奈良二階堂｜江戸期の佇まい。110余年伝わる素朴な鰻まむし
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連子格子の旅籠は未使用。お願いして点灯いただきました
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軒行燈の趣。お願いして点灯していただきました
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まむし(肝吸い付)2100円。鰻は御飯の中に
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こちらも名物のうまき
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2段式でまぶされてます
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瓶ビール530円。他に日本酒など
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窓からはさつき盆栽。高僧の方々からの書も鑑賞できます
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歴史深い漆器や器
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館内のエントランス。靴を脱いで上がります
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元料理旅館ならではの中庭
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旅籠の門。お願いして通していただきました。今は未使用
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今は使われてない旅籠内
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旅館の名残り。今は料理のみです。
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明るい時間の軒行灯
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明るい時間の古色蒼然とした外観
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うだつのある民家など今はひっそりの下ツ道。奥左が｢綿宗｣
餐廳資訊
細節
| 店名 |
Watasou
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|---|---|
| 類型 | 饅魚 |
| 預約・查詢 |
0743-56-0007 |
| 可供預訂 |
可以預訂 |
| 地址 |
奈良県大和郡山市八条町45 |
| 交通方式 |
距离二階堂 232 米 |
| 營業時間 |
營業時間和假日可能會發生變化，因此請在用餐前諮詢餐廳。 |
| 預算（評價匯總） |
￥2,000～￥2,999
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| 付款方式 |
无使用電子錢 |
座位、設備
| 禁煙・吸煙 |
− |
|---|---|
| 停車場 |
可能的 |
特點 - 相關信息
| 此時建議 |
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|---|
【2014.2／夜】
奈良｢二階堂駅｣に交差する伊勢街道｢下ツ道｣を北へ数分。
江戸期の連子格子、明治からの日常を伝える古式ゆかしい鰻料理処。
特別な美食を求める格式高い老舗っていうより
江戸や明治の田舎旅館に来たような素朴な感覚。
知る人ぞ知る老舗だけど、のんびりしてます。
ご家族で受け継がれ110有余年。
元々江戸の安政期から｢綿屋さん｣として親しまれ
明治初め頃に良質な川魚が多く獲れたことから
お伊勢参りの泊まり客にふるまわれたのが｢綿宗｣の始まりだそう。
現在、古色蒼然とした連子格子の建物は使われず
店舗手前を左へ入った南門から入店。
引き戸を開けアプローチを進むとエントランスがあり
中庭の向こうの厨房を覗くと
5代目の女将さんが笑顔で迎えてくれます。
古い旅館に来たような感覚でスリッパに履き替え和室へ。
廊下から入ると、かなりの年季を感じるけど
室内には連絡用インターホンがあり暖房もきいて快適です。
写真確認をしてから、まむし、うまき、瓶ビール(530円)を注文。
女将さんと談笑する機会もあり
田舎へ帰郷したような和やかな空気に包まれます。
■□鰻まむし(肝吸い・香の物付) 2100円
碗をあけてみるとタレの染み込んだ御飯がぎっしり。
元祖と評される｢まむし｣は見た目以上にあっさりで素朴。
焼きは関西式で御飯の中には2段式のうなぎが入っています。
濃厚な旨味凝縮とはいかないけど
円やかなタレとフワッとした鰻の風味が自然なバランス。
現在女将さんの息子さん(6代目)が調理されてて
敷地内に湧く井戸水をひいた水場にいる鰻を焼いてるそうです。
■□うまき 1100円
評判の高いうまき。卵と鰻の旨味が合わさりこちらは絶妙な美味しさ。
＊他にもコース仕立ての定食、かばやき、白焼き、お持ち帰りetc
■□雰囲気・サービスetc
配膳の女将さんは和やかで人柄あふれる方。
南門から入って奥の厨房へ進み、声をかけると出て来られます。
和室には書や調度品が飾られ
東大寺や法隆寺など高名な僧侶の方々から贈られた品々とのこと。
窓越しにはさつき盆栽が並び
樹齢100年以上の希少な盆栽もあるんだとか。
他にも古来の漆器が並ぶ大広間、2階には50名の大部屋があり
決して華美ではないけど、懐かしい趣が魅力的☆
▼△帰る際にはお願いして外観を点灯いただき夜の旅籠を鑑賞。
古色を帯びた建築が浮かび、遥かを感じさせてくれます。
奈良の方々はじめノーベル賞候補常連の著名人にも高く評されながら
観光地じゃない二階堂だからなのか今回初投稿。
｢普通の方と一緒の対応やから後で知ること多いんです｣と笑顔の女将さん。
今はひっそりされてるそうだけど
これからも末永く親しまれてほしい古きよき鰻料理店です。
＊予約制で当日電話確認も可。店横に2台分駐車できます。