店名 |
Zeroku(Zeroku)
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類型 | 喫茶店、意式冰淇淋/冰淇淋、咖啡店 |
06-6261-2606 |
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可供預訂 |
無法預約 |
地址 |
大阪府大阪市中央区本町1-3-22 |
交通方式 |
大阪メトロ堺筋線・中央線「堺筋本町」駅(1番または13番出口)から徒歩3分 距离堺筋本町 287 米 |
營業時間 |
營業時間和假日可能會發生變化,因此請在用餐前諮詢餐廳。 |
預算 |
~¥999 ~¥999 |
預算(評價匯總) |
~¥999~¥999
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付款方式 |
无使用卡 无使用電子錢 无使用二维码支付 |
座位數 |
12 Seats ( 4人掛けテーブル3卓) |
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個人包廂 |
不可能 |
包場 |
不可能 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
不可能 |
空間、設備 |
時尚的空間,平靜的空間 |
此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
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位置 |
家庭式餐廳 |
服務 |
提供外帶服務 |
關於兒童 |
接待兒童 |
備註 |
道修町と河内永和のゼー六とは発祥は同じだが、それぞれ別経営(道修町ぜー六のHPより) |
夕方に堺筋本町で用事があったのですが、早く着いて1時間近くの余裕が出来たので、以前から気になっていたゼー六という純喫茶を訪問してみる事にしました。
このお店を遠目に見て真っ先に思い浮かんだのは、子供の頃に読んだ「ちいさいおうち」という絵本です。
丘の上にポツンと立つ小さい一軒家が、いつしか市街地開発の波に飲込まれ、高層ビルや鉄道高架に取り囲まれるが、いつまでもそのままの姿であり続けるというストーリーです。
最後の写真の左下で、クリーニング屋さんの隣で、木蔭にポツンと写っているのがこのお店なのですが、いくら周囲を大きな建物に囲まれても、何も足さず何も引かず、ありのままの姿で在り続ける潔さに感動しました。
創業は大正2年との事ですので、もう110年近く営業されている事になります。
大正2年は織田作之助の生年なので、それこそ夫婦善哉の世界観よりも遥か以前から浪花の歴史を見守ってきた生証人と言っても過言ではないと感じました。
そのお店が今でも現役で営業し、当時のままの珈琲が飲めて、当時のままのアイス最中が食べられるというのは、当り前であって当り前でない事だと思います。
創業時は、贅六煎餅がウリのお菓子屋さんだったらしく、戦後になってから喫茶店を始められたそうですが、アイス最中はその頃から変わらない味で、皮も中身も全て手作りされているそうです。
しかも価格は120円と、ちょっとしたコンビニアイスよりも安い価格で提供されている心意気には感心しました。
個人的に感じた味わいとしては、高知県のアイスクリンや長崎県のチリンチリンアイスに近い、優しい印象でした。
最近流行りの、乳脂肪分たっぷりクリーム系ねっとり系アイスとは違って、サラッとしたシャーベットに近い食感と、仄かなバナナの香りが、何とも懐かしい気持ちにさせてくれます。
皮は、コンビニで売っているモナカの様に湿気って上顎にへばりつく様な代物とは一線を画していて、歯でサクッと噛み切れば、上顎に触れる前に溶けて無くなります。
駄菓子屋で売っている、歯の生えていない乳児でも食べられる、可愛いパンダの絵柄が目印の餅餅クルミ(右読み)に近い味わいで、それを分厚くパリッとさせたイメージでした。
珈琲は、生豆を自家焙煎されているそうですが、苦味が突出する訳ではなく、酸味が突出する訳でもなく、月並ですが、珈琲が苦手な人でもスッと飲める様な、本当にバランスの良い優しい味わいでした。
今回は、仕事中の数十分間しか滞在出来ませんでしたが、時間のある方は浪花の歴史感をゆっくりと体験しに行かれたら良いと思います。
まさにプライスレスな価値のあるお店だと思います。