店名 |
Mujara
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類型 | 咖喱 |
080-9161-1191 |
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可供預訂 |
無法預約 |
地址 |
京都府京都市下京区高辻通大宮西入坊門町832 イツワマンション 1F |
交通方式 |
距离四條大宮 348 米 |
營業時間 |
營業時間和假日可能會發生變化,因此請在用餐前諮詢餐廳。 |
預算(評價匯總) |
¥1,000~¥1,999¥1,000~¥1,999
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付款方式 |
无使用卡 无使用電子錢 无使用二维码支付 |
座位數 |
15 Seats |
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個人包廂 |
不可能 |
包場 |
不可能 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
不可能 |
此時建議 |
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服務 |
提供外帶服務 |
店名を聞いて、一度で気になって行きたくなった京都は大宮に在るインド式カレー(≒スパイスカレー)屋。
ムジャラって、水木しげるの妖怪画集にある"妖鬼化(むじゃら)"ではないかと。
今回早速訪れてみた。
外観からして昭和の風味が強く漂い、店内に入ると更にその感じは強くなる。
真っ青な店内に真っ白な棚、調理場はピンクの壁で、場末のスナックの様。
居抜きで入って内部の構造は殆ど手を入れていない感じである。
そんなんで金を使うなら、客にその分安く提供するよという店主の心の声が聴こえてきそうな環境。
白い棚には赤塚系、藤子系、水木系のアニメキャラクター人形が所狭しと飾られており、楳図系のサバラっ!をやっている人形も♪
ここは昭和を語って良い環境であるな。
これは当方も心地良い。
スパイス棚を観ると基本線は抑えたラインナップで、必要以上に多くは無い。
恐らく店主の好みで厳選されたスパイス達の共演を、食べ手がどう受け止めるかどうかだ。
言い換えれば、店主の好みに合うか否か。先ずはここだ。
メニュー(店頭は黒板、店内は紙切れ)には、日替わりカレーのラインナップが3~4種記載され、1種から3種まで注文が出来る。
他にはトッピングでパクチー、茹で卵といった具合。
こんなん3種を注文するに決まってるやん♪
この日はブタ、チキン、ヤサイ、なすと玉子のカレーの4種であるが、シンプルなもので見極めたいからブタ、チキン、ヤサイでお願いした。
後に追加でパクチーも。
しばしカレーを煮込んで提供される。
見た目は正にスパイスカレーそのもの。
関西では大阪で大変流行していると耳にしているが、東京でも多くの店が凌ぎを削っている。
主菜のカレーは右からブタ、ヤサイ、チキンという配列だが、副菜が多くてまるで南インドのミールスの様だ。
ライタ(ヨーグルトサラダ)
ラッサム
玉葱のアチャール
キャベツのプリイェル?
塩茹でのムング豆
先ずはブタからいってみる。
おおぉーー!!!
この鋭角に突き刺さる香りと味わいは何だ!
まるでスパイスの暴力だ(笑)
もう一口目から当方の中のグルーヴが頭をもたげて来た。
そう。
カレーを食う時のドキドキ、ワクワク感。
その中でも飛び切り上等なリズム&ソウルが高揚感を増していく。
ブタにはクローヴ、チキンにはフェンネル、ヤサイにはクミン等が中心に立体的に構成され、全体をカルダモンの爽やかな香りが春風の如く駆け抜けていく…
そんな感じだ。
一口、また一口とスプーンが止まらなくなるのだ。
店主の奏でるスパイス達の共演が、当方の心を鷲掴みして離さない。
店主の現在の感性が具現化された、キレキレの一皿であることは間違いないと感じ得た。
また、副菜で当方が驚いたのはチャトニで、左右にあしらわれた、右にキウイフルーツ、左には胡麻とピーナッツの様なテイストのもの。
特にゴマペーストの如しチャトニはカレーのコクとまろみを存分に底上げしてくる旨味増幅装置。
キウイの甘味はクドさが無い酸味を帯びたものなので、チャトニとしては最適かも。日本だとマンゴーチャツネが知れ渡っているが、色んなフルーツでチャトニ作るのも面白い!
米は白米とバスマティライスの半々。
それにしても、デフォルトでバスマティがセットされるのは、東京や横浜の人間からすると凄く珍しい。
質の良いバスマティは金が掛かるので、追加料金を取られるか、初めから用意していないかだ。
それだけでは無い。
頼んだカレーの種類の分だけおかわり自由という。
例えば、今回当方は3種の合いがけなので、それと同じものをだ。
しかも量をたずねてくれて、少な目とか大盛りとかも可能である。
更に、ライスも当初注文の通りで、デフォルトでは白米とバスマティ、バスマティオンリー(150円追加料金)の場合ならおかわりもバスマティのみも許される、何とも気前の良いサービスだ。
バイキング提供以外では、こういったこだわりのカレー屋で当方が知る限りカレールーもライスもおかわりできるなんて、見たことも聞いたことも無い(不味い店では無く、飛び切り美味い店に限ってのことだがね)。
唯一知っているのは、富良野の唯我独尊のカレールーおかわり自由だけで、ライスはおかわり出来ないくらいだ。
初めのうちはそれぞれのカレーと米の組み合わせで食べていくが、チャトニと合わせてみたり、ラッサム掛けてみたり、ムングやポテトを合わせてみたりと。
最後は全部をマジェて食べてねが如し、マジェマジェして食べてみたら、これが最高に美味い!
ちなみに、副菜はおかわりできないと店主からうかがったので、組合せの食べ方にこだわりのある人は、注意して食べ進めるようにね。
1つわかったことは、ここのカレーはシンプルなスパイス調合だが、鋭角な切り口で食べ手を攻めて来ること。
それにはスパイスはケチらずふんだんに投入しないと、舌と心にうったえてこないものだ。
ホールスパイスのテンパリングもパウダースパイスも鮮度も質の良い品質のものが使われていると思われる。
また、こちらは時間を見計らえばチャイも飲める(混雑時は時間がかかる)。
このチャイも中々美味い。
マサラとカルダモンを別日で味わったが、双方捨てがたい。
ミニサイズだが200円という価格設定も良く、手が出しやすい。
ということで、次の日も気が付いたら当店に来て日替り3種合いがけを食べていた次第。
京都にはたくさんの美味しい店があるのに、それを差し置いて超力にここまでさせたのだから、大したものだ。
店主の自然体な感じも好感が持てる。
京都に来た際には再訪必至な店となった。