『ぎんねこ』月見中華とカレーライス
田中貴さん(ラーメンwalkerミュージシャン)の2016年のログを見てたら、浦和の『ぎんねこ』を訪れた話が載ってました。訪れたきっかけは当時「ゆでめん」と書かれた暖簾がかかっていて、フェスではっぴいえんどの1stアルバム通称「ゆでめん」の全曲演奏をすることになってその験担ぎのためでした。当時は茹で麺販売もしていたんでしょうね。
で、そのログになんとも郷愁漂う店の写真が。
俄然、興味が湧いて3月後半の連休明けの火曜日、みぞれが降る中11時35分店に着きました。
「ゆでめん」の暖簾を探したが「ぎんねこ」の縦文字が沢山なものに代わっていました。麺販売をやめた為でしょうか。
店内には3組5人の先客。4席のテーブルが7卓。
店内も昭和の香りがぷんぷん。1926年創業らしいから昭和元年か2年かな?正真正銘の昭和遺産。
温かいお茶でほっと一息。メニューを見てラーメンとセットにできるらしい小カレーライスも注文。
待ってる間に月見中華なるメニュー発見しラーメンを変更してもらう。
・月見中華 650円
・セット小カレーライス 300円
11時41分ラーメンと小カレーライス到着。
ラーメンは由緒正しい昔ながらの中華そば。いいなぁ、この感じ。
カレーも黄色いカレー。いいねぇ。
月見中華にはほうれん草、小さめの海苔、チャーシュー、なると、支那竹、小さくて丸いお麩、小口の葱、真ん中辺に生卵が沈みかけてる。
スープはあっさり、麺は中細というよりストレート細麺。
おいしい。麺をどんどん啜ってしまう。
ほうれん草はシャキシャキで新鮮、チャーシューはロースの煮豚と小さなかけらは脂が多くバラみたい。メンマというより支那竹と言った方がピッタリくる支那竹も懐かしくて凄くうまい。最後の方になって生玉子を崩してみたけど、コレがこのスープに馴染んで旨さが倍増した。最初からやれば良かった。ちょっと後悔。
カレーをひと口。黄色いカレーにありがちな塩味が効いた味を一瞬覚悟したが、塩っぱくない。奥にふわっと旨みを感じる。出汁?なのかな。
ラーメンとカレーの取り合わせは芸がないような気がしてやったことがなかったけど、この店には似合ってるような気がする。
月見中華そばとカレーライス。最高に満足。
ご馳走様。夏には目玉焼きがのってるという冷やし中華を頂いてみたいと思います。
11時55分、後客は一人だけ。店を出るとみぞれは本降りの雪に変わっていた。
店名 |
Gin neko
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類型 | 蕎麥麵、烏龍麵 |
048-822-4751 |
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可供預訂 |
無法預約 |
地址 |
埼玉県さいたま市浦和区仲町2丁目13-17 |
交通方式 |
JR浦和駅西口 徒歩8分 距离浦和 488 米 |
營業時間 |
營業時間和假日可能會發生變化,因此請在用餐前諮詢餐廳。 |
預算 |
~¥999 |
預算(評價匯總) |
~¥999
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付款方式 |
无使用卡 无使用電子錢 无使用二维码支付 |
座位數 |
28 Seats ( テーブル席(4人卓×7)) |
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個人包廂 |
不可能 |
包場 |
不可能 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
不可能 近隣にコインパーキングあり |
酒水 |
有日本清酒,有燒酒 |
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此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
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3日前に行った「そば処 やぶ」に昭和を感じたが、浦和にはもう1軒、店の外観から中身まで昭和を感じさせる『ぎんねこ』というそば屋があったのを思い出した。
1926年だから昭和元年?に「シルバーキャット」という店名で喫茶、洋食店として創業したこの店は、戦時中に敵性語である店名を変えざるを得ず「ぎんねこ」の名に。
この時期は食糧難であり、配給のそば粉、小麦粉を使ったそば屋として営業を続けた。そしてそのまま現在に至っている。実にもうすぐ100年の歴史がある。
去年の春に行った時、夏になったら冷やし中華を食べたいと思ったきり、二夏目も終えようとしてる。
やばい、またこの夏も見送ってしまうのか?
それに今年はお店で冷やし中華を1度しか食べてない。
火曜日11時37分、裏門通りの旧中山道から県庁に向かう間にある『ぎんねこ』の引き戸には「ラーメンはしばらくの間できません」の貼り紙。
冷やし中華は食べるがラーメンを食べる予定はないので、店に入って手前のテーブル席についた。
7卓ある4人がけの各テーブルの真ん中には透明なアクリル板が立っていた。客は殆ど1人客なので相席として利用するためか。フロアに店の人は2人。
メニューを見て(夏季のみ)となっている冷やし中華に目玉焼きが載ってるらしい「冷やし月見中華」を注文すると「すみません、今は出来ません」
「あっ、もう終わっちゃいました?」と言ってから、入口の貼り紙を思い出した。中華麺がないのか!?
昔は製麺もやってたらしいが、今は取引先の製麺所が休業?になると、麺は完全に日本そばだけになってしまうのか…
それでも諦めきれず、知らず知らずのうちに冷やし中華に似た雰囲気のものを探してた。
・冷やし天ぷら(そば)800
・小カレー+300
・ビール500キリンラガー中瓶
(1,600)
550円の温かいたぬき又はきつねと小カレーとのセットが750円、小天丼は800円、小かつ丼は850円。他メニューとセットの場合、小カレー300円、小天丼350円、小かつ丼400円がそれぞれプラスになる。
きのう久々に飲んだ小瓶のビール、また飲みたくなった。周りはお勤めの方が殆ど。ビールなんか飲んでるバカは自分だけ。ちょっと恥ず…でも気にしない
先客は4人、後客は10人以上、見事に100%男性客、それも2人連れが1組いたが、あとは若い人から年配の人まで皆1人客だった。
ビールはすぐに、冷やし天ぷら(そば)と小カレーも4分後に出てきた。
冷やし天ぷらの真ん中には海老天がいた。その脇には人参と玉ねぎの小さなかき揚げ、千切りのナルトにきゅうりは薄切り、スライストマトに沢山のワカメとキャベツもいるぶっかけ的冷やしそば。
そばを啜った。冷えた硬めの食感でうまい。
つゆは最初はちょっと塩っぱく感じたが、食べ進めるとそうでもなくなってきた。
海老天を食べ、かき揚げも食べた。揚げたてではないがふわっとしてた。
千切りナルトと沢山のワカメはそばと一緒に口にしておいしい。きゅうりも悪くなかった。
トマトとキャベツはそばと共に口にしたことがなかったので、若干の違和感が…でも他の人は「野菜多めで」と注文してる人もいて、好き好きかな?
セットの小カレーはこれが小?って感じで、隣の冷やしそばと比べても見劣りしないサイズ。多分普通のカレーライスはだいぶ大盛りなんだろう。
このカレー、鰹と昆布の和の出汁が効いていて滑らかな食感で美味しかった。玉ねぎ、人参、じゃがいもも入って、赤い福神漬けも添えられてた。
そば屋のカレーの最上級?に近い気がした。のは俺が単なるカレー好きだからか?
そばとカレーとビールでお腹いっぱいになった。
念願の月見冷やし中華は来夏の宿題になってしまった。
ご馳走様、また来ます(^.^)