山里の隠れ家で本格的なお蕎麦を堪能！ : Kiiroi Noren

店主は蕎麦打ちを独学で学び、2000年にお店をオープン！
酒屋さんも営まれており、「黄色いのれん純米吟醸」というオリジナルのお酒と相性抜群の本格的な蕎麦が味わえるお店【黄色いのれん】さん！

場所は、曽爾高原からほど近い81号線沿いのバス停「新宅本店前」にお店があります。
この辺りは他のお店もほとんど見当たらない場所ですが、店名の通り大きな黄色いのれんが目印です。
駐車場は建物の隣にありますが、駐車できる台数は少な目です。
中に入ると土間の部分にはテーブル席、その奥は座敷になっています。
古い民家をそのまま利用し木の温もりを大切にした店内にはゆっくりとした時間が流れており、落ち着ける雰囲気です。
メニューは、田舎そば、おろしそば、せいろそばといった種類の蕎麦があり、各々にそばデザートとそば豆腐が付いたそば三昧セットもおすすめ。
加えて、お蕎麦屋さんには欠かせない日本酒も揃えられており、「黄色いのれん」というオリジナルの地酒も置いてあり日本酒党なら見逃せない。

まず最初に冷たい蕎麦茶が振る舞われます。
香ばしい風味と、ほんのり蕎麦の香がする美味しいお茶でした。

☆ せいろ大盛　1300円
丁寧に打たれて丁寧に湯がかれた美しいお蕎麦。
見た目で、間違いなく美味しいお蕎麦で有る事がわかります。
綺麗に均一に切られたお蕎麦を、まずはおつゆにつけず一口いただくと、蕎麦の香りと噛めば噛むほどに広がる
特有の甘みが口いっぱいに広がります。
力強い蕎麦に負けないように工夫された蕎麦つゆは、しっかりとした旨味とコクはあるのですが、から過ぎずまろやかなタイプで蕎麦との相性も抜群。
そばを楽しんだ後には蕎麦湯も忘れずに。
とろみかかった白濁の蕎麦湯をつゆに注げば、蕎麦の良い香りを楽しむ事ができ、最後の一滴までお店のこだわりを堪能できます。

☆ 田舎大盛　1200円
色は濃いめの「田舎そば」。
白っぽく上品なそばに対して、より “蕎麦っぽさ” を感じさせてくれます。
瑞々しさが失われないうちに、すっと口に運ぶと噛めば噛むほど甘い風味。
蕎麦は細いものの、心地のいい腰に質感もつるっとはしてるのにしっかりとした蕎麦の立体感も感じられる食感です。
蕎麦つゆには辛味大根が入ってるような…？
しっかりとした旨味とコク、辛味大根のピリッとした辛みで蕎麦との相性も抜群でした。
頃合い見て出された蕎麦湯は、濁りのあるトロっとした好みの濃度で、蕎麦の旨味たっぷりの蕎麦湯が味わえました。

☆ せいろそばがき　900円
飾りけがなさすぎるほど素朴な姿のなかに、挽きたての香りを封じ込めたそばがき。
ふわふわの食感と香り高さは、想像以上に衝撃的です。


店主は独学で蕎麦打ちを始めたということですが、とてもそんな風に思えないほど美味しいお蕎麦でした。
そば好きはもちろん、そうでない方も、曽爾村を訪れた際は是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか？

ごちそうさまでした＼(^o^)／