川崎・尻手、秋田郷土料理「なまはげ」。【4th】 : Nama hage

きりたんぽ鍋で、キューっと一杯。最高。

川崎の尻手駅から徒歩１，２分である。

マイレビさん２人と尻手飲みしたのは、もう５年以上前のコトである。
その時に行った、手前の「新川屋酒店」の立ち飲みで軽くやってから都内に帰るつもりだったのだが、そのちょっと奥に何だか良さげな店を見つけたので、ソコで食事と共に飲むコトにした。


秋田郷土料理店である。
寒い日で、鍋で一杯など、最高である。

メニューには、秋田がいっぱいである。
個人的には、今年、菅総理の件もあってか、秋田料理店などへの訪問が相次いだ。

店内、いかにも郷土料理店っぽい雰囲気。
大きな「なまはげ」の面も飾られている。


「ギバサ」で飲み始める。
アカモクの別名。秋田・男鹿半島でとれたモノだと聞いた。
コレ、かなりクセになる感じの味付けだった。
最初から、終盤まで、ギバサの世話になった感じ。

「わた入り丸干しイカ」。
炙った香りが、ことさら良い。
ワタの風味と、塩分で、さらに酒がすすむ一品。
気に入った。美味しい。

「きりたんぽ鍋」。
ベースのスープの選択が、正油と味噌があったが、正油で。
鶏のコラーゲン入りの丁寧で味わい深いスープだった。
きりたんぽも美味。
何より、目の前で、グツグツやりながら、飲む一杯が最高である。

流れ的には、もちろん、その後の「おじや」である。
鶏スープを足していただいたので、さらに味わいが増す。
うん、美味しい。
こういう雑炊系は、涙が出るほどほっこり、はんなりする。

でも、欲張りで、〆のあとの、さらなる〆。

「秋田味噌焼きおにぎり(いぶりがっこ付き)」。
コレ、一般的な焼きおにぎりよりも、きりたんぽ寄りな感じである。
ご飯が詰まっている感が強く、食べ応えアリ。
甘辛の秋田味噌も良き味わい。

いぶりがっこって強いなと思う。
この燻した風味は、何にも負けず、絶えず前面に出てくる感じ。

ツレがほとんど飲まず、僕が３杯。
ソレで、２人で税込６千円ちょっと。
内容と質感から鑑みれば、ちょうどイイ感じか。

うん、美味しかった。
満足。ごちそうさまでした。


優しい笑みの物静かな大将と、丁寧で親切な女将さん、といった感じだった。
他客が多くいたのであまり話もできなかったのだが、いろいろ気にかけていただいた。
ありがとうございました。


（文責：京夏終空、2020.12.15）
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