呑んだ暮れ日記　滋賀東近江　ヒトミワイナリー編　～工場見学に参加しました！～ : Hitomi Wainari

この日は気心が知れた呑んだ暮れ仲間と月例の集まり

今回は､大阪や神戸では無く滋賀県へ遠征です

６名総掛かりの電話攻勢で､何とか予約が取れた人気の鶏肉料理店『じどり 穏座』

折角の滋賀遠征なので､昼間の時間帯を有効活用して､気になるワイナリーへ行って見る事にしました！

『ヒトミワイナリー』

１１月は､ワイナリーの工場見学ができるイベント期間中

｢秋の関西 １デイパス｣のＪＲ線１日乗り放題を利用して､先ずは近江八幡へ向かいました！


●日本産生葡萄を１００％使った｢にごりワイン｣専門のワイナリー

　ワイナリーは､滋賀県東近江市の紅葉で有名な､１３６１年創建の永源寺近くに在ります
　車の場合は､名神高速道路八日市ICより国道４２１号線を三重県方面へ１０分程度
　公共交通機関の場合は､ＪＲ東海道線 近江八幡駅で近江鉄道に乗換て八日市駅で下車
　近江鉄道バス｢永源寺車庫行き｣で山上口バス停で下車で､近江八幡駅から所用１時間以上掛かります
　八日市駅からのバスの本数が少ないので､タクシーを利用すると４０００円弱かかります

　ヒトミワイナリーは､アパレルメーカーの社長だった図師禮三氏が創設者
　図師氏が還暦を機に大好きなワインを自ら作りたいと思い立ち
　全くのゼロからのスタートで自家農園の葡萄畑やワイナリーまで作ってしまったのが始まりです
　３年間の試験醸造期間を終えて､１９９１年にヒトミワイナリーが正式オープンしました
　
　にごりワイン
　　日本産の生ぶどうを１００％使用した｢日本ワイン(NIPPON WINE)｣
　　ヒトミワイナリーでは､全国的にも珍しい､ろ過しないスタイルの｢にごりワイン｣を作っており
　　日本で唯一のにごりワイン専門のワイナリーと云われています
　　
　　発酵過程の中で出てくる｢もろみ｣は､通常のワインではろ過して透明な状態になります
　　にごりワインのスタイルでは､｢もろみ｣を取り除かずにそのまま瓶詰めをします
　　｢もろみ｣で濁っているので､その見た目からにごりワインと呼ばれています
　　にごりワインの特徴は見た目だけでは無く､｢もろみ｣には甘さが残っており
　　アルコール感を少なくしてくれるという効果もあります
　　また､普通のワインに比べると果実繊維や酵母が多く残っているので
　　ミネラルや食物繊維が豊富だと云われています

　普段は窓越しに工場見学ができますが､春と秋に工場内へ立ち入る事ができる
　｢工場見学ミニツアー｣が実施され､実際醸造に携わるスタッフに案内してもらう事ができます


●ワインは全て試飲する事ができます

　｢ヒトミワイナリーの楽しみ方」
　・にごりワインを楽しむ
　　全てのワインの試飲が無料！
　・パンと喫茶を楽しむ
　　自家製のパンをグラスワインやコーヒーとご一緒に
　　お召し上がりできます
　・美術館を楽しむ
　　イギリス人陶芸家バーナード･リーチの作品を主体に
　　展示しています
　　
工場見学ミニツアーで､除梗破砕機や搾汁機､充填機の器具や発酵熟成室を実際に見学し
発酵前の搾りたてのぶどうジュースをタンクから注いで試飲させて戴きました
この見学ツアーは興味のある方には中々愉しめると思います

見学ツアー後は､この日のメインイベントの試飲
館内奥左手のカウンターであれこれ説明を聞きながら
２０銘柄以上のワインを無料で試飲する事ができるんです

この日試飲したワインは・・・
　■Rurale Type a 2014 白　山形県産シャルドネ＆デラウェア(50：50)
　　瓶内熟成を経て､キレのある味わいを追求した瓶内二次発酵ワイン
　■Rurale Type UB 2014 白　国産デラウエア
　　かなり酸っぱい瓶内二次発酵辛口
　■Respect Growers Cuvee Ohno 2017 白　山形県産デラウエア
　　葡萄本来の香りと旨味を生かした、田舎式微発泡ワイン

　■Orange Conc.2015 オレンジ　国産デラウェア&シャルドネ
　　白葡萄を醸し仕込み(果皮を漬け込みながら発酵)することでつくられるオレンジワイン
　■Dela Orange 2016 オレンジ　山形県デラウエア
　　糖度の高いとてもきれいなブドウを契約農家の方につくっていただいたので
　　ブドウそのものを最大限表現したいというコンセプトで出来上がったワイン
　※オレンジワイン
　　白葡萄を原料に果汁と種皮をしばらく漬込む『醸し』という製法で造られたワインのことです
　　色素が抽出され､オレンジ色のような色調になる事からオレンジワインと呼ばれています

　■KireKireKire 2015 白　国産デラウェア
　　強酸辛口
　　青リンゴを思わせるキレのある酸と広がる旨味のバランスをお楽しみ下さい
　■Kire Dela 2016 白　山形県産デラウェア
　　高Alc.コク辛口 アルコール度数16％
　　ヒトミワイナリーオリジナルの製法で仕込んだワイン
　■DeLa SouL 2016 白　山形県産デラウェア
　　ミディアムボディ辛口
　　甘味だけでなく､酸味とのバランスで引き締まった
　　デラウエアの食中酒としての可能性を追求したワイン
　■Doux Blanc 2016 白　国産ナイアガラ､デラウェア
　　柔らかな甘口
　　スイスイ飲める甘口ワインに丁寧に仕上げ､甘過ぎず､柔らかな口当たりが特徴的
　　ジュースのような飲み口のワイン

　■ShindoFuni Imajo Nobata 2015 赤　滋賀県産ベリーA
　　ミディアムボディ辛口
　　長浜市にある今荘葡萄園で栽培して頂いているマスカットベリーAを使用
　　10ヶ月のオーク熟成によって表現されるベリー香とトースティなフレンチオーク樽との融合
　■Kafka Rouge 2014 赤　滋賀県産ぶどう(メルロー､ピノノワール､シラー)
　　柔らかい辛口
　　自家農園産のメルローを主体とし、ピノノワール、シラーをブレンドしたワイン
　　土､漢方のような香りから柔らかいタンニンを楽しんでいただければ幸いです

　■Primeur Rose 2017 ロゼ　山形県産デラウェア&滋賀県産マスカットベリーA
　　ほんのり甘口　
　　ぶどうを食べた時のフレッシュな果実感と自然な甘味を感じられる甘口ワイン

　泡３銘柄､オレンジ２銘柄､白４銘柄､赤２銘柄､ロゼ１銘柄の計１２銘柄を試飲しました
　流石に少しずつとは云えほろ酔い気分で､本格的に呑みたくなりましたが我慢
　　■Rurale Type UB 2014 白×２
　　■DeLa SouL 2016 白
　　■Cuvee Ohno 2017 白
　　■Primeur Rose 2017 ロゼ
　　■Kire Dela 2016 白
　　■KireKireKire 2015 白
　計６銘柄７本を買って､内５本を宅配便で発送しました
　後の２本の内の１本は､帰りの近江鉄道の車中で空になっちゃいましたｗ


●最後に
　とにかく､ホスピタリティに溢れたワイナリーでした
　若いスタッフが多いのですが､自社のワインを知って貰おうと一生懸命
　遠路遥々､ＪＲや近江鉄道､タクシーを乗り継いで訪れましたが
　そんな道中を苦にする事なく､愉しく満足な遠足気分を満喫する事ができました！

　それにしてもよく呑んだよなぁ
　いや､試飲したよなぁ・・・
　お世話になりました！