店名 |
Doragon(Doragon)
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類型 | 越南料理、拉麵 |
預約・查詢 |
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可供預訂 |
可以預訂 |
地址 |
埼玉県川口市西川口3-32-9 メゾン里山東側 |
交通方式 |
距离西川口 415 米 |
營業時間 |
營業時間和假日可能會發生變化,因此請在用餐前諮詢餐廳。 |
預算 |
~¥999 ~¥999 |
預算(評價匯總) |
~¥999
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付款方式 |
可使用卡 可使用電子錢 |
座位數 |
10 Seats |
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個人包廂 |
不可能 |
包場 |
可能的 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
不可能 |
此時建議 |
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開店日 |
2020.12.25 |
西川口も駅からちょっと離れると異国情緒はなりを潜め、日本中どこにでもありそうな閑静な住宅街が広がる。そんな中にポツンとラーメンの幟、どこか変だなと思った違和感の正体は幟にそぐわない非中華圏な店名。
それでも知らずに町中華と思って飛び込むとびっくりさせられる。こちら、現地の若きご夫婦が営むベトナム料理店。こんなとこに店があるなんて地元の人にも知られてないのか、先客も後客もなし。
ベトナムで麺類というとフォーしか存じ上げないが、こちらブンチャーという初耳にして珍味を求めてやってきた次第。日本ではまだ馴染みがないだけでベトナムでは定番中の定番とのこと。フォーが最初からスープに浸かっているぶっかけなのに対し、ブンチャーは麺とスープが別個に出てくるつけ麺なのね。生地を伸ばして蒸すフォーに対し、ところてんのように型に入れて押し出し沸いた湯の中に投入するブンチャーは製法も異なるから食感も違う。
奥で遊ぶ子供をご主人に任せ、厨房に立つ奥様からブンチャーの食べ方についてレクチャーを受ける。つけ汁に麺とともに付け合わせの野菜を一緒に投入していただくとのこと。別途小皿に添付のにんにくと鷹の爪の薬味はお好みで。
スープをひとくち飲んでみると、これがめっぽう甘い。暑い国に特有の、甘いか辛いかに思い切り振り切った味付け。しかもかすかにナンプラーかニョクマムのような魚醤を感じる。そこに網で炙った牛肉が入って焦げの苦味がプラスされる。これだけだと少々きついかもしれないレベル。でも野菜と茹で置きしてくっついたそうめんみたいな麺を一緒くたにして啜ると、これが徐々にクセになってくる不思議。。。
甘さに飽きて薬味の鷹の爪をドバッと投入してみたんだけど、これが後からじわじわくる辛さで食後数時間ヒリヒリしたのは言うまでもなく。ブンチャーはもともと酸味と胡椒のきいた古都ハノイの名物らしいけど、この店はホーチミン風らしく甘めな味付けなんだとか。
まだまだ世の中には知らないものがたくさんある。なにも美味しいものだけを選りすぐって食べ歩くのだけが能じゃない。たまにこういう珍味との出会いもまた楽しいし、これだから食べ歩きはやめられない。