店名 |
Taguchi Shouten
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類型 | 鯛魚燒・大判燒、霜淇淋 |
預約・查詢 |
0865-62-2784 |
可供預訂 |
可以預訂
電話予約可能 |
地址 |
岡山県笠岡市中央町25-9 |
交通方式 |
JR山陽本線 笠岡駅より徒歩5分 距离笠岡 240 米 |
營業時間 |
營業時間和假日可能會發生變化,因此請在用餐前諮詢餐廳。 |
預算(評價匯總) |
~¥999
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付款方式 |
无使用卡 无使用電子錢 |
個人包廂 |
不可能 |
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包場 |
不可能 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
不可能 |
此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
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服務 |
提供外帶服務 |
關於兒童 |
接待兒童 |
岡山県の西端に位置し、広島県福山市に接する瀬戸内の小都市、笠岡市。カブトガニの繁殖地としては、全国に知られる所である。今回の一店は、そんな笠岡の駅裏住宅街にある老舗ながら目立たぬ名店だ。
ビルの一階に、全面ガラス張りの変わったファサードを構えるこのお店、実は創業は昭和十五年頃と言う、相当な老舗大判焼き屋さん。夏季のメインはアイスクリームらしいのだが、今は二月。アイスコーナーは開店休業中である。このお店の歴史をお伺いすると、古くは初代創業者殿が、故郷の鹿児島から、当時はまだ珍しかった蜂蜜を携えて北上され、先ずは博多で開業されたそうである。その後の紆余曲折を経て、昭和十五年頃に現在地に安住されたとのこと。今は三代目ご主人が、店番を張られている。
このお店が素敵なのは、当時から変わらず、原材料を仕入れて餡を自家製される点に尽きる。蜂蜜が隠し味で効くその餡の仕込みは、六十余年前から同じレシピ。もはや歴史である。その自家製餡、仕込には大層に手が掛かるそうである。長時間を要する餡の煮込みは、客には見えぬ地道な作業の繰り返し。これを延々六十余年も続けているストイックな姿勢は賞賛ものだ。「ウチも、多くのお店と同じように、業販餡を仕入れりゃあ楽なんじゃけどね~」「でも、お客さんはコレがええて通うてくれるけぇ、中々やめられんのよ」とは、三代目ご主人の弁。
【白あん】\120
ココの大判焼きの目玉。私はそう思う。ガブリとかじれば、テラテラに光輝く餡がドロリンと流れ出そうになる。その色彩は白と言うより、もはや黄金色。膨大な砂糖と、隠し味の蜂蜜がなせる業だ。そして、その味わい。白花豆の仄かな風味が漂うその餡は、今の時流からすると信じられない甘さ。正に歯に滲みる甘さなのである。この餡は極上であり、稀有な個性をガンガン主張する。こんなに旨い餡はそうそうお目にかかれない。だがしかし、甘さに弱い方にとっては、それは顔を歪める程の強烈さである。
【あずき】\120
白餡よりはグッと落ち着いた味わいだが、その黒光りするテラテラ餡は、それでも甘さの証。甘さ控えめローカロリーなんてクソ喰らえ!!って反骨さが、やはり逝っちゃってる黒餡である。小豆の風味もバッチリ香り、流石に自家製餡。殆どの大判焼きで用いられている、業販用の画一的量産餡とは、ハッキリ言って一味も二味も違う。白餡のインパクトに隠れがちだが、これも相当にデキは良し!!
【クリーム】\140
三兄弟の中では最も凡庸なのに、何故か一番高価。このクリーム餡はもしかしたら仕入れ品やも知れぬ。確かに和風カスタードとも言える、抑えたミルク感と、プルリンとした食感がホッとする。期待を裏切らぬ味わいなのは確かなのだが、長男、次男の個性が強烈過ぎて、可哀想だが、地味に映ってしまうのだ。でも、この一個、恐らくお子ちゃまには一番人気なんだろうなぁ。
まとめ:
餡ばかりのレビューになっちゃったが、それほどに餡が強烈。当然皮にも長年のノウハウが注がれているのではあろうが、私にとっては、極上餡をキッチリ包む役目に徹した、「食べられる餡子容器」に思えてしまう。それでも、そこいらで焼かれる有象無象の大判焼きなど、軽く蹴散らしてしまう頼もしい三兄弟である。これで、皮がパリパリとかで個性があれば、これはもう大判焼き大王として、文句なしの☆5.0なんだけどなぁ・・・