ナメてましたが…!! : Shihokawa

昭和の薫りが色濃く残る富士宮市西町商店街(ＪＲ身延線、西富士宮駅を下車して真ん前)からだと上に向かって歩いて十分前後。

車だと富士宮Ｂ.Ｐから富士フィルムに向かう道を走って行き、マックスバリュを過ぎてすぐの細い路地でなく、次の広めな一方通行の道を下ってすぐ左手にあるこちら[志ほ川]さん、詫びた昭和の風情のある外観が素敵です！

お店の上段と道を挟んだ対面に数台づつ駐車スペースがあるようです。

扉を開けてお邪魔します。
日曜日のお昼時とあって、外観からは想像のつかないなかなかなお客さんの入り。
カウンターはあるけど料理を厨房から出す用の為、席はありません。

店内は４人掛けの小上がりが４卓、昔ながらの近所のお蕎麦屋さんにありがちな小さくて四角い４人掛けのテーブル席が３〜４卓(だと思いますけど、記憶が曖昧なのですみません。m(__)m)、その各横に小さな衝立を挟んでもう少し小さな２人掛けのテーブル席。

と、間口の狭さのわりになかなかの収容人数。

メニューも豊富で、ファミレス等の“こ洒落た”雰囲気の苦手なお父さんのいらっしゃるご家族も大丈夫です。

セットメニューも何種類もあり、ちょっとお得かと思われます。

お蕎麦屋さんなのに何故かある[ラーメン＆小チャーハンセット]が私のハートを鷲掴みしたのですが、
さすがに一人で初訪問させていただいたお蕎麦屋さんで“モロに中華な感じのセットメニュー”
ってのも気が引けるので、今回は(ちょうど一千円だと思った)
[小ラーメン＆カツ丼セット]を…(苦笑)


[小ラーメン]

◆スープ

豚ガラベースの和風醤油味のスープがケチらず丼にそこそこ入ってます。
後味で“ほんのり”よりは少々強めに効いてるなという感じの生姜の風味、
お蕎麦屋さんだけに、しっかり出汁とってますって感じですね。


◆麺

小ラーメンなのに
『今どきのラーメン屋さんではフツーに一人前として出してる量ぐらいあるんじゃないの…？』
と思うぐらいの量が入ってます。
製麺所で卸しているような一般的な生麺。

中細でやや縮れ麺なんですが、お蕎麦屋さんだけにたっぷりなお湯の中で泳がせた感じでヌメリも全く無く、硬めに茹でられて好食感。

良い仕事されてます。


◆具

やや大きめな海苔一枚、
３㍉厚程度の豚ロース肉チャーシュー一枚(パサパサな感じではなく、柔らかめながらしっかりとした食感。どこかの肉屋さんからとっているんでしょうか…？
(自家製だとしたら、そこそこなシロモノ。)、
ナルト一っぺら、
フツーな感じのシナチク
(甘い味付けではないので、個人的には邪魔な感じはしません。)若干多めな盛り付け。
新鮮な青ネギも多めで嬉しい感じ。


[カツ丼]

しっかり“カエシ”で味付けされた汁で煮込まれた、値段の割に薄っぺらではない豚ロース肉のカツの上には、しっかり火を通した卵でとじてあります。
個人的な好みですが、せっかく蓋付きの丼ですから生に近い状態を蓋をしたまま提供していただきたいかなぁ…
と思うんですけど。

まぁ、このお値段でなかなかな盛りですから文句を言えませんけどね。

また近いうちにお邪魔したいと思います。

美味しかったです。
ご馳走様でした。
m(__)m