中央図書館前にある喫茶店の定食は栄養バランスがとれていて美味だった : Sabori

　学校町交差点のそばで、中央図書館の目の前にある喫茶店です。「再訪里」と書いて、「さぼり」と読むそうです。学生街っぽいネーミングですね。神田神保町の「さぼうる」を思い出しました。

　こちら、もちろん前から存在には気がついていたのですが、人の出入りの様子がなかったのと、メニューが店の外に出ていないので、入って失敗したらどうしようという不安ばかりが先走ってしまい、これまで訪れたことはありませんでした。

　でも、平日の午後１時半、この前に複数のお店を回って定休日や満席で食べ損ねていたので、きょうはこの喫茶店に入るぞ、と意を決してお邪魔しました。絶対満員で入れないってことはなさそうだし。

　そんな後ろ向きな気持ちで来たのですが、読み違いでした。いいお店でした。建物と内装に古さは隠せないのですが、高齢のお母さんが一生懸命手入れしているようで、すっきりしています。しかも、メニューが思っていた以上に多く、定食などのランチ類も豊富です。

　その中から焼き肉定食（税込み１０００円）を頼みました。こちらの料理の特徴は、なんといっても栄養バランスの良さと、実家で食べるような安心した味付け。焼き肉はタマネギのほかに、ナス、青菜、ピーマン、コーンが入っています。レタスサラダとトマトのほかにポテサラも付いていて、そのままサヤも全部食べられる出汁の染みた枝豆の煮浸し。小鉢には大根と細切り昆布の甘辛煮。ナメコの味噌汁とほどよい硬さの炊きあがりのご飯、キュウリの漬物とべったら漬け。

　味付けも濃すぎないし、上品。栄養だけでなく、食べて美味しい料理でした。

　週刊漫画や週刊誌、新聞も置いてあって、ゆっくり過ごすにもいい。私のほかにお客さんはいませんでしたが、ここを使わないのはもったいない。