店名 |
Oshokujidokoro Fukuya
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類型 | 食堂 |
098-885-4347 |
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可供預訂 |
無法預約 |
地址 |
沖縄県那覇市古島2-1-7 1F |
交通方式 |
ゆいレール私立病院前 徒歩6分 又は 古島駅 徒歩10分 距离市立醫院前 408 米 |
營業時間 |
營業時間和假日可能會發生變化,因此請在用餐前諮詢餐廳。 |
預算(評價匯總) |
~¥999
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付款方式 |
无使用卡 无使用電子錢 无使用二维码支付 |
個人包廂 |
不可能 |
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禁煙・吸煙 |
可全面吸煙 有關被動吸煙對策的法律(修訂健康促進法)自 2020 年 4 月 1 日起施行,可能與最新資訊有所不同,請在光臨餐廳前確認。 |
停車場 |
可能的 |
此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
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以前から店の前を通っていたが、お昼時はいつもいっぱいで虎視眈々とタイミングを伺っていたお店。
諸用で近くまで来たので少し早めのランチをと、11時過ぎに入店。
開店直後だったので先客は2組(8人)。
いずれも建設関係者の4人*2
今日こそはいける。
入口のドアには日替わり定食の案内が貼ってある。
【トンカツ・野菜(サラダ?)・マカロニ 650円】とある。
うまそうだが今日は朝からアレに決めていた。
梅雨明けしてから連日の炎天下の沖縄。
ゴーヤー食べて夏バテを吹っ飛ばす!
ドアを開け店内に入ると、うまそうな炒め物の匂いが漂っている。
これは期待がもてる!
4人がけのテーブル席が4卓と奥の座敷にも座卓が4卓。
外見からは想像できない奥行きの広さ。
運良く空いていたエアコンの風が涼しいテーブル席に座ることができた。
今日も暑かった~。
セルフの麦茶で喉を潤しつつ、メニューを確認。
うん、いい感じに油で汚れたクリアケースのメニューがレギュラーメニューの安定感を感じさせる。
価格帯は大体600円前後。
てびち・煮付けなどのおかず系、カツ丼・とんかつなどの揚げ物系、そのほか定番のチャンプルー系、みそ汁などの汁物系。
うん、間違いない。決して多くはないが定番は揃っている。
「おねーさーん!ゴーヤーね~!」と大きな声で厨房に告げる。
おねーさんが注文を取りに来るのを待っていたら負ける…そんな気がしたから。
ちなみに、私以外の客はおねーさんが注文を取りに来るまでおとなしく待っていた。
常連客だらけの完全アウェーとはいえ、ふてぶてしく常連を気取るのが私の流儀。
オドオドしてたらせっかくの食事を楽しめない。
普通に相席しますけどなにか?
その後は続々と客が増え、7割が肉体労働系で2割がサラリーマン系、近所のおじぃおばぁが1割と言った感じで埋まっていった。
半分くらいの客が日替わりを頼んでいる感じ。
皆、定番のメニューは一通り食べているのかメニュー表を見もせず日替わりを頼む感じもまた常連揃いといった感。
常連に愛されてるお店なのがよく分かる。
セルフの飲み物はホットコーヒー、アイスティー、麦茶とフリードリンクなのに気前がよい。
アイスティー用にスライスレモンがタッパーに用意されているのも気が利いている。
お冷が欲しかったが視界に入ってこなかったのでここは麦茶。
飲んでないけど、アイスティーは甘いやつだろう。
コーヒーはホットだけなので炎天下から逃げてきた私にはちとキツイ。
だんだん、混み合ってくるのと比例して厨房からダクトで処理しきれなくなった調理臭と煙が漂ってきたのはご愛嬌。
そこはあくまでも大衆食堂。服にニオイがなんて気にしません。
2杯めの麦茶を飲み干すタイミングでゴーヤーチャンプルーが運ばれてきた。
15分くらい待ったろうか、9人目のオーダーにしては早いぞ。
構成はゴーヤーチャンプルー・ごはん・ミニそば・たくあんといった感じ。
なんといってもゴーヤーチャンプルーの量が多い。
ゴーヤーを2本分は使っているのではという感じの量でビタミンCがたっぷり取れそうだ。
さて頂いてみましょう。
ん?なんかいつも見ている感じでは無いぞ?
ゴーヤーのスライスがとても薄い。
県民歴40年超の私史上、最薄。多分、1ミリ以下。
オカモトってゴーヤーチャンプルーも作ってたっけ?
機械のスライサーか皮むき用のピーラーでスライスした感じで向こう側が透けて見えるくらいの薄さ。
はは~ん、これは”お子ちゃま用”に苦味を抑えるため薄く切り、塩もみしてさらにクタクタに炒めたやつですね?
ゴーヤーサラダでよくやるやつですね。
おねーさん、働くうちなーんちゅをバカにしたらいけませんよ!
人類史上、最強クラスのゴーヤー耐性を備えた県民ですぞ!
こんな地元密着型のお店でも中国人観光客のインバウンド効果を宛てにしているのかな。
でも、観光客らしき人は一人もいないぞ?
腑に落ちない感じでとりあえず一口目をパクリ。
! ……
!?……
!!!!!! ……
ご、ごめんなさい!う、旨いです!
苦くて旨いです!
いやはや、衝撃でした。
噛んだ瞬間、たっぷり出汁を含んだゴーヤー汁(にがいやつ)が口の中に溢れます。
えっ!?お子ちゃま用に加工したんじゃなかったの?
ゴーヤーのシャッキリ感も残っているし、それでいて青臭さが少ない。
高レベルの旨い苦さなんですけど。
具材は島豆腐、ポークランチョンミート(たぶん、塩味の強いミッドランドかな?)、それと卵。
なんてことない材料なのに奥深い味わい。
一般的な食堂と同じように顆粒だしを使っているんだろうけど、そんなのは関係ないくらい旨い。
うま苦さが食欲を刺激してご飯がすすむクンです。
あっという間に2本分(推定)のゴーヤーと山盛りご飯を平らげた。
「おねーさん!ごはんおかわり~!」
と言わなかったのは大人の理性。
”ハラハチブンメ”いい言葉です。
学生の頃だったら間違いなく茶碗3杯クラス。
なんの変哲もない家庭料理にこれほど衝撃を受けたのは久しぶりだった。
そうか、あのゴーヤーの薄さは過剰に火を通し過ぎないためにあえて薄くし最後に加えているんだ。
島豆腐とポークランチョンミートを先に炒め、ダシと絡めて充分旨味が出たところでゴーヤーを投入。
フェットチーネにソースを絡めるような感覚で他の具材と軽く絡め炒めてるんだろう。
それであのシャキシャキの食感が残っていたんだ。
また、最後に流し入れたであろう卵の存在感もバッチリで火の通っていないヤワイ部分と通っているカタイ部分が
出汁の旨味と絡んでゴーヤーと島豆腐をサポートしていました。
と、調理工程を妄想してしまうくらい旨いゴーヤーチャンプルーに出会うことができました。
惜しむらくは塩分が多いこと。
ゴーヤーの塩もみ(妄想)のせいもあるだろうが、業務用ポークランチョンミート(妄想)にありがちな塩気の多さ(減塩タイプがない)。
スープ代わりのミニそばも出汁よりも塩気が勝っていた。
たくあんは食べなかったが市販のもののように見えた。
客層のほとんどが肉体労働者なのもこの店の味を作り上げていった背景にあるのだろう。
現場で汗をかいたら塩分補給は熱中症対策の基本だからね。
とはいえ、塩気の強さもたまになら充分許容できるし、昨今流行りの濃厚なラーメン程ではない。
おかげでセルフの麦茶を4杯も消費したことは内緒だ。
ゴーヤーでビタミンCをたっぷりと、麦茶でミネラルをタップリと。
理想的な夏のお昼ごはんをいただくことができた。
ゴーヤー王国おきなわとはいえ、台風が来ると市場価格が急騰するので意外と旬が短い沖縄のゴーヤー事情。
近いうちに、またビタミンCの補給に伺うことにしよう。
ちなみに、このレビューの登場人物は私と注文をとったおねーさんとその他大勢のお客しか出てきていない。
そのおねーさんがゴーヤーチャンプルーも作っていた。
厨房の奥には背中を向けて仕込みをしていたオールドおねーさんが一人。
大将らしきおっさんが一人。
おっさんは日替わり定食以外の調理には絡んでいなかったので揚げ物系の担当なのだろうか?
とにかく、おねーさんの獅子奮迅ぶりが目についた。
沖縄の女性はかっこいい。