店名 |
Soba Akitsu(Soba Akitsu)
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類型 | 蕎麥麵 |
預約・查詢 |
048-593-3375 |
可供預訂 |
可以預訂 |
地址 |
埼玉県北本市高尾6-248 |
交通方式 |
高崎線北本駅西口から約3㌔・公共交通機関無し 距离北本 2,504 米 |
營業時間 | |
預算(評價匯總) |
¥1,000~¥1,999
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付款方式 |
可使用卡 (JCB、AMEX) 无使用電子錢 可使用二维码支付 |
座位數 |
16 Seats |
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個人包廂 |
可能的 |
包場 |
不可能 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
可能的 |
空間、設備 |
平靜的空間,座位寬敞,有日式包廂 |
酒水 |
有日本清酒,有燒酒 |
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此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
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位置 |
風景優美,家庭式餐廳 |
網站 | |
備註 |
晴れた日には秩父の山並みと富士山が望めます。 |
春は、揚げもの。
ちょっと苦みの効いた山菜や木の芽の柔らかいとこなんかを
ぴちぴちとした油でからりと揚げるのが、良い。
そこに打ちたての蕎麦と、辛みの効いた汁なんかあったらもう、言うことはない。
揚げ物と妄想が好きな令和の世の小納言は、そんな妄想を思い描きつつ春の訪れ待ちわびていた。
そんなある日、馴染の公達から
北本に天婦羅が旨い蕎麦屋が庵を結んでいると聴き、
遠江の国より取り寄せた牛車に乗り込み、北本へ桜狩へ出かけることにした。
昔ながらの民家を抜けて
畑の中の川の畔、あまり目立たない様子で佇む店を見つけた。
蕎麦打ち小屋を通り過ぎ、門を潜る。
開店したばかりの正午前にも関わらず、待ちの客は既に数組・・・しばらく店先で待つ。
その間、庭を歩いてみる・・・枝垂桜のはち切れんばかりの蕾の向こう側に若い鶯の声。
明るい日差しと・・・ふっくらと湿った土と木々の香り。春の入り口に立っているのを確かに感じる。
やがて、店内に通してもらう。
幸運にも庭の見渡せる、特等席。
春霞の時期なので叶わなかったけれど空気が澄んでいると庭の向こうには富士山が見えるのだそう。
香ばしい蕎麦茶、天婦羅のついた笊をお願い。
先ずは天婦羅。
気持ち厚めの衣、でも味わいは決して重さを感じることなくふわっと軽やか。
歯触りのよい海老、じゅーっとした椎茸、
ほんのり甘いアスパラに、とろっとしたプチトマト。
みんな幸せそうに揚げあがっている。
中でも透明感のある見た目も嬉しかったのが薩摩芋の天婦羅・・・これはもう、極上のデザートとしていただいた。
蕎麦は繊細でほんのり甘く、辛めの汁にくぐらせるとバランスがとても良かった。
辛さの際立つ汁の感じは駿河の国の宮本さんのに近いように思った。
庭を眺めつつもう少し長居したい気持ちを抑えて
待ち客の間を抜けてご馳走様をして・・・早咲きの桜を求めて店外へ。
ソメイヨシノの開花は未だもう少しだけど
様々な桜が春が来ていることを全身で教えてくれる様子に見とれてしまった。
春は、揚げもの。
そして、お蕎麦も。
あ、鶯が鳴いてる。