店名 |
CHANDER(CHANDER)
|
---|---|
類型 | 印度料理 |
預約・查詢 |
075-752-5375 |
可供預訂 | |
地址 |
京都府京都市左京区聖護院山王町43-2 パレステート日生ビル B1F |
交通方式 |
市バス熊野神社前下車すぐ 距离神宮丸太町 531 米 |
營業時間 |
營業時間和假日可能會發生變化,因此請在用餐前諮詢餐廳。 |
預算(評價匯總) |
¥1,000~¥1,999¥1,000~¥1,999
|
付款方式 |
无使用電子錢 |
座位數 |
35 Seats |
---|---|
個人包廂 |
不可能 |
包場 |
可能的 |
禁煙・吸煙 |
可全面吸煙 有關被動吸煙對策的法律(修訂健康促進法)自 2020 年 4 月 1 日起施行,可能與最新資訊有所不同,請在光臨餐廳前確認。 |
停車場 |
不可能 |
料理 |
有素食菜單 |
---|
此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
---|---|
網站 |
2016年の初頭、何回目かの初詣を兼ねて京都を訪問した際に、平安神宮に近い丸太町通り沿い、聖護院山王町の熊野神社(811年に修験道の日円上人がこの地に紀州熊野大神を勧請したのが始まりといわれている。当神社北東にある門跡寺院(皇族や公家が住職を務め寺格が高い)聖護院の守護神でもある。応仁の乱で焼失したが再建し江戸期に整備された。縁結び・安産・病気平癒にご利益がある他、日本サッカー協会のトレードマーク、神様の使いである3本足のからす「八咫烏(やたがらす)」が境内に多く飾られていることから、サッカー関係者のお参りも多いようである。また当地「聖護院」は、和菓子の聖護院八ツ橋(八ッ橋発祥の地として熊野神社境内に西尾八ッ橋の西尾為治の銅像が建立されている)や、京野菜の聖護院大根・聖護院かぶ発祥の地でもある)の対面にあるビル地下(というか半地下)1階にある本格北インド料理チャンダー丸太町店をランチ訪問(参考までに当店近くには中核派の活動拠点として有名な京都大学の自治寮である熊野寮がある)。市内北山店は訪問したことがあるが丸太町店は初訪問である。
ちなみに京都土産で有名な「八ツ橋」についてであるが、八ッ橋が誕生したのは1689年(元禄二年)で、江戸時代中期に活躍した箏の名手であり作曲家でもあった八橋検校(「六段の調べ」など数々の名作を生み出し、近世筝曲の開祖と称えられている)が、死後に黒谷の金戒光明寺にある常光院に葬られた。その後、墓参に訪れる人が絶えないことから、琴に似せた干菓子を「八ッ橋」と名付け、黒谷参道にあたる聖護院の森の茶店にて、販売し始めたのが発祥とのことだそうだ(現在の株式会社 聖護院八ッ橋総本店の本社所在地にあたる)。
さて当店チャンダー丸太町店は立地的に地味なので、当然過疎っている店だと思っていたが、店内に入ってみると近隣の京大生らしきお客さんなどでほぼ満席状態であった。ランチのメニュー表を見てみるとランチセット数種類の他、ディナータイムのメニューブックからもオーダーできるようで、アラカルトのカレーはオーダーするとナーンorライス、サラダが自動的にセットでついてくるという、いわゆる「スビマハル方式」であった。今回はセットメニューの中からシンプルな「ナンカレーセット」をオーダー。カレーは日替わりの「チキン&ナス」激辛で。
しばらくして料理がタールに載せられて席に運ばれてきた。野菜サラダは千切りキャベツ主体の小さいカトリに入れられたもので、ちょっとアレな感じであったが、ナーンはクリスピーっぽい自分好みのタイプ。さらにカレーは「多分チキンと揚げナスのミックスか?」と予想していたが、意外にもナスをペースト状にして炒め玉ねぎ系グレービーに混ぜたベイガンバルタみたいなものに、大き目のチキンが数片入っているという、他のリーズナブルな店であれば、ディナークラスといってもおかしくないものだったのが驚きであった。また辛さを「激辛」でお願いしたためか、辛さ増強のために「グリーンチリのみじん切り」が入っているというのも良い方の意外であった。
京都市内のインド料理店は、例のネパール系巨大チェーン店などが多いのだけれど、オーソドックスな北インド系料理の店としては、当店(北山店・丸太町店)は、かなりコストパフォーマンスが高い優良店であると思う。昨今、インド料理マニアの間で、やれ南インド料理だ、ベンガル料理だとか、ネパールのダルバートだとかが話題になって、いわゆる一般的に代表的なインド料理と認識されている北インド料理について話題になることは少ない。またマニアでない一般的な方にとってもインド料理といえば、いまやネパール系チェーン店の「北インドのカレーをデフォルメして、インド料理に慣れてない一般的な日本人に合わせたマッタリしてマイルドなカレーと甘いナン」という認識をされていると思う。そんな中でオーソドックスでありながら「平均的にレベルが高くコストパフォーマンスの良い北インド料理」を供する店は意外と少ない。そういう意味で、当店は京都市内においてあまり知名度は高くないと思うけれど、ネパール系チェーン店が供するカレーとは一線を画するカレーを供しており、京都でインド料理を食る場合の選択枝の一つに加えても良いのではないだろうか?「悪貨は良貨を駆逐する」という故事のとおり、いまや珍しい存在で絶滅危惧種となってしまった「本格的な北インド料理店」として注目してよい店だと思う。