店名 |
Onigiri Nodaya
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類型 | 便當、飯糰、熟食 |
預約・查詢 |
0225-22-4401 |
可供預訂 |
可以預訂 |
地址 |
宮城県石巻市中央1-6-12 |
交通方式 |
距离石卷 680 米 |
營業時間 |
營業時間和假日可能會發生變化,因此請在用餐前諮詢餐廳。 |
預算(評價匯總) |
~¥999
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付款方式 |
无使用卡 无使用電子錢 |
個人包廂 |
不可能 |
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包場 |
不可能 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
不可能 |
此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
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震災からの復旧、復興が続く石巻。
傷ついた街を治しながら、新しい道路に沿って建て直すお店もちらほら。
復興現場で汗を流し働く人、近くに住んでいる人、皆さんが毎日のように買いに来る、おにぎり屋さんが「野田や」さんです。
震災後、傷んだ建物で暫く営業して、最近になって店舗を建て替えています。
ショーケースには、丁寧にひとつひとつ、ラップをかけたおにぎりが並んでいます。
握りが大きくて、炊き込みご飯や具を混ぜ混んだようなものも多いですね。
傍らには、おにぎりと一緒に食べられるような総菜、それにカップめんや味噌汁。
ナショナルチェーンにはない個性が伝わってきます。
葉唐辛子(130円)、五目ごはん(140円)、そんなところを買い求めてみます。
手作りおにぎりをお伴に歩いた先は、石巻随一の高台、日和山(ひよりやま)神社の境内。
この山は、海岸と石巻市街の間に横たわっていて、海側に広がるのは、門脇から南浜にかけた地区。
かつては水産加工等で賑やかな住宅密集地でしたが、震災では大津波とともに、流出した油による大火災が発生。
そんな中で、多くの人たちの命を救ったのが、この日和山なのです。
着の身着のままで逃げてきた多くの人が、救助の届かぬ中、一夜を明かした、まさに命の山なのですね。
火災で無残にも壁面が真っ黒に焦げた「旧門脇小学校」は、歴史の生き証人として、被災校舎の一部をそのまま保存する計画なのだと。
小学校近くの階段を、息せき切りながら上がって行きますが、なかなか山頂にはたどり着けません。
この階段を駆け上がったり駆け下りたり、すれ違う石巻工業の野球部選手たちの練習量には、ちょっと吃驚。
後ろを振り返ると急に視界が開け、立派な大鳥居と神社が目の前に。
旧北上川の河口を一望する境内には、あの日の避難風景が、写真とともに解説されています。
水産加工会社の従業員の皆さんは、防水白衣の仕事姿のまま。
あるいは、まともに外套を身に纏う暇もなく、急いで逃げてきた人も大勢いらっしゃったのでしょうね。
肉親や友人と離れてしまった人たちも大勢居た筈で、どんなにかひもじく、心細かったことでしょう。
持ってきた、野田やさんのおにぎりを、感謝しながらいただきます。
ササニシキの銀シャリの一粒一粒が、なんと旨いことか。
自然の営みの中で、人間はいかにも無力です。
眼下に望むかつての街を、土埃を上げてダンプカーが走り回りますが、そこに、人間の営みはまだありません。
東北の復興は、まだまだこれからなのだと、つくづく実感させられますね。