川端康成「雪国」の執筆舞台で最高の白米を。 : Yukiguni Noyado Takahan

子供の頃に、スキー宿として親によく連れてきて貰った高半。
その頃は純和風旅館で床に毛氈が敷き詰められて、それぞれの個室の入り口には格子の引き戸があり、中の1.5畳程の三和土には飛び石という風情ある雰囲気満載でしたが
ン十年経って訪れた宿は、建て替えてからも年月が経って久しい面持ち、入り口を入るとレセプション、その目の前にエスカレーターという色気が無くなっていた内装がちょっと寂しかったです。

しかし二階に上がると書棚が壁一面に設えられた図書コーナーの横に、大きな藍染の「雪国」暖簾があり、
その向こうは川端康成の雪国の撮影関係などの資料、雪国執筆の部屋も残っていて昔の面影が呼び起こされます。

川端康成はじめ 岸恵子さんや八千草薫さんの若かりお姿やその頃の湯沢温泉の風景、これは本当に貴重で見るだけでもワクワクする資料でした。
映画「雪国」もサービスで一日に数回上映されてます。訪れたなら絶対観るべき映画です。

お部屋などは至って普通ですが、餅米が美味しいのかお部屋に用意されているウェルカムスィーツの和菓子も美味しかった

何より特筆は夜ご飯の白米の旨さ❣️❣️❣️
この年に食べた何より美味しい食べ物でした。
丁度、顎の具合が悪く殆どモノを食べられる状態ではなかったのに、この白米とお漬物だけで茶碗で三杯頂きました（笑）
本当に、本当に美味しくて、この白米が忘れられなくて次の年も湯沢にお米を食べに訪れた程の美味しさ。
日本人の米作り、日本の四季と風土と、水。
全てに感謝です。
因みに、この評価の食事★4は白米のみの評価です^ - ^
おかずは普通です…

翌朝の朝食にお漬物が無かったのは本当に残念だ‼️‼️と真剣に思った程、強烈なインパクトでした。
帰りにこのお米を買って帰り、伽水から拘って土鍋で炊いてもここで食べるお米の美味しさには到底敵いませんでした。
あぁ、今も直ぐにでも南魚沼産のコシヒカリを当地で食べたい〜…