塩あんびんを知ってるかい?
埼玉県久喜市鷲宮(わしみや)。
昔、元祖アニヲタさん達が巡礼に訪れたという鷲宮神社の門前にある、島田菓子舗さん。
串のお団子も草餅も大福餅も、そして埼玉北部に息づく、不思議な不思議な「塩あんびん」も、リーズナブルに売っておられます。
この塩あんびん、お茶請けに、と言いたいところだけれど、ちょっとそういう味わいでは無いかもしれませんね。
好きな人は大好き、嫌いな人はあまり見たくない。
そんな餅菓子です。
島田さんの塩あんびんのお餅は、とにかく餅米だけで搗く、お餅そのもの。
普通の大福餅と違って砂糖は一切入っていませんから、まさに餅米の味しかしません。
中の餡子はと言うと、塩で練った小豆のあんこ。
此方にも砂糖が一切入っていません。
だから、お米と小豆と塩の味が一騎打ち!
大好きな私に言わせると、素材そのものの味は実にクセになる。
何とも贅沢な、素晴らしい食べ物だと思うのだけれど。
とにかく、食べたことのない人は、一度でいいから食べてみてくださいね。
もっちりでっかい!塩あんびん 180円
個包装は、乾燥防止の心遣いと思われます。経時硬化はちゃんと進みました。
ずらりと並んだ餅菓子はどれもお求めやすいです
砂糖は全く使っていません。小豆本来の味がすばらしい。
塩と小豆だけのあんこです
塩あんびんと草餅 大きさが違う!
草餅 100円
草餅、中身がこんにちは
草餅は甘い餡子です。
草餅、餡団子
お団子も上新粉だけで作る本物ですよ!
みたらし 60円
餡団子 60円/本
これも、夜にはちゃんと硬くなりました。ホンモノです。
加須、不動岡にある清見屋さんの五家宝を取り扱っています。
おせんべいも
アニヲタさんの聖地、鷲宮神社のすぐ近くです。
砂糖を全く使わない「塩あんびん」、赤飯で漉し餡饅頭を包む「いが饅頭」・・
埼玉・鷲宮。
今はお隣の久喜(くき)市に併合されましたが、旧鷲宮町の町名は「わしみや」。
でも、東武伊勢崎線の駅名は「わしのみや」と読みます。
ちなみに、この街の鷲宮神社が聖地となっているアニメは「らき★すた」ですね。
駅から少し歩いたところにある旧市街地は、昔ながらの埼玉らしい田舎街の雰囲気たっぷり。
言わずと知れた、鷲宮神社の門前町です。
街並みの中ほどに立派なお店を構える「島田菓子舗」さん。
お店の前に置かれた自販機には、街おこしの「らき★すた」ポスターが今も貼り出されています。
此処に立ち寄ったのは、埼玉北東部の銘菓をあらためて探訪してみようと思ったから。
昔ながらのガラスケースには、ご自慢の餅菓子、生菓子がずらり。
おかみは、「うちの塩あんびんは大きくて安いよ。久喜のお菓子屋さんなんか、ずっと小さくて200円なんだから・・」と。
まずは、その「塩あんびん」(180円)を。
大福餅のことを「あんびん餅」と呼ぶのは、なにも埼玉北部だけのことではありません。
たとえば山形なんか、置賜でも村山でも、餅菓子屋さんでは「あんびん餅」と称する大福餅が大人気ですから。
だから、塩あんびんの「あんびん」というのは、なにも久喜や加須だけの特殊な言葉じゃありません。
でも、此処のご当地で言う塩あんびん、とにかく砂糖を全く使わない「塩味」だというから、その点、ちょっと奇特なのかも。
直ぐ食べてみたいというと、バンジュウに並んでいるところから取り出し、ビニール袋に入れて手渡されます。
ゴロン!とかなり大き目で、ひとつ180円は、大きさに比べて確かに割安感がありますね。
齧ってみると、しっかり搗かれた密度感ある餅で、餅にも粒餡にも、砂糖の甘さはゼロ!
塩分もほどほどで、もち米そのものの味、小豆そのものの味を引き立ててくれます。
ただ、普通の大福の甘さを身がまえていると、相当に違和感ある味覚が現出しますから、その点、慣れが必要なのかも。
「本当に全然甘くないんだね・・」とおかみに振ると、「このあたりじゃ、砂糖をつけたり蜜をつけたり、あるいはお醤油を塗って焼いたり、いろいろなんだよ」と。
なるほど、本当に、お正月のお餅感覚なのです。
それからもう一つ、ご当地の銘菓として知られる「いが饅頭」を。
これは、「埼玉の不思議な食べ物」としてメディアで紹介される機会もあるから、最近でこそ知られるようになりましたが・・
鴻巣北部の、旧川里村エリアが発祥らしく、羽生、行田、加須、それにこの久喜周辺あたりまでが「分布域」と言えそうです。
ベースになるのは、濾し餡をしっとりした皮に包んだ、ごく普通の饅頭、要は温泉まんじゅうの饅頭です。
これをさらに、粒立ちの良い赤飯に包む、という一風変わった出で立ち。
でも、正直、食べてみると何ということはないんです。
饅頭と赤飯を一緒に食べれば、当然こういう味になります。
身も蓋もないなぁ・・・
人一倍、ご当地への愛情はありますので、なにとぞご容赦のほど。
店名 |
Shimada Kashiho
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類型 | 日式點心 |
預約・查詢 |
0480-58-0067 |
可供預訂 | |
地址 |
埼玉県久喜市鷲宮2-10-15 |
交通方式 |
鷲宮駅下車 距离鷲宮 552 米 |
營業時間 |
營業時間和假日可能會發生變化,因此請在用餐前諮詢餐廳。 |
預算(評價匯總) |
~¥999
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付款方式 |
无使用卡 |
個人包廂 |
不可能 |
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禁煙・吸煙 |
− |
此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
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服務 |
提供外帶服務 |
網站 |
http://www.saitama-j.or.jp/syougyou/genki/shop/e4037_wkashi.html |
備註 |
テイクアウトのみ |
砂糖を一切使わない小豆の塩餡を、これまた甘味のない搗きたてのお餅そのもので包むのが、埼玉県北東部で愛される「塩あんびん」という餅菓子。
全く甘くない大福餅の何処が菓子なんだ?とか、不味いから二度と食いたくない!とまで。
あまりにあまりな罵詈雑言!
でもね、徹底的に塩あんびんを悪く言った人に、2回、3回と押し付けがましく食べさせてみたら、いつの間にか熱狂的ファンになってしまったなんてことも。
そんな不思議な食べ物、塩あんびん。
一転してこれに魅了されてしまった人の言い分を含めて評すると、まず塩で炊いた小豆餡そのものの、豆の深い味わい。
十勝の小豆を惜しみなく使っているのですが、甘い餡子ではわからなかった、実に滋味深い風味が素晴らしい。
それに何より餅そのものの食感も、変に緩くなくて、餅らしい歯切れの良い、素直な伸び方。
米の香り、小豆の味わい、これが口の中で渾然一体となる素晴らしい味わいなのですね。
是非一度ならずともご賞味あれ。