"鍋(なべ)"两箇(ふたつ) あれど難儀(かたき)は "隨意點菜(ア・ラ・カルト)" それを處理(こな)すは 主人(あるじ)の才覺(ちから)
靑陽(はる)の"野菜(のゝくさ)"、"蔬菜(あをもの)"、
仍(すなは)ち、"荚果蕨芽(こゞみ)"、"楤芽(たらのめ)"、"蜂斗菜(ふきのたう)"、
"竹笋(たかむな)"を堪能(こゝろゆくまであぢはふ)。
尋常(つね)の如(ごと)く、"小基圍蝦(さやまき)"、"星鳗(はかりめ)"も、、。
當日(このひ)の"星鳗(はかりめ)"も、
「"黏性分泌物(ぬる)"には無頓着(おかまひな)くその儘(まゝ)油煠(あ)ぐ」ること、
大畧(およそ)二分(にミニウト、≒120s)。
秋毫(つゆ)臭氣(くさみ)皆無(な)く、適度(ほどよ)き風韻(かをり)。
"衣(ころも)"厚(あつ)くして輭(やはらか)なる『あづま』と異(こと)なり、
薄衣(うすごろも)にして酥脆(さくさく)。
とは云へ、
"芝麻油(ごまあぶら)"馨(かを)る『あづま』の"星鳗(それ)"も難捨(すてがたし)。
待塲(まちば)の"老舖天麩羅店(しにせてんぷらや)"には、
合理的(それなり)の"存在意義(ながくあきなひのつゞくことわり)"有(あり)。
だが、"味(あぢ)"に限定(かぎる)なら『一心』が贏(まさ)る。
隨意(まにまに)、"活魚(いけうを)"堪能(あぢは)へるは極樂(こゝちよきかぎり)。
"東都(えど)"、"駿州(すんぷ)"、などには高名店(よにかくれなきみせ)"あれど、
何處(いづこ)も、貴價(ねがたか)く、"廚師發辦(おまかせ)"のみ。
"隨意點菜(ほしいまゝのしなえらび)"は、
"鍋(なべ)"の温度(あつさ)に依(よ)る"天麩羅(これ)"では最高難度(いとかたし)。
两箇(ふたつ)の"鍋(なべ)"を活用(つか)ふとは云へ、
この難題(やゝこしさ)を解決(と)くには、
"油炸(あげ)"の廚藝(わざ)も然(さ)ることながら、
異(こと)なる需(もとめ)を"竝列處理(ともにさばく)"智慧(ちゑ)が必須(いる)。
---------------------------------------
【暗匣】:富士膠片(Fujifilm)X-T5 無反光鏡可換鏡頭照相機(みらーれす)
【鏡珠】:福倫達(Voigtländer)MACRO APO-ULTRON 2/35 @F2.6~F5.6
安徽長庚光學(Venus Optics)老蛙(LAOWA)4/10 Cookie @F8
1 * * * * *
【暗匣】:富士膠片(Fujifilm)X-T4 無反光鏡可換鏡頭照相機(みらーれす)※2022-08
活魚(いけうを)も 何(なに)を需(たの)むも 放埓(ほしいまゝ) 寛(ゆるりくつろ)げ 適正價格(ねづけほどよし)
無據(よんどころなき)事情(わけ)、
否(いな)、『いしまる』"御内儀格(おかみにひとしきかた)"ゟ(より)、
「『一心』●●ちャん、《近來(ちかごろ)卍(まんじ)の姿(すがた)見(み)ず》」
と仄聞(みゝに)し、有一日(あるひ)勇躍(いさみて)遠征(あしをはこぶ)。
開扉(とびらひら)くや、眼前(めのまへ)には前述(くだん)の"●●ちャん"。
廚房(くりや)には、"千葉大輔親方(ちばだいすけおやかた)"の外(ほか)、
右腕(みぎうで)の徒弟(でし)"木村鴻太郎(きむらこうたらう)"が控(ひか)へ、
手藥煉(てぐすね)引(ひ)きて冢中枯骨(それがし)を俟(ま)つ。
"師傅(おやかた)"、開口一番(それがしがすがたをみとめて、くちをひらくや)、
「今日(けふ)は"星鳗(あなご)"が厶(ござ)りまする。」
「据膳(すゑぜん)食(くは)ぬは丈夫(をのこ)の恥辱(はぢ)、©毒さま✨.:*゚:.。:.
饐膳(すえぜん)食(く)らふは體軀(からだ)に害毒(どく)。※←アタリマヘダ 」
とて、再度(またも)、
随意(このみにしたがひ)・隨時(まにまに)注文(たの)むことゝ相成(あひな)る。
と、"師傅(おやかた)"、
「今日(けふ)は"木村(きむら)"が煠(や)りまするが可以嗎(よろしうござるか)?」
奴吾(やつがれ)、
「可以可以(よかよか、くるしうない、えェでえーでェー、かまへんかまへん)」
と本性(がら)にも無(な)く鷹揚(こせこせゝず、あくせくもせず)に對應(ふるまふ)。
まッ、爰(こゝ)は技倆(てなみ)拜見(かしこみかしこみ、みさせていたゞきまする)!
當日(このひ)は、
前述(くだん)の"星鳗(はかりめ)"に、常態(つね)のごとく"小基圍蝦(さやまき)"、
加旃(しかのみならず)、"香魚(あゆ)"までもが"活魚(いけ)"といふ陣容(かほぶれ)。
"年魚(あゆ)"は"江州琵琶湖(びはこ)"。
劈頭(いやさき)に"啤酒(むぎのあはざけ)"にて口腔洗滌(のみどをうるほす)。
次(つ)いで"菜譜(しながき)"ゟ(より)、"小基圍蝦(さやまき)"、
"菜豆莢(さやいんげん)"、"生鯷仔(なましらす)"、"蘆笋(アスパラ)"、
"香魚(あゆ)"、"茄子(なすび)"、"星鳗(はかりめ)"、"蕃薯(りうきういも)"。
"親方(おやかた)"自慢(むねをは)る一品(ひとしな)"生鯷仔(なましらす)"。
これを最上級(いとよき)"紫菜乾(ほしあまのり)"にて捲(ま)き火(ひいれ)。
"生薑醬油(くれのはじみ+まめびしほ)"にてその儘(まゝ)噉(くら)ふが吉(よい)。
とは云へ、これはこれで職人(あげて)の智慧(かしこさ)。
"蘆笋(アスパラ)"は"徒弟(かれ)"の天麩羅烹調法(やりかた)を觀察(み)んがため。
根本(ねもと)の皮(かは)を剝(む)き、一刀兩斷(ふたつにわか)ち、
「下部(した)先(さき)、上部(うへ)後(あと)」に鍋(なべ)へと擲(おと)す。
油煠之(これをあぶらにあげ)、各々(おのおの)をまた一刀兩斷(ふたつにわかつ)。
かゝる做法(やりかた)、
安易(やすきにつく)とは斷言(い)はねども、廚藝(わざ)とまでは難言(いひがたし)。
食感(はごたへ・したざはり)は佳味(そこそこよ)く、
"師傅(おやかた)"との相違(たがひ)は輕微(わづか)。
扨(さて)、
當日(このひ)颳目(まなこけづりてみ)るべきは"星鳗(はかりめ)"。
"天麩羅職人鼎談(あれ)"にて、"黏性分泌物(ぬる)"に話題(はなし)が及(およ)ぶも、
その處理(あつかひ)は三者三樣(みたりそれぞれ)。
某(あるもの)は、
「"黏性分泌物(ぬる)"は完全除去(すみずみまでぬぐひさ)るべし!」、
と言ひ、また某(あるもの)は、
「油煠(あぐ)ることでその"癖(くせ)"を芳香(かぐはしきかをり)と化(な)す」と。
當家(こちら)は"活魚(いけうを)"。
"親方(あるじ)"謂曰(いひていへらく)、
「"黏性分泌物(ぬる)"には無頓着(おかまひな)く、その儘(まゝ)油煠(あげ)、、」
されど、"癖(くせ)"も"臭氣(にほひ)"も無(な)く、鮮美(すこぶるよきあぢ)。
掉尾(いやはて)に"水果(このみくさのみ)"たる"芒果(まんご)"を追加(くは)へ、
對價(あたひ)、六千二百七十圓也(ろくせんにひやくしちじふゑんなり)。
善哉(よきかな)、善哉(よきかな)、鐁(やりがんな)。
"天婦゜羅"りん、變體假名(へんたいがな)とチャイまんがな。
三種(みくさ)に及(およ)ぶ”活魚(いけうを)”、
無理强(むりじ)ひせず、何(なに)を需(たの)むも放埓(ほしいまゝ)。
寛(のんびりくつろ)げ、"價格(ね)"も適正妥當(Reasonable、うちうなづけるもの)。
豫約(あらかじめせきとる)は不要(いらぬ)、若(も)しくは容易(たやすい)。
背後(そびら)に"老板(たにまち、もちぬし、かねづる)"ありと云へど、
畧(ほゞ)"千葉親方(ちばおやかた)"が自由裁量(やりたいまゝ)。
東都(えど)ばかりか、駿府(するが)、名古屋(なごや)に名店(なだかきみせ)あれど、
これほどの"滿足感(みちたりかた)"、鄙(ひな)固有(ならでは)。
---------------------------------------
【暗匣】:富士膠片(Fujifilm)X-T4 無反光鏡可換鏡頭照相機(みらーれす)
【鏡珠】:福倫達(Voigtländer)MACRO APO-ULTRON 2/35 @F2.2~F4
脾撓(はらへり)て 靑陽(はる)の『一心』に 若菜(わかな)喰(く)ふ 我(わ)が懐(ふところ)は 空(から)になりつゝ
近傍(ちかく)の印房(はんこや)に所用(ついで)があり、午餔(ひる)は『一心』。
勿論(いふまでもなく)、
直近(すぐまへ)に遠征(あしはこび)し『さとかた』同樣(とおなじく)、
靑陽(はる)固有(ならでは)、"野菜(のゝさちやまのさち)"が目的(ねらひ)。
劈頭(いやさき)に"白葡萄酒(しろきえびかづらのさけ)"を貰(もら)ひ、
"小對蝦(さやまき)"、"荚果蕨(こゞみ、くさそてつ)"、"楤芽(たらのめ)"、
"款冬薹(ふきのとう)"、"姫小鯛(ひめこだひ)"、"笋(たかむな)"、"星鳗(あなご)"。
對價(あたひ)、三千五百圓也(さんぜんごひやくゑんなり)。
"荚果蕨(こゞみ、くさそてつ)"、"楤芽(たらのめ)"、"款冬薹(ふきのとう)"、
"笋(たかむな)"は『さとかた』と共通(おなじ)。
但(たゞ)し、"笋(たかむな)"の寸法(おほきさ)・刀工(きりつけかた)が、
『さとかた』と『一心』とでは異(こと)なる。
可惜(をしくらく)は"星鳗(はかりめ)"。
旣(すで)に魚市塲(うをいちば)にて〆たるもの。
以爲(おもふに)、
天麩羅(てんぷら)の"蝦(えび)"、"星鳗(あなご)"、は"活(いけ)"に限(かぎ)る。
豹變(コロコロと、てのひらかへ)すは卑怯者(ひけふもの)、
熾火(おこるひ)に、百遍返(ひやつぺんかへ)すは地燒(あ)の鰻鱺(むなぎ)、
中毒化(あぢをしめ)、二度目(うらをかへす)は"姫小鯛(ひめこだひ)"。
と云ふ仔細(わけ)で、またも"炸姫小鯛(これ)"を堪能(こゝろおきなくあぢはふ)。
"鍋(なべ)"は銅(あかゞね)两箇(ふたつ)。
食材(てんだね)の固有特性(くせ、もちあぢ)に順(したが)ひ、
高温油(あつきあぶら)と低温油(ぬるきあぶら)を併用(ふたつながらにつかひわく)。
"炸豬排(ぶたかつ)"の名店(なだかきみせ)を髣髴(おもひおこさずといふことなし)。
---------------------------------------
【暗匣】:富士膠片(Fujifilm)X-T4 無反光鏡可換鏡頭照相機(みらーれす)
【鏡珠】:福倫達(Voigtländer)NOKTON 1.2/35 @F2.2~F2.6
銘匠光學 TTArtisan 1.4/35 @F2.4 ※2022-01-25
五種(いつゝ)もの 特徴(よさ)を兼備具有(かね)たる "姫小鯛(ひめこだひ)" 早晩(いづれ) 人氣天種(ひくてあまたのてんだね)に
「大宮近邊(このあたり)では出色(きはだちたる)"天麩羅(てんぷら)"」
との印象(おもひ)があり、此度(こだみ)は"套餐(きまりめし)"を試(ため)す。
"掻揚(かきあげ)"を追加(くは)へ、
對價(あたひ)、四千一百圓也(しせんいつぴやくゑんなり)。
前囘(まへ)と同樣(おなじく)、活(いけ)の"小對蝦(さやまき)"ゟ(より)。
油煠(あ)ぐること、"腳(あし)で"大畧(およそ)一分(いつぷん)、
"胴體(からだ)"が大畧(およそ)五十秒(ごじふべう)ほど。
"芯(なか)"はと矚(み)るに、猶(なほ)半生狀態(なまなましさ)を保持(たもつ)。
"海扇(ほたてがひ)"、"姫小鯛(ひめこだひ)"、また同樣(しかり)。
對照的(かた)や、"甘藷(りうきういも)"は、
慢慢地(ゆるり)、着色(いろづ)き酥脆(カリカリ)となるまで火(ひ)を通(とほ)す。
かくのごとく、"火候(ひいれ)"の廚藝(わざ)は秀逸(ひいでたるものあり)。
當日(このひ)、瞠目(めをみは)りしは"姫小鯛(ひめこだひ)"。
およそ東都(えど)の"天麩羅(てんぷら)"とは、
江戸湊(えどみなと)に揚(あ)がる小魚(こまかきうを)を活用(いか)し、
"苣蕂(ごま)"や"榧實(かやのみ)"の油(あぶら)に煠(あ)ぐるが定石(ならひ)。
京坂食文化(にし)の影向(やうがう、ありがたくもかしこきおでまし)もあり、
"蔬菜(あをもの)"用(つか)ふが常態(あたりまへ)となりし現今(いま)も、
"魚(うを)"となると、"沙鮻(きす)"、"大眼鯒(めごち)"、"鰕虎(はぜ)"、
"錦鳚(ぎんぽ)"、"星鳗(はかりめ)"、となるが傳統(いにしへよりつたはるならはし)。
ところが、しかし、しかるに、さはあれ、されど、But、しかはあれども、However、
"姫小鯛(ひめこだひ)"には肝裂魄飛(きもさけ、たましひみにそはず)。
"Chelidoperca hirundinacea"、"スズキ目スズキ亞目ハタ科ヒメコダイ亞科ヒメコダイ屬"。
輒(すなは)ち、あの"石斑魚(はた)"の同類(なかま)。
不味(あぢあし)き理由(ことわり)も無(なし)。
これに限(かぎら)で、"美虎鱚(とらぎす)"、"隆頭魚(べら)"など、
「釣(つり)の外道(げだう)」扱(あつか)ひさるゝ小魚(ちいさなうを)も、
"天麩羅(てんぷら)"にするや、須臾(たちまち)にして鮮美(よきあぢ)と化(な)る。
身(み)の輭(やはらか)さなら、"沙鮻(きすご)"、"鰕虎(はぜ)"、
"膠原(にかはのもと)"に富(とみ)、
火候(ひいれ)不足(たらざ)れば臼齒(おくば)に頼哩(あらが)ふが錦鳚(ぎんぽ)、
"星鳗(あなご)"は舌(した)に滑(なめ)らかにして魫(うをのあぶら)豐富(ゆたか)。
"姫小鯛(ひめこだひ)"は、その何(いづ)れとも異質(ことなる)と雖(いへど)も、
その都(すべ)てを兼備具有(かねそなへ)たる稀有(めづらし)き魚(うを)。
「旣(すで)に人氣(ひくてあまた)の天種(てんだね)」との評判(うはさ)も、、。
老舖(しにせ)はさておき、魁(さきがけ)は舉(こぞ)りて採用(とりいる)ゝ歟(か)?
前囘(まへ)も感服(したをまき)たる"地瓜(りうきういも)"。
この廚藝(わざ)、他(ほか)の食材(もの)に應用(つかひまはす)も可能(よし)。
冢中枯骨(それがし)、
葎家(むぐらや)の廚房(くりや)では"黎祁(とうふ)"を用(つか)ふ。
---------------------------------------
【暗匣】:富士膠片(Fujifilm)X-T4 無反光鏡可換鏡頭照相機(みらーれす)
【鏡珠】:東蔡(Carl Zeiß Jena)MC Flektogon 2.4/35 @F2.4 ※絞り不調のため開放
銘匠光學 TTArtisan 1.4/35 @F2.4 ※2022-01-25
「臨機應變(きにぞみ おもひもかけぬ ことすらも ものともせぬは)」 こちらの廚師(いたまへ)
『栗天』が"薄衣(うすごろも)"には「肝裂魄飛(きもさけ、たましひみにそはず)」。
かくて、近來(ちかごろ)人口膾炙(ひとびとのうはさとな)る、
四谷左門町(よつやさもんちやう)『尚半』訪問(たづぬ)れど、
"胡蘿蔔(せりにんじん)"の他(ほか)一(ひと)つとして感服(とるにたる)ものなし。
そんなところに×北村大膳(きたむらだいぜん)〇『てんぷら 一心』。
「ことに據(よ)ると、鄙(ひな)には稀(まれ)なる天麩羅店(てんぷらや)歟(か)?」
と、俄頃(にはか)に色(いろ)めきたち、
某日(あるひ)晝响(ひるめしどき)訪問(あしをはこぶ)。
肆(いちくら)を差配(しきる)は"千葉大輔(ちばだいすけ)"親方(おやかた)。
臺塲日航飯店『吉野』ゟ(より)『天ぷら おのでら』を經由(へ)て『一心』に、、。
廚房(くりや)には、"金田石城(←キライダケド)"が直筆(て)になる"一心"なる書(しよ)。
「地元名士(このあたりのかた)に厶(ござ)りまして、、」との説明(よし)。
參考(ちなみ)に"おのでら"とは、
かの×惡名高き〇勇名(なをは)す"LEOC"が一事業(あきなひ)。
『鮨 おのでら』には夥(あまた)著名(なだか)き傳説級寄稿家(かたがた)も、、。
『一心』の經營者・老板(あるじ)、不詳(つまびらかならず)。
「"單點(à la carte、このみのまゝのしなえらび)"も可以(よろし)」
との言質(こと)なれば、破廉恥(はぢしらず)にして鐵面皮(あつかまし)くも、
"小對蝦(さやまき)" 、"星鳗(はかりめ)"、"障泥魷魚(いか)"、"甘薯(からいも)"、
と、廚藝(わざ)の巧拙(よしあし)易判(わかりやす)き天種(もの)を注文(たのむ)。
油(あぶら)は"太白巨勝油(たいはくごまあぶら)"、粉(こな)は"日淸バイオレット"、
鍋(なべ)は"黃銅(あかゞねもどき)"。
以下(つぎ)のタネ(もの)に、"白葡萄酒(しろきえびかづらのさけ)"を加(くは)へ、
對價(あたひ)、三千七百圓也(さんぜんしちひやくゑんなり)。
--------------------------------------
天種(てんだね) 炸時間(あげじかん) ※註釋(ひとこと)
--------------------------------------
・"小對蝦腳(さやまきのあし)"
・"小對蝦(さやまき)" 40" ※芯(なか)は半生(なかばなま)
・"楤芽(たらのめ)" 1'10"
・"障泥魷魚(あふりいか)" 1'48" ※芯(なか)は半生(なかばなま)
・"荚果蕨(こゞみ、くさそてつ)"
・"星鳗(はかりめ)" 2'05"
・"地瓜(からいも)" ---
--------------------------------------
どの天種(たね)にも最初(いやさき)に"麪粉(むぎのこ)"を塗(まぶ)す。
平均(おしなべ)て薄衣(うすごろも)なれど、
活(いけ)の"小對蝦(さやまき)"には油鍋(あぶらなべ)に投入後(いれたるのち)、
衣(ころも)を滴下(したゝらす)(タラーリタラリ)。
結果(したがひ)、腹側(はらがは)は厚衣(あつきころも)と相成(あひな)る。
これを「谷中之質店(やなかのしちや)©毒さま✨.:*゚:.。:.」と喚做(よびな)す。
愚按(やつがれおもふに)、
『栗天』のごとき、究極至高(このうへもな)き"薄衣(うすごろも)"が吉(よい)。
"鹽(しほ)"に二種(ふたくさ)あれど、
冢中枯骨(それがし)用(つか)ひしは"ヒマラヤ黑岩鹽(くろきいはじほ)"一種(のみ)。
適(あ)ふは臣僕(やつがれ)知盡(よくしるところ)。
"星鳗(はかりめ)"と"蕃薯(からいも)"の一缺片(ひとかけら)は天汁(てんつゆ)。
"障泥魷魚(あふりいか)"の衣(ころも)は『栗天』同等(なみ)。
「甘味重視(あまみをおもん)じ〆てゟ(より)三日目(みつかめ)」との由(よし)。
やはり天麩羅(てんぷら)の"纜魚(いか)"は、
"眞烏賊(すみいか、=かふいか)"、もしくは"障泥魷魚(あふりいか)"が最適(よい)。
"星鳗(はかりめ)"はと觀察(み)るに、
割(さ)きて打麪粉(こなをうち)衣(ころも)に潛(くゞ)らせ、
香(かぐ)はしく油炸(あげ)て金箸(かなばし)にて三分割(みつわり)に、、。
"體表面粘性分泌物(ぬる)"不除去(さらぬまゝ)なれど、畧無臭(ほゞくさみなし)。
唯一無二(いづくにもなき)廚藝(わざ)は"蕃薯(からいも)"。
網站(ネット)に閲覽(み)る限(かぎ)り、
『吉野』、『おのでら』の"甘薯(それ)"とも異質(こと)なる獨創性(あたらしさ)。
加旃(しかのみならず)、『栗天』とも、かの『近藤』(未訪)とも、、。
低温(ぬるめ)の油(あぶら)に霎時(しばし)放置(うちやり)、
これを引揚(ひきあ)げ、高温(たかめ)の油(あぶら)にて二度揚(にどあ)げ。
その後(のち)、餘熱(よねつ)を利用(つか)ふことなし。
油(あぶら)に接(ふ)るゝ斷面(きりくち)は、かくのごとき"甘藷片(いもひら)"に。
知味者(よくあぢをしるかた)曰(いへら)く:
「熟々(つらつら)"天麩羅(てんぷら)"を惟(おもんみ)るに、
一齊烹飪(ひとしくきりさきにたて)し一齊提供(ひとしくいだす)が理想(よい)」
實(げ)にも!
"味(あぢ)"と"處理效率(まはしやすさ)"を追求(おひもと)むるなら、
それが最善(このうへなし)。
だが、それが客(たべて)の嗜好(このみ)に適合(あふ)か否(いな)かは別(べつ)。
扨(さて)、"單點(à la carte、このみのまゝのしなえらび)"なら、、?
客(ひと)は"Poisson arrivals(ポツポツ、バラバラ、さみだれのふるがごとし)"。
十中八九(あらかた)"套餐(きまりめし)"なれど、
中(なか)には、老骨(やつがれ)が若(ごと)き顰蹙者(はなつまみ)、
放埓(ほしいまゝ)、無理無體・我儘三昧(わがまゝだらけ)の鼠輩(やから)も、、。
それを處理(こな)すも否(いな)も技倆次第(うでによる)。
"套餐(きまりめし)"の合間(あひま)を縫(ぬ)ひ、
活魚(いけうを)を捌(さば)き、打麪粉(こなをうち)、衣(ころも)に潛(くゞ)らせ、
剩(あまつさ)へ、油温(あぶらのあつさ)をも調整(とゝのへ)ねばならぬ。
"鮓店(すしや)"でも、
名店(なのあるみせ)で修業(わざをならひおぼえ)た職人(もの)の多數(おほく)は、
"竝列多元處理(いくつものことなるわざを、ひとしくこなす)"を得手(えて)とせず。
"天麩羅店(てんぷらや)"もこれに無所大差(おほきくことなるところなし)。
以爲(おもふに)、"千葉大輔(ちばだいすけ)"親方(おやかた)、
"臨機應變(きにぞみ、おもひもかけぬことをものともせぬ)"、
"竝列多元處理(いくつものことなるわざを、ひとしくこなす)"に長(た)けた、
稀有(まれ)なる廚師(いたまへ)。 ←※卑見(IMHO)
「興味(きにな)る天麩羅店(てんぷらや)」を質問(とふ)に、
即(すなは)ち應答(いらへ)て、駿府(するがのくに)『N生』の名(な)。
他(ほか)には、
尾州(をはりのくに)『N留』、武州橘樹郡(むさしのくにたちばなのこほり)『M』も。
武州足立郡大宮(むさしのくにあだちのこほりおほみや)と云ふと、
人民大衆(おほむたから)の糧(かて)には『天婦ら あづま』、『歩留食』あれど、
鮓(すし)『いしまる』、意大利菜(いためし)『Soratio』、『リストランテ ヲガハ』、
『銀座アスター大宮賓館』、『東晶大飯店』、冷麪(れいめん)『高麗两班』くらゐのもの。
嗚呼(あゝ)、
『銀座アスター大宮賓館』、『高麗两班』旣(すで)に廢業(なし)。
將來(いづれ)、客人(ひと)増加(ふ)え、價格(ね)も昂騰(あが)るやしらねども、
「現時點(いま)は稀有(まれ)なる佳店(よきみせ)」と斷言(いはざるべからず)。
--------------------------------------
舖(みせ) 小對蝦(さやまき) 星鳗(はかりめ)
--------------------------------------
※『一心』 40秒 2分05秒
『いは井』 36~55秒 2分30秒~4分10秒
『魚新』 55秒 2分55秒
『からくさ』 --------- ≒3分
『栗天』 40秒 2分
『天あさ』 58秒~1分20秒 5分
『天秀』 1分05秒 ---------
『天孝』 1分30秒 3分餘
『てん茂』 43秒 ---------
『尚半』 1分58秒 7分43秒
『はせ川』 28秒~55秒
『花むら』 --------- 3分30秒
『深町』 1分10秒 5分~7分
『みかは是山居』25~35秒 5分
『美かさ』 30秒 4分40秒
『みやこし』 2分10秒 6分05秒
--------------------------------------
---------------------------------------
【暗匣】:富士膠片(Fujifilm)X-T4 無反光鏡可換鏡頭照相機(みらーれす)
【鏡珠】:銘匠光學 TTArtisan 1.4/35 @F2.4~F4
安徽長庚光學(Venus Optics)老蛙(LAOWA)2.8/9 ZERO-D @F8
店名 |
Tempura Isshin
|
---|---|
類型 | 天婦羅、日本料理、海鮮 |
預約・查詢 |
050-5571-0659 |
可供預訂 |
可以預訂 |
地址 |
埼玉県さいたま市大宮区宮町4-138 金周ビル 1F |
交通方式 |
由大宮站 (東北口) 步行約8分鐘 距离大宮 496 米 |
營業時間 |
|
預算 |
¥15,000~¥19,999 ¥5,000~¥5,999 |
預算(評價匯總) |
¥6,000~¥7,999
|
付款方式 |
可使用卡 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 可使用電子錢 (Suica等交通系電子貨幣、QUICPay) 无使用二维码支付 |
收據 |
可開立符合發票規定的收據 註冊號碼T9030001043986 *有關最新的註冊狀態,請查看符合國務院發票系統資格的發票發行人發布的網站或聯絡商店。 |
服務費收費 |
4月からディナー帯のみサービス料を5%を頂戴いたします。 |
座位數 |
13 Seats |
---|---|
個人包廂 |
可能的 可容納4人 最多可容納5人 |
包場 |
可能的 可接受20人以下 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
不可能 |
空間、設備 |
時尚的空間,平靜的空間,座位寬敞,有吧檯座位,提供電源插座,提供免費無線網路連接 |
酒水 |
有日本清酒,有燒酒,有葡萄酒,對日本酒講究,對燒酒講究,對葡萄酒講究 |
---|---|
料理 |
對蔬菜菜式講究,對魚類料理講究 |
此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
---|---|
位置 |
神秘不為人知的餐廳 |
服務 |
可提供兩個半小時以上的聚會,可提供慶祝・驚喜的服務,可自帶飲料,提供外帶服務 |
關於兒童 |
接待兒童 |
網站 | |
開店日 |
2021.7.21 |
電話號碼 |
048-783-3930 |
好久不見的『 [a:https://tabelog.com/saitama/A1101/A110101/11055730/,一心] 』。如慣例所示," [a:https://tabelog.com/imgview/original?id=r32802239029148,小基圍蝦] "、" [a:https://tabelog.com/imgview/original?id=r33291239030104,星] "是 [b:活] 。""、" [a:https://tabelog.com/imgview/original?id=r33004239029567,莢果蕨芽] "、" [a:https://tabelog.com/imgview/original?id=r33260239030056,尖頭] "、" [a:https://tabelog.com/imgview/original?id=r33331239030238,款冬花] "、和 [b:青陽]" [b:蔬菜] "盡享 (到此為止) 。" [a:https://tabelog.com/imgview/original?id=r33096239029723,螢烏賊] "「[u:豫------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------」。“u:適當的下處理”,把眼球拔掉,非常華麗。" [b:鍋] "是兩個。無處不在的懷疑光輝" [b:銅] 制"的"鍋"。銅、銀、鐵、黃金。氣兼、指矩、 [b:無錢] 。"" [b:鍋] "包括:""。 在刀口上," [b:陣中膏] [a:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%9E%E3%81%AE%E6%B2%B9,蟾酥] "築波山麓 [b:大葉子] [a:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9B%E5%85%AD%E3%81%AE%E3%82%AC%E3%83%9E, 46蟾蜍] ,懷裡的 [u:蛤蟆口開也無錢] 。(那麽) ,你立合!在此基礎上取出的,是在西海捕撈的。" [a:星] [a:https://tabelog.com/imgview/original?id=r33291239030104,星] "。反觀自己的命運?,不知道?, [u:開口] , [u:扭曲自己,惋惜與今生分別。]。被斬首,披上薄衣,其軀體在油鍋中,。嗚呼, [u:"星"殺,油地獄] 。 [a:https://www.bing.com/images/search?q=%e5%8d%97%e7%84%a1%e9%98%bf%e5%bd%8c%e9%99%80%e4%bd%9b+%e9%87%91+%e4%bb%8f&qpvt=%e5%8d%97%e7%84%a1%e9%98%bf%e5%bd%8c%e9%99%80%e4%bd%9b%e3%80%80%e9%87%91%e3%80%80%e4%bb%8f&form=IGRE&first=1,南無阿彌陀佛] , [a:https://www.bing.com/images/search?q=%e5%8d%97%e7%84%a1%e9%98%bf%e5%bd%8c%e9%99%80%e4%bd%9b+%e9%87%91+%e4%bb%8f&qpvt=%e5%8d%97%e7%84%a1%e9%98%bf%e5%bd%8c%e9%99%80%e4%bd%9b%e3%80%80%e9%87%91%e3%80%80%e4%bb%8f&form=IGRE&first=1,南無阿彌陀佛] !以金筷子為四 [a:https://tabelog.com/imgview/original?id=r33370239030279,寸斷] ,此處,。令人驚愕的是,把“ [b:山蓼] (芥末) ”+“ [b:山椒粉] ”+“ [b:燉菜] (大棗) "。「" [b:山蓼] (芥末) ”和“ [b:燉菜] (大棗) "是 [b:壽司店] (壽司店) ," [b:山椒粉] (大棗) "雖然變成了 [b:鰻魚店] ,但卻是常道。[b:上等油] (好油)" [a:https://tabelog.com/imgview/original?id=r35926239960693,炸花] "品質上乘 (好東西) 。、、這樣說的話," [a:https://tabelog.com/imgview/original?id=r35930239960695,炸花] (這個) ”做成家苞。 " [b:爆麥片"雖然適當,"] [b:爆麥片"包括:"] [b:焙芝麻油] "尚吉。--------------------------------------- 【暗匣】 日本光學尼康Zf無反光鏡可換向鏡頭照相機(MILC,請看)鏡珠:福倫達 (Voigtländer) APO-LANTHAR2/50@F2.8福倫達 (Voigtländer) Color-Skopar3.5/21 Asph.@F11