値段を忘れて味わうと 十分旨いのよ
2023年6月
「塩ラーメン490円」
ちゃちゃっと昼食を済ませようと来店。こんな時には、時間がかからず値段も安いお手頃な中華飯店だ。カウンター席でタッチパネルを使い、塩ラーメンをオーダー。餃子を付けようかかなり迷ったが、こういう局面でいらないカロリーをとるから夏ズボンがキツくなるのだ、と自分を戒めて思いとどまった。
文庫本1ページ弱で着丼。チャーシュウ3枚に刻みネギたっぷり、ナルトにノリにメンマと、過不足ない仕上がり。これで490円は、企業努力のたまものだ。安いだけでなく、クオリティーも高い。すっきり系ながら鶏ガラと豚骨をベースに肉や野菜の旨みも加えた奥行きのあるスープだ。
麺は20番中細麺。推定加水率は40%かなあ。透明感のある多加水タイプだ。
さすがですよ、いやはや。麺、具材、スープと交互に楽しみ、残り三分の一あたりで味変して楽しみだす。えーっとまずラー油たっぷり。ひひい、辛くてコクが増した。更にコショウも一振り。ひょーっ、更に喉に刺激が来る。…と遊びながら最後の一すくいまで完まく。ごちそうさまでした。
熟練技術者無用
2022年3月
「半チャーハン・餃子セット540円」
どういう訳かラーメンの気分でなく、半チャーハンと餃子のセットのみオーダー。回転寿司屋では真っ先にラーメンを食べるくせに、ラーメン・チェーンではラーメンを食べないなんて、我ながらメンドクサイ奴である。
チャーハンはあまり油っこくなく割とソフトな仕上がり。餃子も軽めの食感で、今日の気分に合っていた。日曜に遅くまでグダグダ飲んでたのが悪いんだね。わかっとります。
お値段が実に安い。感謝して食べつつカウンターから厨房スペースを見ると、野菜炒めやチャーハンは、ローリングする調理機械で自動化されている。餃子も、セットすれば専用機が調理して完成をブザーで知らせている。お運び用のロボットまでいるじゃないの。近未来は確実に身のまわりに押し寄せている。
ファミ・ラー
2014年5月 極うま醤油ラーメン \421
幸楽苑が目指しているのは、ファミレスラーメン店である。だから「極うま醤油ラーメン」などという臆面もないネーミングができるのである。個人経営のラーメン店で「極うま醤油ラーメン」などと銘打ってラーメンを出すのは大ばくちになる。文字通りすごいか、世間知らずのバカかのどちらかである。
そういう意味で、やや鼻白んだ。個人として責任をもった料理を提供するお店ではない。一定レベルの製品を提供する企業なのである。ラーメン店ではない。大企業の出店の一つだ。
ラーメンが税抜290円なのに対して、「極うま醤油ラーメン」は税抜390円である。麺の量が少し多いのと、タレを変えたか香味油を入れたかというところ。確かに旨いが、素材由来の旨さではない。旨みそのものの結晶を増量した結果であろう。
麺は18番。半透明にゆであがる多加水麺ストレート。コシがあってうまいやね。
メンマ、ナルト、チャーシュー、刻みねぎ、板のり。
旨いんだけどさあ、もちろん主張はないよね。こんなラーメンを食べてほしい、なんて願いは全くないよね。どんなラーメンがお好みですか、それをお出しいたします…っていう基本姿勢。こういうお店、思い入れしにくいよなあ。
旨いけどね。
店名 |
Kourakuen
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類型 | 拉麵、沾麵、餃子 |
預約・查詢 |
0258-31-5520 |
可供預訂 |
可以預訂 |
地址 |
新潟県長岡市川崎町字前田2706-3 |
交通方式 |
車(約8分):長岡駅東口から大手高校方面(大手高校前) 距离長岡 1,186 米 |
營業時間 |
營業時間和假日可能會發生變化,因此請在用餐前諮詢餐廳。 |
預算(評價匯總) |
~¥999~¥999
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付款方式 |
可使用卡 可使用電子錢 |
座位數 |
48 Seats ( テーブル4×9席、カウンター12席) |
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個人包廂 |
不可能 |
包場 |
不可能 |
禁煙・吸煙 |
− |
停車場 |
可能的 |
空間、設備 |
有吧檯座位,有沙發座位 |
酒水 |
有日本清酒 |
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此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
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位置 |
家庭式餐廳 |
服務 |
提供外帶服務 |
關於兒童 |
接待兒童 |
網站 |
2023年9月
「みそラーメン490円」
緊縮ランチは続く。500円以下でラーメンを食べられる店としては、天下の一大ラーメンチェーン幸楽苑がある。
たいていのラーメン店では、味噌ラーメンは醤油ラーメンより100円くらい高い。それは野菜が載ったり麺を太くしたり、麺量を多くしたりと一工夫しているからだろう。だが、中には100円高い理由のわからない味噌ラーメンもあったりする。
その点、天下の幸楽苑は公明正大である。醤油も塩もみそも、標準の基本ラーメンは490円である。ただし、麺もトッピングも全く同じである。これはどういう意味かというと、小さなこだわりをあきらめろ、ということだ。海苔のトッピングは、味噌ラーメンには珍しい。だが、これはサービスではない。一つまみのゆでもやしにしたりして、作業工程を複雑化したくないわけだ。何ラーメンだろうが、タレ以外はそっくりそのまま同じ作業にした方が、調理マニュアルは簡易に整理され、ミスが減る。
板海苔は味噌ラーメンにはあまり合わないから、もっと合うものに替えようとか、麺もタレに合わせて変えてみようとか、そういうおいしくするためのちょっとしたこだわりをきれいさっぱり捨て去るのだ。一番オーダーされる醤油味に最も合うよう工夫された麺もトッピングも、塩や味噌にも適合させる。一定品質のラーメンをぎりぎりの安価で提供するのは、そういう小さなこだわりを捨て、少なくとも大失敗してまずいラーメンを出してしまう事態を極力避けることなのだ。
こちらの味噌ラーメン、タレがとても濃いめでおいしかった。コクのあるピリ辛味噌味だった。チャーシュウも3枚も載っていて満足感があった。ただ、私には、この中細麺とタレの相性が今一つよくない感じだった。そして、板のりのトッピングに違和感があった。
味噌ラーメンといったら、大抵の店では850円以上する。こちらでも、野菜炒めを載せたり麺量をふやしたり、値段は上がるがビルドアップすることが可能だ。そちらにするか、基本形のままで490円に抑えるか。
選ぶのは我々ユーザーだ。緊縮ランチで、思いがけず大問題にぶち当たった。面白い。