魚尽くし : Maruhei

上越市の直江津地区は港町だけあって、美味しいお魚を出すお店がたくさんございます。私が知る限り軍ちゃんにやそじまに吉祥亭に・・・・と。（もちろんこれ以外にも美味しいお店はたくさんあります。）今回紹介するお店もこの様な感じで、地元民は良く知っているという店です。完全予約制で2人以上からと敷居は高め。でも、予約すると美味しいお魚にありつけます。

お店は昔の直江津市役所（現レインボーセンター）の向かいにあります。花果山さんの近く。直江津駅からは歩いて10分くらいでしょう。イカの暖簾が目印です。お店には個室の座敷が数部屋あって、入るとそちらに案内されます。個室は年季の入った民宿のお部屋を想像してください。私が行った時はお部屋の片隅に冷蔵庫があって、そこにお酒やビールが入れてありました。ここから好きなだけ取って、後で清算するシステムです。ビールは大瓶650-700円、日本酒は4合瓶で普通酒の3,000から大吟醸の8,000円まで、寒梅、雪中梅、鮎正宗、八海山、吟田川などがあります。まあ、こんなものでしょう。


本日はお酒抜きで5,000円のコース料理を頼みました。

お通し：もずく酢とハマグリとカニの身を卵でとじたもの。ハマグリはこの後の料理でも使います。

3点盛り：バイガイ、生うに、白えびの豪華な3点盛りです。生うには溶けかかっていますがコクがあります。下に角切りダイコンがあったのですが、切り方が良いのか全然辛くありません。甘くない梨を食べている様でした。バイガイは地元の名産で、大きめの身でコリコリとした歯ごたえがあります。白えびは富山の名産です。小さいのに一つ一つ殻を剥いていて、手がかかっていました。甘エビほど甘くはありませんが、ねっとりして美味しい味でした。

タカバ：タカバという石鯛をふぐ刺しの様に切ったものが出てきました。さっぱりしたタンパク質系の味ですが、河豚ほどはあっさりしておらず鯛の旨みもかすかに感じました。

マグロの中落ち：2-3人で1本出てきます。大きなホンマグロの中落ちで、見ているだけでも豪華です。中落ちの上には中トロ、大トロ、剥き身が。これを寿司屋で食べると幾らになるのだろう？トロはねっとりとしていました。先ほどお通しで出てきた蛤の殻が付いていて、それで剥ぐようにして中落ちを食べました。ホンマグロらしい酸味のある赤身でした。

サザエ：夏だったので旬のサザエが出てきました。つぼ焼きですが、身はあらかじめ切ってあります。ちょっと甘めの味付け。

地ダコのから揚げ：これはとても美味しかった。単品でも頼みたいくらい。タコを大ぶりに切ったものを揚げていて、三つ葉を添えています。噛むとジュウとタコのエキスが口の中に出てきました。

魚料理：メインの魚料理は本日仕入れたお魚が大きなお皿の上に乗って出てきて、それをこちらで選ぶことができます。しかしよく見ると魚の単価に差がある様な・・・おこぜと迷いましたが、久しぶりにノドグロを選びます。料理法もリクエストできたので焼いてもらいました。出てきた魚を見るとノドグロは半匹になっていました。高くない魚を注文した人には一匹丸々出てきたので、こうして値段の調整をしているみたいです。ノドグロはサラっとした脂がたくさんあって満足しました。

デザート：
J( 'ー`)し「デザートはアイスクリームですよ。」
ヽ( ・∀・)ノ「ヽ( ・∀・)ノ」
J( 'ー`)し「女性の方だけです。」
ヽ( ・∀・)ノ「　( ﾟдﾟ )　」

このあと、お酒の追加や一品も交えながら色々飲み食いしました。一品料理は高めだったので、お酒込みで一人8,000円強になりました。うむむ、少し高くなったな。やはりコース中心にした方がお得か。それと魚中心で野菜少なめなのも気になりましたが、魚料理は素晴らしいお店でした。