません。

もう4回目になりますので、この雰囲気にも慣れてきましたね(〃^▽^〃)
静寂した大人の空間ですよ。まさに。

写真撮影はお食事のみになりますので、今回もそれに従い料理と酒のみを掲載します。

ということで、この日に頂いたコースの内容は以下になります。

・和楽互尊 純米吟醸 四合瓶 6600円
  私のオーダーです。
  新潟県長岡市に蔵を構える、池浦酒造の造る純米吟醸。
  おだやかな吟醸香に、すっきりとした純米の旨み。
  程良く辛口で、料理全般に対して相性が良さそうなバランスの良さ。
  今後の定番にしようと思い、前々回からこちらをチョイスしています。

・梅酒ソーダ割り 1320円
  かみさんのオーダーです。毎回これを頼んでいます。
  今回も梅のエキスをビシバシ感じる美味しさです。

・陽恵
  香り枝豆とも称される白毛早生品種の枝豆です。
  配膳された瞬間から漂ってくるその香ばしいコクのある匂い。
  茶豆系の豊かな香りと旨味に、緑豆系の爽やかな後味、ほんのり上品な甘味。
  これは旨い!凄い枝豆だなあと。
  ご主人も枝豆一つを取ってもこんなに色んな種類があるんだと驚いていました。
  陽恵は、だだちゃ豆のように特定地域ブランドではなくて、品種的なブランドの模様。
  なのでこちらの陽恵は新潟県産だと仰っていました。

・滝川豆腐
  裏ごしした豆乳を寒天で固め、ところてん突きで細長く突き出したもの。
  それを小川のようにくねらせて椀に盛り付け、ぷるんとしたジュンサイと出汁を張っています。
  食べた瞬間に笑みがこぼれるような美味しさ。
  出汁の味わいと豆乳のコクの相乗効果というか。
  そこにジュンサイの食感のアクセントも加わり、上品でいて涼しげで美味しい料理に。
  既にこの料理で感動を味わっています(〃^▽^〃)

・鱧の炙りと湯引き
  見事な鉢に氷を敷き詰め、鱧の炙りと湯引きを鎮座。
  鱧の炙りは醤油と御殿場産山葵で、鱧の湯引きは梅肉醤油で。
  穂紫蘇も添えられましたが飾りじゃ無いですよ。ちゃんと意味があるんです(* ̄∇ ̄*)b
  なので穂紫蘇も活用して食べ進めましょうね。
  どちらも骨が障ることも無く、皮のゼラチン質、身の旨みを味わえますが、
  私の好みで言うと鱧の炙りの方が好きかな。
  香ばしさが出るのと、焼いたことによる皮の旨みもアップしているような気がして。
  それもこのように食べ比べられるから言える贅沢な趣向ですよ(〃^▽^〃)

・梅酒ソーダ割り 1320円
  かみさんのオーダーです。同じものをお代わり。

・賀茂茄子と百合根と海老の餡掛け
  生姜の効いた出汁餡が油のコクもまとった賀茂茄子に浸みこんでいてたまらんです。
  そこにホクホクした百合根にプリプリの海老の食感のハーモニー。
  京都に久しく伺っていないのですが、この料理は京都だなあと感じます。

・鱧の押し寿司
  重厚感のある台に乗ってのサーブ。
  今度は押し寿司になっての登場。なるほどねえ。
  しっかりとたれをまとって炙られた鱧の身は弾力のある歯応え。
  エネルギーの塊ではと思われるその身の味の濃さと筋肉質。
  酢飯の間に山椒の実の塩漬けを挟み込んでいるのがポイント。
  これがアクセントになって甘辛い鱧の味のアクセントになるんです。
  昔は山椒の有馬煮を挟んでいたそうですが、塩漬けの方が相性がいいとのことで。
  これも唸る美味しさですよ(* ̄∇ ̄*)b

・梅酒ソーダ割り 1320円
  かみさんのオーダーです。同じものをお代わり。

天つゆ、大根おろし、雪塩がセッティングされました。
ここから天ぷらが登場します。

・車海老
  これは塩で頂きました。
  甘みと旨味に溢れています。さすがに天ぷらの花形。

・鱚
  腹側は天つゆ、尾っぽは塩で頂きました。
  身がふわっふわ。これも旨いなあ。鱚は天ぷらという料理が一番合っているのかも。

・鱧
  ここでも鱧の登場。すだちを従えて。
  塩で頂きましたが、こちらも鱚に負けないくらいにふわっふわ。
  旨味も濃いですからねえ。

・穴子
  こちらは定番の穴子です。
  セオリー通りに、尻尾は塩で、胴体は天つゆで頂きました。
  よく動かす尻尾は味が濃いんですよね。
  一方で胴体は脂が乗っていると。

・茄子
  油との相性は鉄板の茄子。
  わりと大きいので半分は塩で、半分は天つゆで頂きました。
  天つゆには先に浸けておいてあえてお浸し状態に。
  塩で食べた方はフレッシュな茄子の熱々の美味しさ。
  一方で、天つゆの方は茄子のジューシーさに天つゆの旨みも合わさって。

・タネなっぴー
  冗談みたいなネーミングですが、世界初の横浜植木株式会社が開発した
  種なしピーマンの品種です。苦味が非常に少なくピーマン嫌いにも食べてもらえるとかで。
  私は元々ピーマンは大好物ですが、その分甘みをしっかりと感じ取ることが出来ます。
  なんと生のタネなっぴーもサービスで(〃^▽^〃)
  生のタネなっぴーですら甘いのですが、それを天ぷらにするんですからより一層甘く。

・ヤングコーン
  普通はとうもろこしを間引きしたものを使うのですが、
  それだけのために作ったヤングコーンらしいです。
  塩で頂きましたが、ホクホクとコクと甘みがありますよ(* ̄∇ ̄*)b

・車海老の頭
  最初に食べた車海老の頭を薄衣で揚げたものです。
  頭の旨味と香ばしさが秀逸。もちろんこれも塩です。
  と、同時にこれで終了の合図ですので寂しくもあり(^^;

・食事
  鱧の玉締めと出汁のそうめんです。香の物を添えて。
  これが抜群の美味しさなんです(〃^▽^〃)
  とにかく鱧の骨で取った出汁が秀逸で、あっさりながらも無茶苦茶旨いんです。
  このそうめんは凄いわ。今年食べたそうめんでは今のところNo.1。

・和菓子
  自家製水羊羹です。
  水羊羹は定番のようで、すっと柔らかく、食べるとざらついた食感を残していて、
  甘さも程よくて小豆の風味も抜群で美味しいんです (〃^▽^〃)
  こういう和菓子は大好物で美味しいわあ。

これで〆て52660円。一人当たり26330円。カードでのお支払いです。

今宵も陽恵から始まり、最後の自家製水羊羹に至るまで大満足です (〃^▽^〃)

通えば通うほどにご主人の実力に惚れ惚れするというか。

私が目にしているのはご主人の引き出しの極々ほんの一部だけなんでしょう。
おそらく一生かけてもその全容は知ることが無いのかも知れません。
だって、ご主人も日々進化しているので、今日の自分は昨日の自分に勝つぞ
という意気込みで取り組んでおられるんだと思いますしね(* ̄∇ ̄*)b

今度はセコガニの季節に伺おうかなあと思っていますが、
そうすると11月まではお預けになっちゃうんです(u_u*)
うーん。少々待ち遠しいですが、その分ワクワク感も募るので我慢するかあ。

ご馳走様です!(2023/7現在、3.70ポイント)

  • Ten'Ichibou - 陽恵

    陽恵

  • Ten'Ichibou - 陽恵アップ

    陽恵アップ

  • Ten'Ichibou - 滝川豆腐

    滝川豆腐

  • Ten'Ichibou - 滝川豆腐アップ

    滝川豆腐アップ

  • Ten'Ichibou - 鱧の炙りと湯引き

    鱧の炙りと湯引き

  • Ten'Ichibou - 鱧の炙りと湯引きアップ

    鱧の炙りと湯引きアップ

  • Ten'Ichibou - 賀茂茄子と百合根と海老の餡掛け

    賀茂茄子と百合根と海老の餡掛け

  • Ten'Ichibou - 賀茂茄子と百合根と海老の餡掛けアップ

    賀茂茄子と百合根と海老の餡掛けアップ

  • Ten'Ichibou - 鱧の押し寿司

    鱧の押し寿司

  • Ten'Ichibou - 鱧の押し寿司アップ

    鱧の押し寿司アップ

  • Ten'Ichibou - 天つゆ、大根おろし、雪塩

    天つゆ、大根おろし、雪塩

  • Ten'Ichibou - 車海老

    車海老

  • Ten'Ichibou - 鱚

  • Ten'Ichibou - 鱧

  • Ten'Ichibou - 穴子

    穴子

  • Ten'Ichibou - 茄子

    茄子

  • Ten'Ichibou - タネなっぴー

    タネなっぴー

  • Ten'Ichibou - 生のタネなっぴー

    生のタネなっぴー

  • Ten'Ichibou - ヤングコーン

    ヤングコーン

  • Ten'Ichibou - 車海老の頭

    車海老の頭

  • Ten'Ichibou - 鱧の玉締めと出汁のそうめん

    鱧の玉締めと出汁のそうめん

  • Ten'Ichibou - 鱧の玉締めと出汁のそうめんアップ

    鱧の玉締めと出汁のそうめんアップ

  • Ten'Ichibou - 香の物

    香の物

  • Ten'Ichibou - 自家製水羊羹

    自家製水羊羹

  • Ten'Ichibou - 自家製水羊羹アップ

    自家製水羊羹アップ

  • Ten'Ichibou - 和楽互尊 純米吟醸 四合瓶

    和楽互尊 純米吟醸 四合瓶

  • Ten'Ichibou - 梅酒ソーダ割り

    梅酒ソーダ割り

2023/04訪問第 3 次

4.5

  • 美食/口味4.5
  • 服務4.5
  • 氣氛4.0
  • 成本效益4.5
  • 酒類/飲料4.2
JPY 20,000~JPY 29,999每人

KEN21調べにはなりますが、日本一美味しい筍の丸焼きを今宵も堪能

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらの天ぷら割烹。

場所は、平塚市龍城ケ丘というエリアの住宅街の一角。
JR平塚駅南口から20分ほど歩いたところでもう少しで平塚海岸という立地。

ご主人は、たん熊北店 本店のご出身で、ミシュランガイド2012年度版に
湘南エリアが加わって以来、4年連続☆を獲得していた実力のある天ぷら割烹。
2016年以降はミシュランが神奈川県を評価しないだけで☆を落としたわけではありません。

1年前に食べた筍が絶品で忘れられない美味しさでしたので、
今宵もその筍を食べに参上した次第です (* ̄∇ ̄*)b

・四季折々の旬の食材を使ったコース 21060円 × 2人前

を予約しての訪問となります。

コース料金は精算額から逆算しましたので間違っているかも知れません。
まあ大体このくらいの予算と考えて頂ければ。

店舗は、コンクリート打ちっぱなしのビル。
1階はエントランスと駐車場、2階がダイニングとなっており、
ドアを開けて目の前の階段を上がって行きます。

まずは手指消毒のセレモニーをしながら、予約の旨を告げて店内へ。

店内は厨房を囲むようにL字カウンター9席。
今宵はその内の7席を使っています。
我々は一番奥の席に案内されました。

お店は、くだんのご主人と女性のお二人だけ。

BGMはありません。

3回目ですので私にも余裕が出てきましたね。この雰囲気が居心地良く感じます (〃^▽^〃)

ということで、この日に頂いたコースの内容は以下になります。

写真撮影はお食事のみになりますので、今回もそれに従い料理と酒のみを掲載します。

・和楽互尊 純米吟醸 四合瓶 6600円
  私のオーダーです。
  新潟県長岡市に蔵を構える、池浦酒造の造る純米吟醸。
  おだやかな吟醸香に、すっきりとした純米の旨み。
  程良く辛口で、料理全般に対して相性が良さそうなバランスの良さ。
  前回美味しかったので今後の定番にしようと思い、その通りにこちらをチョイス。

・梅酒ソーダ割り 1320円
  かみさんのオーダーです。
  今回も梅のエキスをビシバシ感じる美味しさです。
  この手のリキュール系も美味しいものを揃えてくれると
  酒が弱い方も楽しめますよね (〃^▽^〃)
  なんと後から青梅のサービスもありました!
  かみさんは超大好物でしたのでかなり喜んでいましたね。
  あくまでもサービスですので (* ̄∇ ̄*)b

・蕗と菜花の和え衣添え
  本来は白和えにするところでしょうが、それだと繊細な蕗と菜花の香りを
  邪魔してしまうので、和え衣は下に敷いた状態でのサーブです。
  それぞれの素材の出汁と香りが効いていていきなり旨いわ。

・筍とウドの木の芽和え
  筍はシャクシャク、ウドはシャリシャリ食感。
  それぞれの風味を木の芽味噌の香りが纏め上げています。
  春らしい一品で美味しいです (〃^▽^〃)
  木の芽味噌は京都の料亭などで使われている白味噌を特別に取り寄せているそうです。
  関東で手に入る白味噌は塩分が強くて使えないんだそうです。
  こういう細かい部分に京都らしさがあるんだと思います。

・蛍烏賊と新芽の細もずく酢
  旬の蛍烏賊はもちろん美味しいのですが、
  新芽の細もずくは本当に細くて、ジュンサイのようなプルプルしたものをまとっていて、
  これが無茶苦茶喉越しも良くて美味しいんですよ (〃^▽^〃)

・お造り
  雲丹、大磯のノドグロ炙り、真鯛炙りの盛合せです。
  1年前にも登場した地物のノドグロ炙り。真鯛も含めて炙りが無茶苦茶旨くて。
  ガスバーナーで炙っているのですが、特殊なガスバーナーらしくて、
  炭火と同じような遠赤外線効果をもたらす上に、ガス臭くないという優れものだそうです。
  マイレビ様の中にはガスバーナーの臭いを嫌う方もいますが、
  ここのであれば大丈夫なのかも知れません。私は炭火と全く違いが分かりませんので。
  雲丹のわきには黒塩が添えられましたが、これと雲丹との相性は抜群で甘いわ。

・梅酒ソーダ割り 1320円
  かみさんのオーダーです。同じものをお代わり。

・筍の丸焼き
  京都から取り寄せた筍を生のまま丸ごとオーブンで3時間近く焼いたものです。
  普通は茹でてから焼くそうですが、生の状態から焼き上げるので相当な時間が掛かります。
  まずは焼いたそのままの状態での筍の丸焼きのプレゼンテーション。
  今回で2回目ですが、これを見た瞬間に心が躍動しますぜ (* ̄∇ ̄*)b
  それから二人前に取り分け、山椒塩、柚子味噌、醤油が添えられます。
  姫皮や根っこに近い部分は手で持ってむしゃぶり付くように食べるのですが、
  とにかくどこを食べても筍の香りが満載でヘブン (〃^▽^〃)
  私が美味しそうに食べているからでしょうか、なんと姫皮と根っこの部分を
  少しだけオマケで追加して頂きました (* ̄∇ ̄*)b
  筍の季節に京都にも何度も伺いましたが、それらと比べてもこちらのお店の
  筍の丸焼きが一番美味しいと思います。つまり日本一の味かも?
  間違いなく来年も頂きに参上しますぜ (* ̄∇ ̄*)b

・和楽互尊 一合 1650円
  かみさんのオーダーです。
  最近はかみさんも日本酒がいける口になっており、
  私と同じものを一合オーダーしました。

・海鱒の木の芽焼き
  海鱒とは海で捕獲した桜鱒。
  しっとりと焼き上がっていて味も浸みていてこれも美味しいです。
 
・宮崎のトマト
  シンプルに塩で頂きます。
  皮の厚みによる食感、甘み、酸味、トマトらしい風味。
  あれこれ手をかけずに塩で食うのが一番旨いのかもね。

天つゆ、大根おろし、雪塩がセッティングされました。
ここから天ぷらが登場します。

・車海老
  これは塩で頂きました。
  甘みと旨味に溢れています。さすがに天ぷらの花形。

・稚鮎
  なんと海で獲れた稚鮎だそうです。
  春頃になると川に上る前の小さな鮎はいくつもの小さな群れを成して海を泳いでいて、
  堤防や漁港などから水面付近を泳ぐ群れを確認することが出来るそうです。
  その稚鮎を何匹も楊枝に刺して揚げたものです。
  何匹にも及ぶ稚鮎のほろ苦さ。贅沢な天ぷらですわ。
  半分は塩で、半分は天つゆで頂きました。

・太刀魚
  こちらは塩で。
  見事な身の厚みの太刀魚。フワフワですよ。

・穴子
  尻尾は塩、胴体は天つゆで頂きました。
  この食べ方が穴子の実力を一番発揮すると思いますね (* ̄∇ ̄*)b

・タラの芽
  まさに春の息吹を頂くと。苦味がしっかり。
  こちらも塩で頂きました。

・椎茸
  私はキノコの中でも椎茸が大好きでして。
  こちらも塩です。椎茸の旨味ジュースがほとばしりますね。

・アスパラ
  岩手県産の見事な太さのもの。どこを食べてもサクサクと歯切れよく。
  てっぺんから尾っぽまで均一に火入れが出来ている証拠でしょう。
  香りが良くて味も濃いんですよねえ。
  こちらも塩で頂きました。

・車海老の頭
  最初に食べた車海老の頭を薄衣で揚げたものです。
  頭の旨味と香ばしさが秀逸。もちろんこれも塩です。
  と、同時にこれで終了の合図ですので寂しくもあり(^^;

・食事
  天ぷら専門店であればかき揚げをベースに、天丼、天茶あたりになるんでしょうけど、
  天ぷら割烹の旬の食材を使ったコースでは異なるものが供されます。
  まずは炊き上がったばかりの筍の炊き込みご飯のプレゼンテーション。
  そしてそれを茶碗によそい、山椒の実の塩漬けを添えて、
  筍と山椒の実の炊き込みご飯の完成になります。
  そこに合わせるのは、なめこと三つ葉の味噌汁、大根と胡瓜のぬか漬け、つぼ漬。
  大好物の筍が最後にも頂けるとは幸せです (〃^▽^〃)
  最後に振りかけてくれた山椒の実の塩漬けの風味、塩気、痺れ感が素晴らしく。
  土鍋にはまだ少し残っていますので私が残りを全部完食しました。
  絶対にこれは残せない。

・和菓子
  自家製水羊羹です。
  水羊羹は定番のようで、すっと柔らかく、食べるとざらついた食感を残していて、
  甘さも程よくて小豆の風味も抜群で美味しいんです (〃^▽^〃)
  こういう和菓子は大好物で美味しいわあ。

これで〆て53010円。一人当たり26505円。カードでのお支払いです。

今宵も最初の一皿から最後の和菓子に至るまで大満足です (〃^▽^〃)

そしてKEN21調べにはなりますが、日本一美味しい筍の丸焼きを今宵も堪能。
今シーズンもこれを超える筍料理には出逢えないと思います。
もちろん出逢いたいのはやまやまですが、これを超えるのは・・・
同率首位なら何とかなるかも知れませんが (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

周りのお客さんはペースが速いようで、我々が和菓子を食べる頃には
お客さんは我々だけになりましたので、しばらくご主人とも談笑タイム。
本当に美味しい料理を提供してくれることへの感謝をお伝えしたりしながら。

季節に応じてメインとなる食材も変わりますので、初夏の鮑、夏の鱧、秋の松茸、
晩秋のセコガニ、冬のスッポン鍋、春の筍と移り変わっていきます。

春の筍と冬のスッポン鍋は頂きましたので、次回は夏の鱧狙いで伺おうと思います。
2か月先の予約が取れますので、5月頃に予約の電話を入れようかなと画策して (* ̄∇ ̄*)b

ご馳走様です!(2023/4現在、3.70ポイント、ミシュラン☆)

  • Ten'Ichibou - 和楽互尊 純米吟醸 四合瓶

    和楽互尊 純米吟醸 四合瓶

  • Ten'Ichibou - 梅酒ソーダ割り

    梅酒ソーダ割り

  • Ten'Ichibou - 蕗と菜花の和え衣添え

    蕗と菜花の和え衣添え

  • Ten'Ichibou - 蕗と菜花の和え衣添えアップ

    蕗と菜花の和え衣添えアップ

  • Ten'Ichibou - 筍とウドの木の芽和え

    筍とウドの木の芽和え

  • Ten'Ichibou - 筍とウドの木の芽和えアップ

    筍とウドの木の芽和えアップ

  • Ten'Ichibou - 蛍烏賊と新芽の細もずく酢

    蛍烏賊と新芽の細もずく酢

  • Ten'Ichibou - 蛍烏賊と新芽の細もずく酢アップ

    蛍烏賊と新芽の細もずく酢アップ

  • Ten'Ichibou - 雲丹、大磯のノドグロ炙り、真鯛炙りの盛合せ

    雲丹、大磯のノドグロ炙り、真鯛炙りの盛合せ

  • Ten'Ichibou - 雲丹、大磯のノドグロ炙り、真鯛炙りの盛合せアップ

    雲丹、大磯のノドグロ炙り、真鯛炙りの盛合せアップ

  • Ten'Ichibou - 筍の丸焼きのプレゼンテーション

    筍の丸焼きのプレゼンテーション

  • Ten'Ichibou - 筍の丸焼き

    筍の丸焼き

  • Ten'Ichibou - 筍の丸焼きアップ

    筍の丸焼きアップ

  • Ten'Ichibou - 和楽互尊 一合

    和楽互尊 一合

  • Ten'Ichibou - 海鱒の木の芽焼き

    海鱒の木の芽焼き

  • Ten'Ichibou - 海鱒の木の芽焼きアップ

    海鱒の木の芽焼きアップ

  • Ten'Ichibou - 宮崎のトマト

    宮崎のトマト

  • Ten'Ichibou - 宮崎のトマトアップ

    宮崎のトマトアップ

  • Ten'Ichibou - 天つゆ、大根おろし、雪塩がセッティング

    天つゆ、大根おろし、雪塩がセッティング

  • Ten'Ichibou - 車海老

    車海老

  • Ten'Ichibou - 稚鮎

    稚鮎

  • Ten'Ichibou - 太刀魚

    太刀魚

  • Ten'Ichibou - 穴子

    穴子

  • Ten'Ichibou - タラの芽

    タラの芽

  • Ten'Ichibou - 椎茸

    椎茸

  • Ten'Ichibou - アスパラ

    アスパラ

  • Ten'Ichibou - 車海老の頭

    車海老の頭

  • Ten'Ichibou - 筍の炊き込みご飯のプレゼンテーション

    筍の炊き込みご飯のプレゼンテーション

  • Ten'Ichibou - 筍と山椒の実の炊き込みご飯

    筍と山椒の実の炊き込みご飯

  • Ten'Ichibou - 大根と胡瓜のぬか漬け、つぼ漬

    大根と胡瓜のぬか漬け、つぼ漬

  • Ten'Ichibou - なめこと三つ葉の味噌汁

    なめこと三つ葉の味噌汁

  • Ten'Ichibou - 熱いお茶

    熱いお茶

  • Ten'Ichibou - 自家製水羊羹

    自家製水羊羹

2023/01訪問第 2 次

4.4

  • 美食/口味4.4
  • 服務4.0
  • 氣氛4.0
  • 成本效益4.4
  • 酒類/飲料4.2
JPY 20,000~JPY 29,999每人

丸鍋を食べたのは何年振りか忘れましたが、今までで一番美味しかった印象

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらの天ぷら割烹。

場所は、平塚市龍城ケ丘というエリアの住宅街の一角。
JR平塚駅南口から20分ほど歩いたところでもう少しで平塚海岸という立地。

ご主人は、たん熊北店 本店のご出身で、ミシュランガイド2012年度版に
湘南エリアが加わって以来、4年連続☆を獲得していた実力のある天ぷら割烹。
2016年以降はミシュランが神奈川県を評価しないだけで☆を落としたわけではありません。

そして、たん熊北店 本店といえば丸鍋(スッポン)が超有名。
もちろんこちらのお店でも1月、2月になると丸鍋(スッポン)のコースになります。
前回訪問時に絶対にその季節に伺いたいと思い、それを今回実行に移した次第 (* ̄∇ ̄*)b

天ぷらのみのコースもあるのですが、前述した通り丸鍋(スッポン)を食べに来ましたので、

・四季折々の旬の食材を使ったコース 21050円 × 2人前

を予約しての訪問となります。
コース料金は時価だと思います。精算額から逆算しましたが間違っているかも知れません。

店舗は、コンクリート打ちっぱなしのビル。
1階はエントランスと駐車場、2階がダイニングとなっており、
ドアを開けて目の前の階段を上がって行きます。

予約の旨を告げて店内へ。まずは手指消毒のセレモニー。
検温センサーは寒くて誤作動して使えません (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

店内は厨房を囲むようにL字カウンター9席。
今宵はその内の7席を使っています。

お店は、くだんのご主人と女性スタッフのみによる切り盛り。
この日は女将さんの姿が見えませんでしたね。

BGMはありません。

ご主人と軽く挨拶を交わします。
2回目なのでご主人も最初っからフレンドリーな対応です (〃^▽^〃)

ということで、この日に頂いたコースの内容は以下になります。

写真撮影はお食事のみになりますので、今回もそれに従い料理と酒のみを掲載します。

・和楽互尊 純米吟醸 四合瓶 6600円
  私のオーダーです。
  新潟県長岡市に蔵を構える、池浦酒造の造る純米吟醸。
  おだやかな吟醸香に、すっきりとした純米の旨み。
  程良く辛口で、料理全般に対して相性が良さそうなバランスの良さ。
  これは美味しかったので今後の定番にしようかな。

・梅酒ソーダ割り 1320円
  かみさんのオーダーです。
  2005年ものの梅酒だと思います。前回がそうでしたので。
  いずれにせよ、今回も梅のエキスをビシバシ感じる美味しさです。
  この手のリキュール系も美味しいものを揃えてくれると
  酒が弱い方も楽しめますよね (〃^▽^〃)

・干し柿、蕪、胡瓜の白和え
  柿の白和えは良く見かけますが、意外にも干し柿は珍しいかも。
  これが和え衣と抜群の相性で旨いわ (〃^▽^〃)
  干し柿の自然な甘さに、蕪と胡瓜の食感と風味も合わさり。

・北海道余市産鮟肝
  ご主人が自信を持って勧める鮟肝。
  北海道余市は鮟肝が有名らしくて最高級品が獲れるんだとか。
  それをご主人の技によってさらに昇華した鮟肝。
  そのクオリティをストレートに堪能するために塩・胡椒で味わいます。
  口に含んだ瞬間にたまらんですよ。
  すっと口どけの良い柔らかさがあり、超濃厚で、雑味も臭みも無くて。
  ポン酢の味で食べさせる鮟肝ではなく、まさに塩・胡椒で食べさせる鮟肝。
  ご主人曰く、鮟肝ほどピンキリの差が激しい食材は無いとのこと。
  特に底辺はいくらでもあるそうです (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・聖護院大根の煮物
  大ぶりにカットした聖護院大根を透明感のある出汁で炊いて、
  山椒を効かせた黒七味をトッピングしたものです。
  これがもう京都らしい味わいで旨いわ (〃^▽^〃)
  
・お造り
  金目鯛炙り、メジマグロ、平目の盛合せです。
  金目鯛炙りは脂ノリノリ。これは旨いわ。
  メジマグロって本鮪の子供なのですが、子供とは思えない旨みの濃さ。
  中トロの部位を使っているからだと思います。
  平目は白身特有の香りが良いですね。
  もちろん刺身のツマも美味しくて、フェンネルのようなハーブの香りもしました。

・梅酒ソーダ割り 1320円
  かみさんのオーダーです。同じものをお代わり。

・丸鍋
  真打登場です (* ̄∇ ̄*)b
  一人前用の小鍋に入っての登場。グツグツと煮えたぎっていますぜ。
  具は、スッポン、絹ごし豆腐、餅、焼きねぎ。
  豆腐と餅が入るのは意外でしたね。
  熱々ですので取り皿も用意されましたが、私は直接レンゲで飲みます。
  スープを一口。
  むほおおおっ!
  想像よりもスッキリとした味わいで生姜が効いていて、それでいて旨みが凝縮。
  なんでスッポンってこんなに美味しい出汁を出せるんだろう???
  骨付きの肉やエンペラなどもハホハホしながら堪能。
  スープはもちろん一滴も残さずに完飲です (* ̄∇ ̄*)b
  丸鍋を食べたのは何年振りか忘れましたが、今までで一番美味しかった印象。

・梅酒ソーダ割り 1320円
  かみさんのオーダーです。同じものをお代わり。

天つゆ、大根おろし、伊豆大島の塩がセッティングされました。
ここから天ぷらが始まります。

・車海老
  これは塩で頂きました。
  伊豆大島の塩は湿っていますので手でパラパラとかけて頂きます。
  車海老は衣の中でミディアムレアに蒸し上げられています。
  甘みを一番感じる火入れなのではと思いますね。
  さすがに天ぷらの花形ですし、天ぷらって蒸し料理なんだなと実感しますよ。

・サヨリ
  こちらは塩と天つゆ半分ずつで頂きました。
  天つゆは節系ベースの濃いめの仕上がり。
  サヨリの身はフワフワで香りが良いです。

・太刀魚
  すだちも添えられました。こちらは塩だけで。
  サヨリよりもさらにフワフワで熱々で味が濃いです。
  これは旨いなあ。

・穴子
  セオリー通りに、尻尾は塩で、胴体は天つゆで頂きました。
  よく動かす尻尾は味が濃いんですよね。
  一方で胴体は脂が乗っていると。

・南瓜
  繊維感のある日本古来の南瓜の品種だそうです。
  確かに繊維質を感じますね。同時に甘みも濃いです。

・玉ねぎ
  串に刺して揚げています。
  トロトロの熱々でジュースが甘いです。

・フキノトウ
  徳島のフキノトウだそうです。
  早くも春の息吹を感じる逸品。
  1月中旬頃からすでに出回っているそうです。

・車海老の頭
  最初に食べた車海老の頭を薄衣で揚げたものです。
  頭の旨味と香ばしさが秀逸。もちろんこれも塩です。

・食事
  天ぷら専門店であればかき揚げをベースに、天丼、天茶あたりになるんでしょうけど、
  天ぷら割烹の旬の食材を使ったコースでは異なるものが供されます。
  この日はシンプルに白いご飯。そしてなめこと三つ葉の味噌汁。
  大根と胡瓜のぬか漬け、つぼ漬。

・和菓子
  自家製水羊羹 苺添えです。
  水羊羹は定番のようで、ざらついた食感を残していて、
  甘さも程よくて小豆の風味も抜群で美味しいんです (〃^▽^〃)
  苺は豊洲市場で4パックだけ残っていた非売品だそうです。
  こういうのを入手出来るのはご主人の信用が業者の方から高い証拠でしょうね。
  甘さと酸味のバランスが抜群に良い美味しい苺でした。

これで〆て52660円。一人当たり26330円。カードでのお支払いです。

この日は、周りのお客さんの入りが早い時間だったため、出るのも早くて、
20:30を過ぎた頃にはお客さんは我々だけになりました。
なので、前回よりもご主人とトークを楽しむことが出来ましたね (* ̄∇ ̄*)b

今回の食材の話や、京都の話、旬の食材の産地の移り変わりなど、
非常に参考になるお話をお聞きすることが出来ました。

季節に応じてメインとなる食材も変わりますので、夏の鱧、秋の松茸、
晩秋からのセコガニなども興味深いのですが、前回頂いた春の筍の感動が忘れられず。
次回も筍食いたいなあとかみさんとも意見が一致しましたので画策しておきます (〃^▽^〃)

惚れたお店が増えるのは喜ばしいことなのですが、
訪問スケジュールが段々ときつくなってくるのが玉に瑕(^^;
さすがに1週間に2軒行くのはブヒるしねえ・・・

ご馳走様です!(2023/1現在、3.70ポイント)

2022/04訪問第 1 次

4.3

  • 美食/口味4.3
  • 服務4.0
  • 氣氛4.0
  • 成本效益4.3
  • 酒類/飲料4.2
JPY 20,000~JPY 29,999每人

これほど筍そのものの味と香りを堪能できる料理は人生初の経験

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらの天ぷら割烹。

場所は、平塚市龍城ケ丘というエリアの住宅街の一角。
JR平塚駅南口から20分ほど歩いたところでもう少しで平塚海岸という立地。

1965年(昭和40年)創業という57年の歴史を刻む天ぷら割烹。
初代となる現ご主人のお父様が平塚市内で天ぷら屋として創業し、
その後市内を2度移転、平塚海岸にほど近い現在の場所で天ぷら割烹として営業しています。

ミシュランガイド2012年度版に湘南エリアが加わって以来、
4年連続☆を獲得していた実力もある天ぷら割烹なんです。
2016年以降はミシュランが神奈川を評価してくれなくなったんですけどね (涙д涙)
なので☆を落としたわけではありません。勝手に評価しなくなっただけなので。

2代目のご主人は、京都の名料亭であるたん熊北店 本店で修行をされた経験を持ち、
コースの中には天ぷらの他、四季折々の旬の食材を使ったメイン料理があり、
春は京都から取り寄せた筍を丸ままオーブンで2時間焼いた「筍の丸焼き」、
夏は鱧料理、秋は松茸、冬はセコガニや丸鍋(スッポン)などで、
それらを楽しみに来店されるお客様も少なくないそうです。

いままでにも何度も電話予約を試みたのですが、人気店ですので2週間前とかに
電話を入れても満席御礼のオンパレードばかり。
今回もそんな感じでお目当ての日には予約を取れなかったのですが、
この日であれば席が空いているとのことで、そこにずらしてやって参りました。

天ぷらのみのコースもあるのですが、天ぷら割烹としての
ご主人の実力を十分に発揮するためには前述した通り、旬の食材を使ったコースが良かろうと。

ということで、

・四季折々の旬の食材を使ったコース 18700円 × 2人前

を予約しての訪問となります。コース料金は時価だと思います。

店舗は、コンクリート打ちっぱなしの2階建てのビル。
1階はエントランスと駐車場、2階がダイニングとなっており、
ドアを開けて目の前の階段を上がって行きます。

予約の旨を告げて店内へ。まずは検温と手指消毒のセレモニー。

店内は厨房を囲むようにL字カウンター8席。
他にも個室があるそうなのですが、どこにあるのか分かりませんでした。

お店は、くだんのご主人と女将さんのみによる切り盛りだと思います。
厨房の中は見えなかったのですが、他に人の気配が無さそうでしたので。

BGMはありません。

ご主人と軽く挨拶を交わし、ドリンクメニューを頂いて何を飲もうかと検討します。

ということで、この日に頂いた旬の食材を使ったコースは以下になります。

そうそう。写真撮影はお食事のみとのことでしたので、
今回は店内写真や、メニュー写真は残念ながら掲載しません。

・瓶ビール 880円
  私のオーダーです。
  サッポロクラシックラガー中瓶です。
  キンキンに冷えていました。

・梅酒ソーダ割り 1320円
  かみさんのオーダーです。
  2005年ものの梅酒だそうで (*゚Д゚*)
  確かにそのような熟成した濃い飲み口がありました。

・うすいえんどうの冷製
  うすいえんどうは、えんどう豆の中の実えんどうの一種で、
  グリンピースを品種改良してできたものです。
  春から初夏にかけてが旬で、まさに今がピーク。
  程よい皮の食感もあり、出汁の効いたスープとともに美味しいです。
  なんかグリーンピース臭さが無いんですよね。

・筍とウドの木の芽和え
  筍はシャクシャク、ウドはシャリシャリ食感。
  それぞれの風味を木の芽味噌の香りが纏め上げています。
  春らしい一品で美味しいです (〃^▽^〃)
  もうこの時点でミシュラン☆を4年連続で獲得した実力を見た気がします。

・真鯛の白子 おろしポン酢仕立て
  真鯛の白子が超濃厚。これも旬だそうです。
  失敗した。これは間違いなく日本酒だなあ。

・生しらす うずらの卵黄仕立て
  鎌倉・湘南エリアお得意の生しらすですが、
  このようなレベルのお店で食べるのは初めての経験です。
  さすがにこのレベルになると美味しいです。
  しらすの中でも小さな型のものを選んでいるようで、
  目のジャリジャリ感とかも無いです。

・天一坊オリジナル 純米大吟醸 一合 2200円
  私のオーダーです。
  こりゃあビールを飲んでいる場合じゃ無いぞということでこちらを。
  お店の中では一番高い銘柄でしたが、最初に一番高いのを飲んでおく戦法です。
  するとちょうど瓶が空になったとのことで一合よりも少し多めにサービス。
  さらには瓶も添えてくれました (〃^▽^〃)
  飲み口としては甘みが効いています。
  大吟醸だけど程よい吟醸香がして。これは旨いですよ。

・お造り
  大磯のノドグロ炙り、勝浦の金目鯛炙り、佐渡のメジマグロの盛合せです。
  大磯でノドグロが獲れるのは驚きですが、お願いして獲ってもらっているそうです。
  ノドグロらしい透明感のある脂がきらめいています。
  勝浦の金目鯛炙りも然り。脂ノリノリで程よい食感は残し。炙った香ばしさもいいです。
  佐渡のメジマグロはさっぱり。でも若い中にも味があります。
  伊豆の何産かを聞き漏らしたのですが、この山葵が辛くて旨いんです。
  特に脂の乗ったノドグロ炙り、金目鯛炙りとの相性は抜群で。

・梅酒ソーダ割り 1320円
  かみさんのオーダーです。同じものをお代わり。

・和楽互尊 一合 1650円
  私のオーダーです。
  これも程よく辛口で米の旨味も感じます。

・筍の丸焼き
  京都から取り寄せた筍を丸ままオーブンで2時間焼いたものです。
  まずは焼いたそのままの状態での筍の丸焼きのプレゼンテーション。
  これを見た瞬間に心が躍動しますぜ (* ̄∇ ̄*)b
  それから二人前に取り分け、燻製塩、柚子味噌、醤油が添えられます。
  姫皮や根っこに近い部分は手で持ってこそげ落とすように食べるのですが、
  とにかくどこを食べても筍の香りが凄くてウマウマ!!!
  これほど筍そのものの味と香りを堪能できる料理は人生初の経験。
  今までで食べてきた筍料理の中でNo.1に美味しかったです (〃^▽^〃)
  ご主人も美味しそうに食べているのを見てニコニコしてくれました。

・桜鱒 木の芽焼き
  近江の桜鱒と仰っていたような。西京味噌焼きのような旨味も閉じ込めて。
  
・日高見 一合 1660円
  私のオーダーです。
  メニューには無かったのですが、出して頂けました。
  辛口ですが和楽互尊とも似ている辛口レベル。
  酸味も有って旨いです。
  日高見って高級割烹や寿司屋とかでもよく見るね。

天つゆ、大根おろし、伊豆大島の塩がセッティングされました。
ここから天ぷらが登場するんです。既に7品も料理が出ていますが。
知らない方は「天ぷらはいつ出るの?」と心配するそうです (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

塩は湿ってるので手でパラパラとかけてくださいとの説明がありました。

・車海老
  これは塩で頂きました。
  甘みと旨味に溢れています。さすがに天ぷらの花形。

・サヨリ
  ふわふわの身の食感。塩との相性が良かったです。

・真鯛
  これもふわふわの身。天ぷらって蒸し料理だなと思いますよ。
  これも塩との相性が良かったです。

・穴子
  説明通りに尻尾は塩、胴体は天つゆで頂きました。
  確かにその通りにすると相性が良いですね (〃^▽^〃)
  天つゆは意外にもしっかり味なんですよ。関東風というのか。

・アスパラ
  見事な太さのもの。ナニコレ?コクが凄いんですけど。
  これも塩で頂きました。塩が大活躍だなあ。

・タラの芽
  まさに春の息吹を頂くと。苦味がしっかり。
  こちらも塩で頂きました。

・車海老の頭
  最初に食べた車海老の頭を薄衣で揚げたものです。
  頭の旨味と香ばしさが秀逸。もちろんこれも塩です。

・食事
  天ぷら専門店であればかき揚げをベースに、天丼、天茶あたりになるんでしょうけど、
  天ぷら割烹の旬の食材を使ったコースでは異なるものが供されます。
  まずは炊き上がったばかりの筍の炊き込みご飯のプレゼンテーション。
  そしてそれを茶碗によそい、山椒の実の塩漬けを添えて、
  筍と山椒の実の炊き込みご飯の完成になります。
  そこに合わせるのは、なめこと三つ葉の味噌汁、大根と胡瓜のぬか漬け、つぼ漬。
  大好物の筍が最後にも頂けるとは幸せです (〃^▽^〃)
  最後に振りかけてくれた山椒の実の塩漬けの風味、塩気、痺れ感が素晴らしく。
  土鍋にはまだ少し残っていますので私もかみさんもお代わりをして完食。
  満足です!

・熱いほうじ茶

・和菓子
  自家製水羊羹です。あえてだと思いますがざらついた食感を残していて
  甘さも程よくて小豆の風味も抜群で美味しい (〃^▽^〃)

これで〆て46430円。一人当たり23215円。カードでのお支払いです。

たん熊北店 本店のご出身ですし、ミシュラン☆を4年連続で獲得していますし、
電話予約をしようにも何度も満席で予約できなかったお店でしたので、
もちろんハードルを上げての訪問となりましたが、難なくそれを乗り越えて大満足。

最初は凛とした空気に少し緊張したのですが、ノドグロの辺りで
ご主人との会話も弾むようになり、筍の丸焼きの辺りではご主人からも
前のめりに会話が出てくるようになり、凄く居心地も良くなりました (〃^▽^〃)
私が焦げた姫皮を美味しそうにしゃぶっているのを見て嬉しそうでしたもん。

たん熊といえば丸鍋(スッポン)が超有名。
もちろんこちらのお店でも1月になると丸鍋(スッポン)のコースになります。
絶対にその季節に伺いたいのですが、そうなると1年近くお預けになるので、
鱧の季節となる夏頃にももう一度訪問したいなと企てております (〃^▽^〃)

うーん。リピートしたいお店が増えるのは嬉しい悲鳴なのですが、
増えすぎると今度はそれぞれのお店の訪問頻度が犠牲になると。
でも、天ぷら割烹食べたい病を発症したらここしか考えつきません。

課題は、思い立ってもすぐに予約が取れないところ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
少なくとも1ヵ月前には予約しないとダメだろうなあ(^^;

ご馳走様です!(2022/4現在、3.65ポイント)

  • Ten'Ichibou - サッポロクラシックラガー中瓶

    サッポロクラシックラガー中瓶

  • Ten'Ichibou - 梅酒ソーダ割り

    梅酒ソーダ割り

  • Ten'Ichibou - うすいえんどうの冷製

    うすいえんどうの冷製

  • Ten'Ichibou - うすいえんどうの冷製アップ

    うすいえんどうの冷製アップ

  • Ten'Ichibou - 筍とウドの木の芽和え

    筍とウドの木の芽和え

  • Ten'Ichibou - 筍とウドの木の芽和えアップ

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  • Ten'Ichibou - 真鯛の白子 おろしポン酢仕立て

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  • Ten'Ichibou - 天一坊オリジナル 純米大吟醸 一合

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  • Ten'Ichibou - お造り

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  • Ten'Ichibou - 大磯のノドグロ炙り、勝浦の金目鯛炙り

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  • Ten'Ichibou - 筍の丸焼きのプレゼンテーション

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  • Ten'Ichibou - 筍の丸焼き

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  • Ten'Ichibou - 日高見 一合

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  • Ten'Ichibou - 天つゆ、大根おろし、伊豆大島の塩

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  • Ten'Ichibou - 車海老

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  • Ten'Ichibou - サヨリ

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  • Ten'Ichibou - 真鯛

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  • Ten'Ichibou - 穴子

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  • Ten'Ichibou - アスパラ

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  • Ten'Ichibou - タラの芽

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  • Ten'Ichibou - 車海老の頭

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  • Ten'Ichibou - 筍の炊き込みご飯のプレゼンテーション

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  • Ten'Ichibou - 食事

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  • Ten'Ichibou - 筍と山椒の実の炊き込みご飯

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  • Ten'Ichibou - なめこと三つ葉の味噌汁

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  • Ten'Ichibou - 大根と胡瓜のぬか漬け、つぼ漬

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  • Ten'Ichibou - 自家製水羊羹

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  • Ten'Ichibou -

餐廳資訊

細節

店名
Ten'Ichibou
類型 天婦羅、日本料理
預約・查詢

0463-35-5678

可供預訂

僅限預約

地址

神奈川県平塚市龍城ケ丘8-3

交通方式

距离平塚 1,063 米

營業時間
  • 星期一

    • 17:30 - 20:30
  • 星期二

    • 17:30 - 20:30
  • 星期三

    • 17:30 - 20:30
  • 星期四

    • 17:30 - 20:30
  • 星期五

    • 17:30 - 20:30
  • 星期六

    • 17:30 - 20:30
  • 星期天

    • 定期休息日
  • ■ 営業時間
    要予約

營業時間和假日可能會發生變化,因此請在用餐前諮詢餐廳。

預算(評價匯總)
¥15,000~¥19,999

檢查支出金額的分配情況

付款方式

可使用卡

(JCB、AMEX、Diners)

座位、設備

座位數

15 Seats

個人包廂

可能的

包場

可能的

禁煙・吸煙

嚴禁吸煙

停車場

可能的

空間、設備

平靜的空間,有吧檯座位

選單

酒水

有日本清酒,有燒酒,有葡萄酒,對日本酒講究,對燒酒講究,對葡萄酒講究

特點 - 相關信息

此時建議

款待 |與朋友/同事

許多人推薦的用途。

位置

家庭式餐廳