店名 |
Ko tora(Ko tora)
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類型 | 大阪燒 |
預約・查詢 |
0748-72-5977 |
可供預訂 |
可以預訂
30名程度まで |
地址 |
滋賀県湖南市中央1-12 |
交通方式 |
名神高速栗東ICから車で15分。名神高速竜王ICから車で15分。 距离甲西 482 米 |
營業時間 |
營業時間和假日可能會發生變化,因此請在用餐前諮詢餐廳。 |
預算(評價匯總) |
¥1,000~¥1,999
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付款方式 |
可使用卡 (JCB、AMEX、Diners) |
個人包廂 |
可能的 可容納2人、可容納4人 |
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禁煙・吸煙 |
抽煙與禁煙分區 有關被動吸煙對策的法律(修訂健康促進法)自 2020 年 4 月 1 日起施行,可能與最新資訊有所不同,請在光臨餐廳前確認。 |
停車場 |
可能的 |
空間、設備 |
有日式包廂 |
此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
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服務 |
提供外帶服務 |
關於兒童 |
接待兒童 |
網站 |
お好み焼屋さん「鼓寅」は、甲西駅から徒歩9分。
夜、一人で暖簾をくぐった。
愛想よしの中年男性ご主人がてきぱきと迎え入れてくださった。
個室の座敷へ通された。草臥れ感は否めない座敷だが、なんといっても個室だから、とても居心地がいい。くつろげる。また、草臥れ感があるといっても、そこに味がなくもない。昭和12年創業の東京・浅草のお好み焼店「染太郎」だって、作家の高見順が少々の安普請もむしろ風情として味わってもらおうと「風流お好み焼 染太郎」と枕詞を付け加えたのは有名な話。
胡坐をかき、暢気に「瓶ビール(ヱビス中瓶)」(630円)で喉を潤す。
「焼きそば」(770円)をいただいた。調理は厨房で行われ、客室の鉄板へ提供された。
中華麺、キャベツ、もやし、にんじん、豚肉といったものがソースを絡めて炒められている。魚粉や青海苔が振りかけられている。紅生姜が添えられている。
このそばがたいへんおいしかった。北海道産小麦を使用した自家製生麺とのこと。ゴワゴワせずくったり柔らかく仕上げながら、ひじょうに弾きが強くモチモチとした噛み応えが快い。麺そのものの味もよく、濃厚な味付けを追加したくもならないという逸品だった。この麺にはホルモンが合いそうな気がした。もしこの麺で鳥取流のホルモン焼そば(ホルソバ)のようなものができれば、それもぜひ味わってみたい。
お品書きを眺めていて、お好み焼にたくあんを入れるオプションが用意されていることに気付いた。お好み焼にたくあんを入れるのは、浜松、京都、熊本に例が多い。こちらのようにその三都市以外の地ではけっこうユニークに感じられ、「豚玉」(790円)+「たくあん」(50円)を注文した。
客室の鉄板で自分で焼くことにした。
すべての材料が盛り込まれたステンレスカップが出された。容量は大きいほうだろう。
カップの中身は、生地、キャベツ、玉子、天かす、豚肉、紅生姜、ネギ、豚肉、たくあん、などというようなものが視認できた。キャベツはけっこう細かい切り方で、量がたっぷり。カップの大半を占めている。ネギはほんの少量。たくあんは割箸くらいの太さに刻まれたもの。客席に用意されていたかつおぶしを少し加えてみた。
ザッと掻き混ぜて鉄板へ落とし、厚めの円盤状に整え、180度の回旋、上下の反転、もう一度180度の回旋、といった手を加え、17分間くらい焼いた。厚い大柄なお好み焼なので長めの焼き時間としてみた。
もう一度上下を反転させて正位に戻し、上面の右半分に甘口ソース、左半分に辛口ソースと塗り分け、青海苔を振り、少量のかつおぶしを載せて完成とした。
厚く大柄でボリュームがあるが、キャベツの割合が多くてふんわり軽やかで、粉の鈍重さや過剰な脂っこさがなく、すいすい食べ進むことができた。口の中でのホックリ感とほぐれの良さ、粉や玉子の甘みを帯びた香気、おそらく出汁由来と想像される旨みもよかった。
ソースは、オタフクソースをベースにお店独自のアレンジを加えていると謳われている。甘口のほうは、おそらくデーツ由来と想像される甘くフルーティな、なるほどと頷ける味わい。色調は茶色い。辛口のほうは、黒々としていて、甘み少なめ、辛めのドライな味わい。オタフクソースの関与割合を甘口よりもだいぶ低く調整されているのか、あるいはオタフクソースをベースにしているというのは甘口についてのみの話なのだろうか。甘口と辛口の味の違いははっきりしているが、お好み焼との相性という点ではどちらも難はなく、それぞれおいしい。
そして、たくあん。大根は加熱によって柔らかくなってお好み焼の中での食感がはっきりしなくなることもあるものだが、このたびのこちらではけっこうポリポリとした歯触りがはっきり残っていて、存在感があった。味は、熱によってやや甘みを帯びつつ、たくあんならではのしょっぱさと酸味とが、ところどころ、まだらに感じられて楽しかった。定番の紅生姜の刺激がどころどころでアクセントをつけてくれているところに、更にたくあんによるアクセントが加わって、ボリュームのあるお好み焼ながら退屈に感じない。また、たくあんは、唾液の分泌を促してくれてでもいるのか、お好み焼をますます快調にいただくことができた。