熊本の豊かさを丸ごといただきます！ : Shinoji no

熊本の大地の豊かさをまるごと提供する！をコンセプトにした
JA熊本経済連が運営するレストラン。

僕が頂いたコースは馬刺し、野菜の刺身盛り合わせ、せいろ蒸しに黒毛和牛のブランド「和王」
そして、「りんどうポーク」を使った凄まじいほどの贅を尽くしたごちそうだった。

初っ端に一番びっくりしたのは
「野菜の刺身盛り合わせ」だった。
カラフルな野菜が通常のバーニャカウダの10倍、20倍？
の豪華さで、まさに巨大な器に盛り合わせて出てきたのだ。

「ほー、これはすごい！！」とため息が出たほどだった。
豪華絢爛とはこのこと。

僕は当然ながら、すべての種類の野菜に手をつけようと必死になった(笑)
これは野菜が前面に押し出されている「しのじの」さんならではの素晴らしい演出。

バーニャカウダ風にして小皿のソース二付けていただくのだが、

少しソースにもっと工夫が必要だなと感じた。
凝っているが、野菜の素材を楽しむには少し安易なもの過ぎる。

ここは野菜盛り合わせが素晴らしいので敢えて苦言を呈させていただくが、
バーニャカウダソース的なものを出すなら
そこでも本物を出してほしいし、
味噌や塩などを出すならやはり本物、厳選をベースにしなければもったいない。

馬刺しもさすが熊本ならではだった。
霜降りの高級な馬刺しを惜しげもなく頂き、
タテガミも存分に頂いた。

そして、和王とりんどうポークのせいろ蒸しがメインだったが
これは圧巻だった。

和王とは飼料も厳選し生後月齢28カ月以上の牛で、
12段階に分けられる霜降りの度合い（BMS）が6段階以上のものだけが、「和王」としてブランド化される。

つまり、黒毛和牛の中でもプレミアム感の強いブランド和王。
口どけ、肉の香りの上質さ、味わいの深さと旨味。
どれを取っても一級品だった。
敷き詰められているもやしにも肉汁が入り素晴らしく旨かった。

それだけではない二段目のせいろには野菜が敷き詰められており
この蒸し野菜がまた旨い。せいろで蒸された野菜は元々の鮮度に加え
せいろで蒸すことで、甘みが増しているように思う。

そしてせいろ第二弾はくまもとのりんどうポーク。
りんどうポークはサッパリしているのに旨味が深い。

ミネラル豊富な海藻を餌にまぜて育てた
旨味の強い、柔らかな上質な決めを誇る豚肉で、
豚の臭みを一切感じない上質な豚肉。
リノール酸が通常の豚肉より多く含まれるらしい。

いやいや、シンプルながら素材の鮮度、
上質さが極まり贅沢の極みを頂いた夜でした。

ご同席して頂いたメンバーもみなさん素敵だったし、
食事も豊かさを肌で感じる素晴らしいモノでした。

極めて、豊かな時間を送ることができました。
ごちそうさまでした。