店名 |
Chikushitei(Chikushitei)
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類型 | 日本料理、海鮮、郷土料理 |
預約・查詢 |
0979-22-3441 |
可供預訂 |
可以預訂 |
地址 |
大分県中津市枝町1692 |
交通方式 |
從JR中津站徒步8分鐘 (500m) 從椎田道路「椎田IC」乘車30分鐘 (15km) 從宇佐別府道「宇佐IC」乘車35分鐘 (17km) 從社區巴士 (豐前·中津線) “圖書館入口”車站徒步1分鐘 (※僅平日運行1天4趟) 從大分機場乘坐大分交通“開往中津站前”90分鐘 (1天4趟) 在“中津站前” (終點站) 下車,徒步8分鐘 距离中津 414 米 |
營業時間 |
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預算 |
¥10,000~¥14,999 ¥5,000~¥5,999 |
預算(評價匯總) |
¥10,000~¥14,999
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付款方式 |
无使用卡 无使用電子錢 |
服務費收費 |
会席料理はサービス料20% |
座位數 |
80 Seats |
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個人包廂 |
可能的 可容納6人、可容納10~20人、可容納30人以上 大廳 (80人) 中大廳 (20人) 小房間 (6人) ×3 |
包場 |
可能的 |
禁煙・吸煙 |
抽煙與禁煙分區 有關被動吸煙對策的法律(修訂健康促進法)自 2020 年 4 月 1 日起施行,可能與最新資訊有所不同,請在光臨餐廳前確認。 |
停車場 |
可能的 5臺份 |
料理 |
對魚類料理講究 |
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此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
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網站 | |
備註 |
建築物是國家註冊有形文化遺產 |
店鋪公關 |
這是一家成立於1909年的日本料理。請品嚐來自豐前海的極品海鰻。
這是一家成立於1901年的日本料理。我們提供超值午餐和各種懷石料理套餐。它還可用於婚禮、訂婚儀式和追悼會。該建築是國家註冊有形文化財產,也是城山三郎「指揮官特攻」的拍攝地。 |
伊万里での仕事を終え、列車を乗り継ぎ中津駅までやってきました。予定通りの行程とは言え、普通-特急-新幹線-特急と30分間隔くらいで乗り継ぐのは、一般的には疲れてしまうのではないでしょうか。自分はいろいろな列車に乗れるのでうきうきワクワクな、まるで修学旅行の小学生気分だったのですが、後から聞くと伊万里からだと高速バスで博多まで一気に出た方が安いとのことでした。そのようなことはつゆしらず、定刻通り19:00過ぎに中津駅に到着です。
事前に予約を入れていたのですが、本来的には19:30で1人であれば受け付けていないとのこと。自分が北海道からやってくる旨を伝えたところ、快く受け付けてくれました。
駅前のホテルにチェックイン、着替えてからお店にタクシーで向かいます。徒歩圏内ではあるものの、迷って時間がかかってもと思い、駅前のタクシーのりばから直行します。
まず、到着時に店まで待っていただいていたのに驚きます。たしかに予約を入れてはいましたが、こうしてお出迎えをしていただくお店には普段は縁がありませんので、その時点でドキドキしてしまいます。
たぶん自分以外にはお客さんはもういなかったように見えますが、ひとまず靴を脱いで、店内の奥へ案内されます。途中、中津城の堀の跡を通り、今でもここを境に町名が変わるとの説明を受けます。離れに案内されると、テーブルと椅子が準備されています。エアコンが効いている部屋ではありますが、緊張のあまり汗が止まりません。
まずはお飲み物、ということでビールをいただきます。ここでYEBISUが出てくるあたりが料亭なのですね。せいぜいプレモルクラスのお店しか行かない自分にとっては、さらに緊張度が高まります。
お通しとして出てきたのがごま豆腐。生ウニが添えられている時点で、高級感MAXなのです。北海道民にしてみると生ウニ自体はそれほど珍しい物ではありませんがここは九州大分中津です。蒸しウニが出てきてもおかしくないと思いますので、心が痺れます。
その後先付けが出されます。いろいろ説明していただいたのですが、既に緊張感MAXなので右から左に抜けてしまいます。真ん中の鱧の子だけは記憶に残っていますが、お料理の味はどれも絶妙な味付けです。ゑびすビールもこのあたりで無くなりかけましたので、追加の飲み物をオーダー。おすすめは米焼酎・耶馬美人とのことでしたが、基本的に米焼酎は苦手なので好みの麦・兼八にします。もちろんここはロックでいただきます。
ここで鱧の握りが出てきます。鱧は基本的に足の速い魚とのこと、生でいただけること自体が珍しいと、途中参戦の女将さんに教えていただきました。その後のお吸い物も、これまた絶妙な味わいです。ジュンサイのぬるぬる感はナメコ汁に通ずる物があり、個人的に大好物です。さりげなく鱧が入っているあたり、さすがです。
そして今日のメイン、鱧のしゃぶしゃぶの登場です。先ほど登場の女将さんと、かなり話が盛り上がりいろいろなお話しを聞かせていただきました。登場からかなりの時間が経過しており、出汁がちょっと蒸発してしまっていたのですが、ここは女将さんが気を利かせてくれ、しゃぶしゃぶの程よい加減を教わりつついただきました。自家製のポン酢・かぼすをはじめとした薬味が淡泊な鱧の味わいを引き立ててくれます。さらに、しゃぶしゃぶを終えた出汁に、ポン酢を入れてレンゲで飲んでください、とのこと。一般的にはお行儀の悪い振る舞いにも思えるのですが、出汁・ポン酢双方が味わい深かったので、同時にいただけること、このシアワセ感にちょっと緊張がほぐれる瞬間でした。
しゃぶしゃぶがメインと案内されていたので間もなくエンディングかと思いきや、ここで冷製の料理が提供されます。あとから気づいたのですが、提供される料理の冷・温のバランスが絶妙なのです。おもわずお酒がすすみます。先ほどいただいた兼八も飲んでしまい、次にどうしようか迷っているところに、女将さんオススメの「耶馬美人」をいただきます。個人的には日本酒が苦手、米ベースの焼酎も苦手意識がありました。しかし女将さんオススメで、次の日に全く残らないとのことでしたので、ロックでいただきました。・・・・・うまい、うますぎる。米の独特の雰囲気ではなく、まさに水のように癖のない焼酎でした。過去に新潟の「上善如水」に出会ったときのような、透明感のあるお酒だったのです。
そして次に提供されたのが鮎の塩焼と蓼酢です。北海道・余市が鮎の北限なので鮎の存在は知っていましたが、もう余市ではなかなか鮎があがらず、本州から取り寄せている現状とのことを聞いていましたので、本場の鮎をいただけるとは思ってもいませんでした。そして蓼酢。あの鮮やかな緑色は、普段の生活では見かけることのないものでした。いわゆる「蓼食う虫も好き好き」とのことで、本来は苦味が前面に出る物のようですが、酸味が絶妙に混ざり合い、さらに鮎の塩味が加わることで、淡泊な川魚・鮎にかなりの奥行きを与えてくれているなぁと感じられました。基本的に酸味は苦手分野なのですが、酸っぱいというきつさは全くありません。ポン酢もそうでしたが、すべての味がとがっていないのです。優しい味なのです。続けて提供された湯引きも、梅肉の酸味がアクセントになっています。梅漬も苦手分野の一つですが、こちらの料理では美味しくいただけました。実はこの間にも、耶馬美人をもう1杯いただいております。麦焼酎の味わいもよいのですが、耶馬美人の透明感はこれまで味わったことのないものでした。
いよいよ最後のおかゆ・漬物がやってきます。北海道・東北における漬物といえば保存食であり、しょっぱいので白飯のあてという認識です。こちらの漬物は塩味控えめ、あっさりなのです。おかゆも優しい味わいで、とてつもなく満足感の高いものとなりました。
料理の余韻に浸りつつ、最後のデザートがやっています。ブドウなどの果物と、羊羹にも見える見たことのない四角い物体。食べてみると羊羹ほど甘くなく、こりこりした食感や豆の甘さ、いろいろな味わいが口の中に広がります。お話しを聞くと「巻蒸けんちん」とのこと。けんちんといえばけんちん汁しか知らなかったですし、いままで食べたことのない食感に感動しました。ゼリー系のものは好物ですし、キクラゲの食感も大好きです。甘味とキクラゲが合体するなんて想像もしていなかったのですが、これぞ中津名物のデザートであることを再認識しました。
当初のコース料金、プラス焼酎のお代ということで当初の想定金額を超えており、これまでの1食あたりの支払金額の最高額を更新しました。しかしながら、高い!という感覚は全くありませんでした。もちろん普段の生活ではあり得ない金額ではあったのですが、料理・そしてホスピタリティに見合うものでした。
お会計のあとも、女将さんといろいろとお話しをさせていただきました。女将さんのこれまでの苦労話、そして講演会などでお話しをいろいろされていること、政治的なお話し、様々な話題で盛り上がりました。女将さんの人脈を聞けば、皇太子様を始めとした世にも名だたる著名人がこちらのお店に訪れているとのこと。普段の自分の生活ではまず出会うことがないであろう方々のお話を聞かせていただきました。しかしそうした方々とのお付き合いがあっても決して上から目線での物言いではなく、自分のような一個人にも伝わるお話を聞かせていただきました。正直なところ、お金で買えるものではない、人と人との出会いの大切さに、改めて気づかされた時間でした。
こうして食べログに書いている文章自体、表現力の未熟さを感じるところなのですが、自分が感じた精一杯を書かずにはいられませんでした。改めて人との出会いに感動させられました。
なかなか北海道から来ることは出来ないのですがいつの日か、きっかけを作って訪問したい、そんなお店です。ごちそうさまでした。そしてありがとうございます。