官方消息
本店已登錄為TabeLog店家會員。本店相關營業資訊,是由店家人員所公佈。
店名 |
Tsukinokurabito(Tsukinokurabito)
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類型 | 日式小酒館、日本料理、鍋類 |
預約・查詢 |
075-623-4630 |
可供預訂 |
可以預訂 |
地址 |
京都府京都市伏見区上油掛町185-1 |
交通方式 |
從京阪本線伏見桃山站徒步5分鐘從近鐵京都線桃山禦陵前站徒步5分鐘 距离伏見桃山 321 米 |
營業時間 |
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預算 |
¥3,000~¥3,999 ¥2,000~¥2,999 |
預算(評價匯總) |
¥5,000~¥5,999¥2,000~¥2,999
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付款方式 |
可使用卡 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 无使用電子錢 可使用二维码支付 (PayPay) |
收據 |
可開立符合發票規定的收據 註冊號碼T6160001008054 *有關最新的註冊狀態,請查看符合國務院發票系統資格的發票發行人發布的網站或聯絡商店。 |
座位數 |
160 Seats |
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個人包廂 |
不可能 |
包場 |
可能的 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 西側玄關外有煙灰缸 |
停車場 |
可能的 有專用免費停車場10個車位。 |
空間、設備 |
時尚的空間,平靜的空間,座位寬敞,有吧檯座位,有日式包廂,有日式圍爐座位,提供電源插座,提供免費無線網路連接 |
酒水 |
有日本清酒,有燒酒,有葡萄酒,有雞尾酒飲料,對日本酒講究 |
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料理 |
對蔬菜菜式講究,提供英文菜單 |
此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
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位置 |
神秘不為人知的餐廳,家庭式餐廳 |
服務 |
提供外帶服務 |
關於兒童 |
接待兒童,提供兒童菜單 |
網站 | |
開店日 |
2002.7.8 |
店鋪公關 |
伏見酒窖的非日常空間能成為最幸福的時刻就太好了。
對舊月桂冠酒廠進行了翻新。在擁有 100 年歷史的餐廳中享用具有京都風味創意料理,包括手工製作的紮魯豆腐和抽腐竹。午餐提供自助餐和兒童午餐,您可以享用各種菜餚。 |
この日は誕生日だった。58歳である。偶々、帰省と重なり、夙川沿い、越水浄水場の桜、廣田神社のコバノミツバツツジの群生も、未だ満開には早かったが直に目の当たりにして楽しんだのだが、誕生日の日は有給休暇を取って、伏見の酒蔵群があるこの場所に出向いた。淀川へと続く濠川をゆっくりと動く十石船や三十石船、寺田屋、全てではないが未だ昔を残す酒蔵の建屋等は、幾度と写真や映像で観たことはあるが、赴いたことはなかった。家から近くもないが遠いとも言えない。ちょっとした日帰り旅行の気分で細君と出向いた。
事前に、予約をして昼食を取ったのがこの店である。月桂冠の酒蔵の一部を改造した店とのこと。自分の住んでいる阪神間が灘五合で所謂「灘の男酒」だが、伏見も劣らぬ酒処で、此方は「伏見の女酒」と言われている。日本三大酒処の一つである。全部で20少しの酒蔵がある様子だが、その名を知っていて飲んだことのあるものは、月桂冠、黄桜、松竹梅、金鵄正宗、玉乃光、英勲程である。男酒、女酒の区別を知らぬし伏せられて飲んでも区別は出来ないであろう。恐らく水の質の違いから来るものであろうが、飲んで美味いと思えば、何でも良い。玉乃光は東京で単身で生活している今でも、スーパーに置いてあるので四合瓶を時々買って、家で粉引きの盃で愉しんでいる。
事前に、2,500円程の「蔵人御膳」というものを頼んでいた。九つに区切られた箱の中に、日本酒に合う様な様々な料理が小さな分量で配されている他に、天ぷら、自家製の汲み上げ豆腐、お椀、じゃこご飯、香の物、甘味という構成である。写真にその詳細は記載されているので此処では態々記載しない。
これが実によく出来たもので、この価格で、色々なものがちゃんとしたかたちで安っぽくなく、一つ一つが気の利いたものであるのは、なかなかである。今でも料理のジャンルを問わず、色々、いぎたなく食べているが、老人とは言えないまでも、やはり歳と共に、こうした料理を特に美味しく感じる様になってきていることに何か感慨がある様である。
酒蔵が運営する店なので、当然にそこの酒を頂かないと片手落ちということもあり、この際には「恒の月」というものの300mlを呑んだ。980円なので良心的である。輸送コストが無く直販故ということだろう。
天井の高い、かなり広い空間だが、やはり昔の木造建築というのはその梁が見事である。飲食店に改造したことでそれはかなり減失しているが、酒造りには当然ということになるが、光が過剰に入らない様に灯り取りも制限があり、未だ、暗がりの中で楽しめる陰翳が密かにある様である。漆黒の椀の美しさはかそけき光の中でこそ映えるものである。飲食店である以上、昔の儘では色々不便もあるだろうから、便利な様に改装するのは当然としても、普段、陰翳を味わえる日本の古来の建屋というものは今や少ないどころか殆ど無い。故に、外国人も多いこの地で、その「陰翳」を残しながら、日本の酒、料理を提供して頂ければ素敵なことである。
食事後、粗方、この街を散策して満喫した。意外と川縁の桜が見事でありがたかった。