佳雲の安定してハイクオリティな和食を楽しむ@出雲大社前
2023年5月某日の20時過ぎに宿泊先である「いにしえの宿 佳雲」内の「天雅」を訪ねた。
半個室席に案内されてテーブルに2人で座る。
「アサヒ スーパードライ」と「ウーロン茶」の瓶がサービスで提供される。ビールをコップに注いでから喉を潤す。
食前酒:食前酒、先付け、前菜が一緒にやって来る。食前酒はワインカクテルとのこと。フルーツの風味をほんのり感じるカクテルを飲みながら食事をつまむ。
先付け:しらすが乗った胡麻豆腐、水菜とエノキのお浸し。アッサリとして上品な味わいの先付けをおかずにビールと食前酒を飲む。今日も美味しい和食が味わえる予感がする。
前菜:おくらとろろの入ったもずく、甘鯛おから巻き、鴨ロース、碓井豆カステラ、栗麩田楽、蛸やわらか煮が盛り込まれた前菜。ミョウガが添えられて程好いアクセントになっている。違った味の料理が少しずつつまめるのが嬉しい。ついついビールがすすんでしまう。鴨ロースを噛み締めながら幸せを感じる。蛸やわらか煮はありがたいつまみ。
お椀:緑色のうすい豆すり流しにあられのアクセントが効いたお椀。竹の子真丈の上に海老芝煮が乗っているが、すり流しと合わせて食べると良い感じ。上品な味わいのお椀を満喫する。
お造り:氷の器に盛り込まれたお造りは、牡丹海老、赤貝、鯵、中トロ、ばい貝、サーモン。貝が2種というのは嬉しい。赤貝とばい貝の食感を楽しむ喜びがそこにある。中トロもマグロの美味しさを感じる良い刺身。ビールから熱燗「出雲富士 手づくり純米酒(一合)」¥880に切りかけて楽しむ。刺身と日本酒の組み合わせを堪能する。
台の物:黒毛和牛、じゃがいも、ズッキーニ、椎茸を石焼きで楽しむ台の物。おろしポン酢、塩、味噌ダレで味わう。しまね和牛ではないようだが、霜降りの柔らかい和牛の脂を楽しむ。塩、味噌ダレで食べるのが良い。野菜も良い感じで、ズッキーニと和牛の組み合わせが好み。
くえ煮付:この日の煮物として提供されたのはくえ煮付。赤こんにゃく、焼豆腐が添えられて食べ応えのある一品。程好く煮汁が染みて味わい深いくえ煮付。爽やかな甘みが心地好い。熱燗を飲みつつ煮付を食べると日本料理の良さをしみじみと感じる。
眼張蕗味噌焼き:「心ばかり」のおかず5品の中から料理を追加出来るとのことでリクエストした「眼張蕗味噌焼き」。若干硬めの淡白なメバルに蕗味噌を合わせて食べる。はじかみと合わせて食べると良い感じ。日本酒のアテとしては嬉しい焼魚。
蛍烏賊黄身酢掛け:こちらも「心ばかり」からチョイスした蛍烏賊。少なめのボリュームが良い。心地好い酸味の黄身酢で食べる蛍烏賊は肝の苦味が美味しい。
揚げ物:揚げ物は蟹、穴子、茄子、青唐、舞茸の天ぷら盛り合わせ。藻塩で食べる天ぷらはちょうど良い塩梅。蟹身の美味しさを感じる嬉しい天ぷら。コース料理の構成が素晴らしいと感じながら、日本酒と共に味わう。野菜の天ぷらの存在もありがたい。
浅利と山菜の釜めし、赤出汁、香物:焦げた部分も香ばしく味わえる浅利と山菜の釜めし。食事の〆に味わうには良い味付け。漬物を合わせつつ、赤出汁の旨味を楽しむ。アッサリした味の浅利と山菜の釜めしは香りと旨味が心地好い。
デザート:食後のデザートにはドラゴンフルーツ、リンゴ、ピスタチオのケーキ、ストロベリーのケーキ、キャラメルアイスと盛り沢山。香ばしいキャラメルアイスは程好い甘みが楽しめる。ケーキと果物もほうじ茶と共に味わいながらまったりする。
ボリューム的には大満足の夕食であった。料理のバリエーションも豊富で終始飽きずに楽しむことが出来た。
風呂に入ってから夜食の「夜鳴きそば」もつい食べてしまった。ハーフサイズの醤油ラーメンはつい食べたくなってしまう。
食事と風呂と部屋の雰囲気に満足出来る「いにしえの宿 佳雲」。出雲大社を参る際には是非利用したい宿である。
佳雲で充実した夕食をまったりと味わう@出雲大社前
2023年5月のとある休日の20時過ぎに宿泊先である「いにしえの宿 佳雲」内の「天雅」を訪ねた。
時間をあらかじめ決めてから利用するシステムで、食事をする場所は半個室のテーブル席になっている。担当の店員さんがテーブルごとに付くというホスピタリティが嬉しい。
予約時のサービスらしく「アサヒ スーパードライ」「ウーロン茶」が付いてくる。なかなか嬉しいドリンク。
料理は和食のコースで提供される。
地伝酒カクテル:果実味のある甘めの酒が食前酒として提供される。アルコール度数はそれほど強くないので飲みやすい一杯。ビールも良いけどカクテルも良い。
土器盛り:前菜盛り合わせとして提供される土器盛り。ぜんまい信田巻き、鰯梅煮、赤魚西京焼き、筍木の芽和え、つの字海老、小肌生寿司など盛り沢山。海の幸と山の幸をバランス良く多種に渡って味わえるのはありがたい。赤魚西京焼きは生姜と共に味わうとリッチな気分にしてくれる。上質な和食を満喫しながらビールとカクテルを飲む。
鯛切飯:所謂「鯛めし」を小ぶりなサイズにまとめてゆかりを振りかけた一品。鯛の旨味としその風味が複雑に絡み合って良い感じ。
蛤土瓶蒸し:蛤のダシを堪能出来る上質な土瓶蒸し。ほんのり塩気を感じるが強くはなく、弱すぎることもない。キノコの旨味もしっかり出ている実に味わい深いダシを満喫して最後に具材を楽しむ。
お造り:烏賊、鰆たたき、蛸、中とろ、甘海老昆布〆、帆立と中々豪華なお造りの盛り合わせ。仕事も素晴らしく甘海老昆布〆は見事な美味しさ。魚の熟成加減、鮮度も良い感じ。鰆たたきの香ばしさも嬉しい。ビールから熱燗「出雲富士 手づくり純米酒(一合)」¥880に切り替えて上質なお造りを堪能した。日本酒の美味しさも相俟って和食コースが益々美味しく感じられる。
黒毛和牛しゃぶしゃぶ:「のどぐろと穴子」「黒毛和牛」のどちらかのしゃぶしゃぶを選ぶスタイルだったので「黒毛和牛」をリクエスト。しまね和牛では無さそうだが、赤味が良い感じで薄さがちょうど良いしゃぶしゃぶ肉。野菜や豆腐がたっぷり入った鍋に肉を潜らせてポン酢で味わう。誰が食べても美味しいと思えるしゃぶしゃぶを満喫する。野菜も良い感じ。程好いタイミングで餅のスライスを投入して楽しむのもなぜか嬉しい。肉の旨味は見事であった。
あさりと新玉ねぎのかき揚げ:「心ばかり」で5種のおかずからチョイス出来る。藻塩で食べるかき揚げは良いサイズ感。玉ねぎの甘みが感じられてあさりの風味もほんのり感じられる。上質なかき揚げを食べながら熱燗を味わう幸せがそこにあった。
白魚の茶碗蒸し:白魚がたっぷり入った茶碗蒸し。日本人なら全員が幸せを感じられる味。優しい茶碗蒸しを食べながら日本酒をしみじみと味わう。
鯛の子旨煮・鰯南蛮漬け:「心ばかり」の追加でリクエストした鯛の子旨煮・鰯南蛮漬け。サイズ的には小さいが、ダシの旨味を吸った鯛の子が実に良い感じ。
しらすと桜海老のちらし寿司、赤出汁:食事にはたっぷりの桜海老が入ったちらし寿司。錦糸卵のマイルドさと海老の風味が実に良い感じ。程好いインパクトがありながらもちゃんと美味しい。地のりの入った赤出汁も味わい深くてちらし寿司と良い組み合わせ。
パンナコッタ、出雲神在:デザートも抜かりない。シャインマスカットが添えられたパンナコッタは甘さ控えめで良い味わい。出雲神在は小豆の美味しさが際立つ一杯。ほうじ茶と共に堪能する。
大満足の和食コースを食べ終わって、館内の大浴場でまったりした後には「佳月」なる夜会処で「夜鳴きそば」という名の醤油ラーメンが無料で食べられる。
胡麻油の風味がほんのり効いたハーフサイズのラーメンは夜食にピッタリ。メンマ、のり、ネギという具材のチョイスも素晴らしい。
素晴らしい夕食だけでなく、夜食まで楽しめる「いにしえの宿 佳雲」。恐るべき出雲の宿である。
店名 |
Keiun(Keiun)
|
---|---|
類型 | 旅館、日本料理 |
預約・查詢 |
0853-53-8877 |
可供預訂 |
可以預訂 |
地址 |
島根県出雲市大社町修理免字本郷1443-1 |
交通方式 |
距离出雲大社前 636 米 |
營業時間 | |
預算(評價匯總) |
¥20,000~¥29,999
|
付款方式 |
可使用卡 可使用電子錢 |
個人包廂 |
可能的 |
---|---|
包場 |
不可能 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
可能的 |
空間、設備 |
有吧檯座位,提供免費無線網路連接 |
酒水 |
有日本清酒 |
---|
此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
---|---|
關於兒童 |
接待兒童 |
網站 | |
開店日 |
2017.5.15 |
2023年5月某日の朝7時過ぎに宿泊先である「いにしえの宿 佳雲」内の「天雅」を訪ねた。
夕食同様、半個室で朝食を食べることが出来る。
最初に飲み物としてほうじ茶、オレンジジュースがやって来る。美味しいオレンジジュースを飲むことで朝から清々しい気分になる。
お盆に箱膳、小鉢、焼物、サラダ、香物、甘味が乗って提供される。そこに煮物がやって来る。
目の前の固形燃料に火を入れて小鍋に入った「鴨つみれと焼豆腐の含め煮」が仕上がるのを待つ。
ご飯、蜆の入った味噌汁も提供され、好みのご飯のお供をチョイスする。5種から選べるとのことで、全種類食べてみることにした。
卓上に豪華な朝食が揃えられて幸せな気分になる。
焼物であるのどぐろ一夜干し、ししゃも、トビウオのすり身であるあご野焼きはアルミを張った石板に乗せてじっくり焼く。
まずは桜海老と山菜のサラダから食べてみる。レンコン、ミニトマトが入って豪華なサラダ。和風ドレッシングをかけて楽しむ。桜海老の風味も心地好い。
小鉢料理はしらすが乗ったキュウリとワカメの酢の物。酸味が控えめで良いおかず。
箱膳にはちょっとずつ良いおかずが盛り込まれている。だし巻き卵の優しい味が体に沁みる。河豚塩辛はご飯に合わせて食べると美味しい珍味。
煮物で提供されるのは烏賊飛龍頭。ダシの旨味が効いた餡がかかって上品な味わう。
出雲の仁多米を使った白ご飯は程好い甘みで実に美味しい。納豆、明太子、ちりめん山椒、海苔佃煮、味噌ダレを白米に乗せながら満喫する。島根らしく蜆の味噌汁は必須。
固形燃料で熱を入れて味わう台の物は「鴨つみれと焼豆腐の含め煮」。小鍋で味わうつみれと豆腐は優しい味。宿の朝食らしさが感じられる良い一品。
焼魚も自分で火を入れつつ食べる。のどぐろ一夜干しは身が少なくて食べ応えが無かった。ししゃもは良い味。
ご飯とたっぷりのおかずを食べ終わった後は、お茶を飲みながらわらび餅とヨーグルトを味わう。豪華な朝食を半個室のテーブル席でまったり楽しめた。
夢見心地にさせてくれる出雲の「いにしえの宿 佳雲」。機会があればまた是非利用したいと思える宿であった。