ロンバルディアのハーブガーデンからのお便り
Unmasked(羊の皮が剥がれた!)
プライベート利用の夜。
少しも気負ったところの無い塩月シェフは不気味なまでに黙々とキッチンの中で呪術を唱えていた。
私がワインラバーなのを計算に入れたか、しっかり味を染みこませた皿が続いた。
出色は両端をネギで縛ったラグーとハーブのラビオリ。エミリアロマーニャの郷土料理だったか?
自家製パスタとパンを含めたその他の料理も全て完全な手作りだ。
デザートのプレゼンテーションはややフェミニンで塩月シェフの意外な一面を覗かせる。
間違いなく2018年の幕開けを飾るに相応しいブランニュースターの誕生だ\(^o^)/
ところで持ち込んだヴォギュエのシャンボールミュジニー1級96(ミュジニーの若木)
はいい熟成を遂げていた!同時にナイフで斬りつけたような鮮やかさ、
ゆうに後20年はもちそうだ。ブルゴーニュ珠玉の看板畑の地力をまざまざと見せつけられた。
羊の皮をかぶった狼はもう一頭いたぜっ\(^^)/
友人に紹介されたこのお店。2回目で行きなり私が主催するワイン会に起用。
日向からやって来た塩月シェフはエミリアロマーニャ州とトスカーナで基礎をみっちり勉強し、
東京の超老舗、キャンティで申し分のない調理技術を取得している。
北イタリアの現代的で優雅なフレンチイタリアンを披露してくれた。
ラビオリとサマートリュフ、夏野菜のインサラータ、鍋倉牛の岩塩ローストは
リストランテレベルの秀作だ。ドルチェもパスタも素敵。
雰囲気はほとんどトラットリアだが中身は東京ミドルクラスのリストランテに匹敵。
持込料含めて10000円ポッキリは多分日本一のハイコスパじゃないか?
ただし、現在は女性ひとりとお手伝いさんで切り盛りしているので料理を出すスピードが
いささか遅い。オペレーションの効率アップが急務。総滞在時間3時間半はちょっとしんどかったかな?ヴィヴァーチェに、とまでは言わないが気の短い宮崎人を満足させるためには
もうワンステップ、アップテンポにお願いいたします。
とはいえイルソリッゾ、イルジーリョに続く超新星誕生を予感した一夜でした\(^^)/
店名 |
Sale Luna(Sale Luna)
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類型 | 義大利料理 |
預約・查詢 |
0985-20-6120 |
可供預訂 |
可以預訂 |
地址 |
宮崎県宮崎市中央通5-21 えびすのビル 201 |
交通方式 |
距离宮崎 1,042 米 |
營業時間 |
營業時間和假日可能會發生變化,因此請在用餐前諮詢餐廳。 |
預算 |
¥4,000~¥4,999 |
預算(評價匯總) |
¥10,000~¥14,999¥2,000~¥2,999
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付款方式 |
可使用卡 (AMEX、JCB) 无使用電子錢 |
座位數 |
12 Seats |
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個人包廂 |
不可能 |
包場 |
可能的 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
不可能 |
此時建議 |
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行った事ないけど笑
多分塩月シェフの料理を詩的に表現するとまあ、そんな感じ?
ミラノはイタリア美食、それもガストロノミーの宝庫ですが彼のベクトルは違います。
全てが塩分、脂肪分控えめで体に優しいですよ!なのに記憶に残る美味しさなのです。
12種の野菜と6種のハーブのポタージュが体に自然にしみわたります。
かと 思うとカッペリーニは宮崎マンゴーでチョッピリ贅沢に。
彼の仕事の丁寧さは特にラビオリに詰め込んだ夏鹿とサマートリュフに遺憾無く発揮。
メインとお魚はもうチョッピリがっつりさが欲しいところ。
ドルチェのフルーツトマトのソルベ、カモミールのパンナコッタとショコラも純粋な美学が◎
丁寧さと誠実さが光る彼の作品は絶対にイルソリッゾに続くものです。
少人数しか受け付けないので予約は必須です。お値段はお酒合わせて14000円で十分ですが
ご予算に応じて更にガストロノミックなコースも。
マダムの優しく素朴なお人柄がサービスにも反映されています。
皆様、近いうち予約が取れなくなる前にお早めに。