室内楽の楽しみ
大阪の老舗フレンチから転身、奥様の郷里、島根で創業されたという中西シェフ。タイミング的には開店早々、コロナ禍となったのではなかったでしょうか?おいしいよ!っていう噂を耳にしてたので、コロナ禍の苦戦をなんとか生き延びてほしいと願って(べつに私が行ったからって何にもならないんですけど…)伺いました。私のメインダイニングであるレストランHとは、少し趣の異なるフレンチです。Hが交響曲だとすると、こちらはそう、室内楽の楽しみ。一皿が非常にすっきりと整理されており、安定した「和音」が心地よいボリュームで楽しめる…そんなお料理です。素材の下処理は非常に丁寧にされており、シンプルなだけに腕とセンスの良さがよくわかります。味付けも控え目で、シェフの考えがストレートに伝わってくるよう計算されていると思います。山陰の豊かな食の素材を、シンフォニーのように組み立てるお店がある一方、室内楽のように奏でるお店がある……それはとても贅沢な話です。お店の数じゃ都会に敵わないけれど、クオリティという点で、このアドアステラが松江の味世界に加わったことは、私にとって大きな喜びです。これからもご健闘をお祈りします。
店名 |
Ad.astera(Ad.astera)
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類型 | 法式 |
預約・查詢 |
0852-78-2120 |
可供預訂 |
僅限預約 |
地址 |
島根県松江市淞北台4-5 |
交通方式 |
距离松江宍道湖溫泉 2,313 米 |
營業時間 |
營業時間和假日可能會發生變化,因此請在用餐前諮詢餐廳。 |
預算 |
¥6,000~¥7,999 ¥4,000~¥4,999 |
預算(評價匯總) |
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付款方式 |
可使用卡 (AMEX) 可使用電子錢 |
座位數 |
20 Seats |
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個人包廂 |
不可能 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
可能的 |
此時建議 |
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位置 |
神秘不為人知的餐廳 |
網站 |
この地域の食材を中心に、この季節ならではの贅沢なひととき。主の食材(魚貝と季節の野菜)に、いつもながら素材の味を引き出すことだけに専念したソースを少しだけ纏わせ、飽きのこない室内楽を心ゆくまで楽しみました。雲丹×えんどう豆、鮎×胡瓜、白烏賊×とうもろこし、穴子×米茄子など、いずれも考え抜かれた協奏しかし今回、もっとも素直にその素材力に感心したのはヤイトガツオ(スマ)でしたね。全身がトロと言われるスマを味わうチャンスはなかなかないのですが、信じられない味わい。そこへキャビアと河内晩柑のソースかぁ!と感心しきり。あぁ、お肉系を褒め損なってますけど、ここんとこお高くてなかなかしっかりとは味わえない上等のフォアグラをしっかり、それに石見銀山和牛のハラミを堪能しました。幸せなひとときでした(メニューはスペシャリテでした)。