店名 |
Kuroda Sennen Dou
|
---|---|
類型 | 日式點心 |
預約・查詢 |
0854-22-2560 |
可供預訂 |
可以預訂
電話や店舗HPにて予約可能。 |
地址 |
島根県安来市清水町110-1 |
交通方式 |
●安来市広域生活バス(イエローバス) 距离安來 2,792 米 |
營業時間 |
營業時間和假日可能會發生變化,因此請在用餐前諮詢餐廳。 |
預算 |
~¥999 |
預算(評價匯總) |
~¥999
|
付款方式 |
无使用卡 |
個人包廂 |
不可能 |
---|---|
包場 |
不可能 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
可能的 店舗左手に数台分あり |
此時建議 |
|
---|---|
服務 |
提供外帶服務 |
網站 | |
備註 |
店舗はテイクアウトのみ、 |
[2017年訪問]
安来市にある「瑞光山清水寺」。
山陰の観音信仰の霊場として有名で、厄払いの祈祷を受ける参拝者が途切れることがありません。
その寺のふもとには、清水寺から製法を教わり作り始めた…と伝えられる「清水羊羹」の製造元が数軒ほどあります。
こちら「黒田千年堂」の他には
「西村堂」
「遠藤瑞泉堂」
「深田豊隆堂」
など、店名からしてそれぞれ創業からの長い歴史を持つ店なのだと感じられます。
製造した羊羹の多くは、清水寺境内にある売店や道の駅、地元のスーパー等で手軽に買えます。
今回は遠方に住む親戚が送って欲しいと頼んできたため、まとめて発送してもらうために直接お店を訪ねました。
製造元へ直接買いに来る人は少ないためか、工房横の小さな店先はガラスケースに箱入の羊羹が並ぶ、ごく簡素なつくりです。
頼まれ物に加えて、自宅用にも少し買いましたよ。
●ひとくち清水羊羹(7個入り)
紙箱から竹の皮模様の小袋を取り出します。
袋を開くとつややかな羊羹が顔を出しました。
原料は砂糖(国内製造)、小豆、水飴、寒天、と極めてシンプルな練り羊羹です。
しっかりした甘さながらしつこすぎない絶妙なバランス。
口あたりはややねっとりしています。
都会の有名どころの羊羹ともまた少し違う味わい。
甘くともくどさはギリギリないように感じます。
今どきの甘さあっさりスイーツに慣れた舌には逆に新鮮な感覚かもしれません。
素朴でシンプルな味わいなので、薄茶や渋めの煎茶はもちろん、濃いコーヒーにもよく合うでしょう。
呑める方ならお酒のアテにされるとか。
もちろん昔ながらの一本の棹物もあります。
個包装だと手軽に食べられて便利なため、近頃はこの一口タイプを買うようになりました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ここらで、
ちょっとした昔話を。
木工細工の職人だった祖父は、朝10時と午後3時には必ず仕事の手を止め、みずから一人で薄茶を点てて飲むのが毎日の習慣でした。
たまに仕事仲間の職人さんや仕事の依頼者が来ると、一緒に薄茶を飲みながら話をしていて。
その際のお茶菓子としてしばしば登場していたのがこの清水羊羹でありました。
子供のおやつに羊羹など出るハズは無くて。
それでも一服している祖父のところへ行くと、たまに祖母にナイショで少しだけ食べさせてくれました。
当時の羊羹は昔ながらの製法で、本物の竹の皮に包まれていました。
さらに細長い竿一本の両端の部分だけに糖分が結晶化して固まり、白くカリカリになっているのです。
そこの部分がとりわけ美味しく感じられ、いつも端っこの切れ端を祖父にねだったものでした。
(現在は製造方法が一部変わったため、残念ながらこのカリカリができなくなりました 涙)
あれからずいぶん年月が過ぎ…
薄茶を自ら点てる祖父の姿はもうありませんが、
時々あのお茶の時間を思い出しながらコーヒー片手に羊羹をいただいています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
近ごろ羊羹は再び脚光を浴びているようですね。
チョコレート同様に、登山の携行食として人気なのだとか。
食べやすい「ひとくち羊羹」の登場で、昔よりぐんと身近な存在となったのかもしれません。
「道の駅あらエッサ」では、製造元各社の羊羹を詰め合わせた食べ比べセットもあるようで、それもまた楽しそうです。
ところで、
電話で頼んできた親戚といったら…
「ひとくち羊羹」60個(1番大きな箱入り)を3箱、
計180個を送って〜だって。
どんだけーーーー!!(←IKKOさん風に)
大きな段ボール箱にビッチリと詰めて、宅配便で発送していただきました。