京町家でいただく和フレンチ : Ryoriya Stephan Pantel

『The Tabelog Award 2022 Bronze 』を獲得されている「リョウリヤ ステファン パンテル」さんに伺いました。

場所は京都市中京区。地下鉄烏山線「丸太町駅」から徒歩６分程のところにあります。
外観は京都らしい京町家。築100年は超えているそうです。
内観は洋風な造りとなっていますが、随所に木を生かしているため統一感があり素敵な空間となっています。
席はテーブルとカウンターがあるので、一人でも複数人でも楽しめると思います。

今回いただいた料理の内容は以下の通りとなります。
○海老とカリフラワーのサラダ仕立て　
　ココナッツミルクとカリフラワーのムース　柚子
○フォアグラのコンフィを奈良漬の大根で巻いたもの　南国の4種のフルーツソース
○里芋のスープ　ローストした胡桃のクリーム　ハモセラーノ
○くもこのムニエル　堀川牛蒡　ビーツのピューレ
　バターとペッパー
○北海道タラのソテー　京都のお野菜とカラスミ
　白ワインと生のカラスミのソース
○鹿肉ロースト　マルメロとシロップ
　脛と肩　リキュールのソース　菊芋と小蕪　
○温かいチョコレートのムー　大徳寺納豆　パッションフルーツのアイス

写真をのせましたが可愛らしいフォルムの料理が多く、見ていて楽しくなります。
しかし食べるとどことなく「仏」だけでなく「和」を感じるテイストもあるので、ホッコリとした気分で最後まで料理を楽しむことが出来ました。

個人的な感想を少し…。
『フォアグラのコンフィを奈良漬の大根で巻いたもの』名前の通りの驚きの品。
喧嘩しあうかと思いきや、塩味・甘味が融合し、ソースの酸味で爽やかに終了するという美味しい一品でした。食感の違いも良かったです。
『北海道タラのソテー』旬のタラを使っているのでしっとり目。これにカラスミ塩味が効いたソースが絶妙にあいました。京野菜も美味しい。

地下鉄丸太町駅から徒歩5分。
京都御所の近くにあるリョウリヤ ステファン パンテル 。

モダンな京町家で味わう、
フランス人シェフによる京の食文化と独創的なフレンチの感動的な出会いと聞き
期待しながら訪問。

和の食材なのにフランス料理で、
まさに京都とフランスが綺麗に融合しているお料理はすべて美味。

定期的に通いたいフレンチでお勧めです。