明月さんのちゃんぽん大盛（玉子入り） : Champo meigetsu

2022年5月　熊本～鹿児島ツアー⑦　3日目

火の国文龍 総本店さんでラーメンをいただいた後は、連泊をする熊本での宿にチェックイン。

翌日はレンタカーで天草へドライブです。
主な目的は以前から行ってみたかった天草郡苓北町豊岡にある創業百余年という老舗の天草ちゃんぽんのお店、ちゃんぽん 明月さんへ行くこと。

こちらのお店は事情は書きませんがしばらくの間お休みしていて、食べログでも掲載保留のようでしたがレビューで復活との情報を確認。
土日祝日は休み、不定休も多いとのことだったのでGWの合間の平日の金曜日にこのためだけにスケジュールを入れて行ってみました。

場所は天草諸島の下島の北東にある天草郡苓北町の陸続きの島のような地形の豊岡という地区で、豊岡城や豊岡港に近いのどかな港町の中。
公共交通機関では鉄道は近くに無いしで、熊本駅などからバスがあるようですが車が便利ですね。

熊本市街から豊岡までは車で2時間半ぐらいのロングドライブですが、天草五橋や景色の良い海辺の風景を堪能しつつなのでそれほど長く感じないですね。

11時少し過ぎに到着。
駐車場は店の近くに7台ぐらい停めるスペースがありますが満車で、少し離れた豊岡港の前の駐車場に駐車しました。

外観は狭めの路地にある大きな家屋にくっついた小さな小屋風の中華食堂の雰囲気でショーケースには焼き物などが飾られています。

外に2人並んでいて後に続きましたが、地元の人が来て店内を見て、相席なので入ってということで実は相席が前提で待ち無しだったんですね。

店内はこじんまりとした古めの大衆食堂の雰囲気で4人テーブルと壁にくっついた2人用テーブル、小上がりの2人テーブルの構成。
小上がりのテーブルに相席で着きます。
セルフの麦茶やお茶のグラスや湯呑が入った台やテレビなどの内装で人の家にお邪魔した気分になりました。

店員さんはおばちゃん1人でドアが閉まった調理場にいて基本的に接客は無しですね。
料理を出し入れする小窓があってそこで注文、料理の受け取り、片づけ、支払いを行うほぼセルフのシステムで、地元の人を見ないと振る舞いがわからなかったです。

メニューはちゃんぽん、ちゃんぽん玉子入りとその大盛、ライス、ビール、焼酎とシンプル。

調理中は声をかけにくい（かけてはいけない？）ので調理の合間を狙ってちゃんぽん大盛（玉子入り）を注文です。

見えませんが炒め物の良い音がして10分ほどでちゃんぽんが数人分まとめて出てきて各々取りに行きます。

中央の玉子の黄身がキャッチーな素朴な雰囲気のちゃんぽんでうまそうですね。

スープは少しとろみがある白濁の鶏ガラベースで野菜などの具の旨味が出て塩梅はおとなしめのなんとも優しい味わい。
麺は太いストレートで柔らかすぎない普通のかたさのプツンと切れるこしは弱めのチャンポン麺。

具はきくらげ、キャベツ、玉ねぎ、さつま揚げ、赤はんぺんなどと肉が鶏肉なのが珍しいですね。
生玉子は白身付きでつるんとした食感と黄身のコクが良く合っています。

ボリュームは大でもあっさりなので普通に満足。
器は自分で受け渡し窓口まで持っていき、調理の合間を見て支払いしました。

食べたかったちゃんぽんがいただけたので、2時間半走ったご褒美的な気分です。

この後は豊岡城跡を観光した後、熊本市街の宿に戻って夜は熊本名物の太平燕をいただきます。
（紅蘭亭 下通本店に続く）