店名 |
Kitanoya(Kitanoya)
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類型 | 壽司 |
預約・查詢 |
022-258-1012 |
可供預訂 |
可以預訂 |
地址 |
宮城県仙台市宮城野区福田町1-2-12 |
交通方式 |
JR仙石線:福田町駅より徒歩12分 距离福田町 423 米 |
營業時間 |
營業時間和假日可能會發生變化,因此請在用餐前諮詢餐廳。 |
預算(評價匯總) |
¥1,000~¥1,999
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付款方式 |
可使用卡 (JCB、AMEX、Diners) 无使用電子錢 |
個人包廂 |
可能的 |
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禁煙・吸煙 |
− |
停車場 |
可能的 お店斜め向かいに無料駐車場3台あり |
空間、設備 |
時尚的空間,平靜的空間,有吧檯座位 |
酒水 |
有日本清酒,有燒酒 |
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此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
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網站 |
場所は福田町。
市街地とも港町とも付かないこのエリアに、「きたのや」という美味しい寿司店がある。
会社の後輩にこちらの店の情報を教えてもらったのは、今から10年程前の事だったと思います。
当時は仙台在籍中でしたので、半信半疑のまま訪問してみることに。
鮨を摘んでみると、なるほど悪くありません。
強く印象に残ったのは「雲丹」
軍艦巻きでも握りでもなく、シャリと一緒に小鉢で供される。
所謂使える店であり、食通の後輩が御用達にしていた理由がなんとなく分かった。
今回、仕事で仙台を訪れる機会があったので再訪しました。
コンクリート打ちっ放しの外観。
店名の入った縄暖簾。
店舗は2Fになります。
昼時ということもあり、殆どの客はテーブル席に座っています。
カウンターには7~8席程度あったでしょうか。
ツケ場を遮るようなネタケースと壁側にある生簀(水槽)。
どこにでもある寿司店といった感じですが、実力は既に実証済みです。
「特上にぎり」を注文。
特上が10貫で3,000円というのですから、安いと思います。
「雲丹」(小鉢)
「牡蠣」(天ぷら)
「穴子」(煮切り)
ここまでは1貫ずつ供される。
小ぶりのにぎり。
最初の3貫には塩や煮切りで味付けが施されているので、つけ醤油は使わずにそのまま摘むことができます。
「雲丹」は軍艦でも握りでもなく、やはり小鉢で供されました。
変わらぬスタイル。
私が意表を突かれたのは、「牡蠣」の天ぷらのにぎり。
「鰹」なんかもそうですが、そのままでは酢飯とは相性が良くない種もあります。
果たして「牡蠣」は握りとしてどうなんだろう?
内心そう感じておりましたが、意外にもその相性の良さに驚かされました。
あえて「天ぷら」にするという掟破りの大技で、鮨として成り立たたせている。
サクサクと香ばしい食感の後に柔らかい牡蠣の旨味がジュワっと溢れ出す。
塩の使い方も絶妙で、天ぷらの衣に馴染んでいない。
衣がワンクッションになるので、間接的に牡蠣本来の持ち味がダイレクトに口の中に広がってきます。
無意識に笑みがこぼれます。
「穴子」の小骨の下処理もほぼ完璧。
柔らかく溶けるように消えていく。
残りの7貫は大皿に雁流しで供されます。
「白魚」(軍艦)
「鮑」
「赤貝」
「縁側」
「本鮪」
「牡丹海老」
「ズワイ蟹」
お椀は「牡丹海老の味噌汁」
ご存知の方も多いと思いますが、味噌汁に入っている海老の頭(殻)を皆さんはどうしていますか?
甘海老などは論外ですが、牡丹海老ぐらいになると殻の中にはまだ旨味のある部分が残っています。
勿論、そのまま召し上がっても海老の出汁が効いていて充分美味しいとはおもいます。
私はこの海老の頭を割って、殻の中身を掻き出すようにしています。
海老の頭(殻)を開けるにコツがあり、まず角のような部分と髭のような部分を其々手で掴む。
そこから殻を上下に引き裂くように開くと、簡単に割ることができるのです。
余談でしたが、私はそんなことが食べる側の礼儀の一つであると心得ています。
因みにこちらの店では、お椀の海老の殻は最初から割られているので心配無用です。(笑)
にぎりは、「特上」の上に「おまかせ」(5,000円)があります。
江戸前のような握りではありませんが、趣向を凝らした味わい深い鮨が摘めると思います。
仙台の繁華街や塩釜界隈の名店と比べても、なんら遜色のない店といえるでしょう。
穴場的な一軒です。