【0812】さすがは新潟直江津のお鮨屋さん♪ : Kisshoutei Sushi Robata

久々に直江津まで来た。
お気に入りのまるちゃんに行くも満席だったので、急遽、贔屓レビュア様のデータベースを紐解いてみた。(今、レビューを書きつつ、まるちゃんを検索すると、５月にあった食べログ評価アルゴリズムの変更で0.35点前後減点されていたので、驚きのあまり、自宅の椅子から転げ落ちた)
すると、良い感じの鮨屋がヒットので、2019年1月某日17時半頃に出撃した。

この季節でこの時間だと、あたりは真っ暗。
パトラッシュ・・・疲れたろう。ボキも・・・ヾ(･･ )ｵｲｵｲ!! ﾏﾀｶﾖ!!
駅前から10分弱歩いたろうか、真っ暗な中、何とかお店を発見した。

引き戸を開けると、板場で感じの良い大将と、ホールで女将が気持ちよく迎え入れてくださった。
いつも感じ思うのだが、良いお店というのは、入った瞬間にわかるもの。
不思議な感じに包まれたまま、案内されたカウンタ席で、熟慮の上で、以下を注文した。

・刺身盛合せ(金目鯛、勘八、ホウボウ、真烏賊、スズキ、蛸、ソイ)：1000円～
・特上寿し(鮪トロ２、スズキ、甘海老、いくら、雲丹、数の子、鉄火巻き)：2000円
・泥海老塩焼き：600円
・天領盃(新鮮生酒)(佐渡)：350円

まずは刺身盛り合わせ。
田舎の正月休み過ぎ直後ということで、下手すると漁もままならないことも多いので、どうかと思ったが、さすがは銘店、しっかりとネタを揃えてきたなという印象を持った。
また、どれもしっかり寝かされていて、素晴らしい内容だった。
直江津といえば富山湾からの恵みの恩恵も受ける地域であることから、半分期待していたが、大満足の内容で、贔屓レビュア様にお手手を合わせた。
魚種の中で、一応気になったので金目鯛の産地を確認すると、静岡ですと即答された。
さすがの直江津も吉次は入って来ても、金目鯛は獲れないということだと思った。

そして、何と言っても天領盃(新鮮生酒)(佐渡)。
首都圏でも呑めないことはないが、一都三県で扱っているお店は10店舗に届かないだろう。
それがこの値段で呑めるところが新潟である。
美味い。刺身にも合う～～～～～っ。
お代わりしたかったが、梯子したかったので、太ももをつねって我慢した(爆)。

次は、地物を揃えたという、おまかせにぎりをあえて外して注文した、特上寿しが届いた。
田舎の握りは鮪に比重を置いてしまい、他が残念になりがちである。
ここもミョウバン未使用の雲丹が厳しい状態だった。
正月では、仕入れも厳しかったのかも知れぬ。

泥海老塩焼き。
北陸で大人気の泥海老。ガス海老と呼ぶ地域もある。
甘海老よりも甘みが強いと評価されるものの、それ程獲れないらしく、北陸県しか出回らないと思う。
個人的には、北陸に来た時は、あれば必ず頼むべきだと思う。
また、生の泥海老が一番美味しいと思うが、北陸の高級なお鮨屋ではまず出て来ない。
名前が良くないのが一番大きな理由かと思っている(大爆)。
塩焼きだと、丸ごと食べられるので、複雑な旨みが日本酒を大きく加速させる。


といったところで、食後に想いに耽る。
やはり入店直後に感じたように、大将の接客が素晴らしく、心地よく過ごさせていただいた。
次があるので、特にお酒は控えたが、地元の銘店と確認できた。
会計してみたら、五千円でおつりがいっぱい来た。
今回の滞在はわずか40分だったが、次回は秋から冬にかけての時期の、海のなぎのよさそうな時に来て、じっくりと北陸の海の幸を楽しみたいなと思いつつ、超大満足でお店を後にして、まるちゃんを目指した。